SSS 随時更新。
長かったり短かったり。無法地帯。ツッタカターで吐き出したネタとかもブン投げてる。一人称私で喋ってるの多い。ヒロインは名前変換無しでえみり。


 ルフィ/海賊
『おれがオトナになったら!ケッコンしよーな!』
『うんヤクソクだよ!』

子供の頃に交わした約束が頭の中をぐるぐると駆け巡る。明日は結婚式。明日に迫ってきてるというのに、私は体を動かす気力がない。だって、その結婚式、ルフィの隣に立つのは私じゃないから。悔しくて、悲しくてしょうがない。子供の口約束なんて、信用できたものではないとわかっているけど、それでも私はずっとずっと好きだった。あっちだって、私のことが好きだと思ってた。どうしてこうなってしまったんだろうか。

『えみり、おれ、結婚するんだ』
『…へ?』
『昔約束したよな〜、おれとえみり。結婚するって』
『う、うん…』
『わり、できねえや』
『……えっ、と、それは………』

思い出すだけで涙が出てくる。

『だっておめー、エースのこと好きになっちまったじゃねえか』

何も分かってないよ、ルフィ。あんた何にも分かってない。私、エースのこと見たりなんかしてない。好きにだってなってない。ずっとずっと、ルフィのことだけ見てきたのに。どうしてそんなこと言うの。どうしてそんなこと思ったの?

ピロリンと音を立てる携帯には明日ルフィの隣に立つあの娘からのいかにも幸せそうなメールが入っていた。ね、ルフィ。それでキミが幸せなら、私それでもいいや。私の分も幸せになってよね。適当に返信を打ち、私は明日の服を買いに行くために重い腰を上げた。明日は、ルフィの結婚式。
診断のやつ。お題は『幸せになってよ』
2016/01/17

 エース/海賊
アイツはいつも最後まで残ってる。何で残ってるのかは誰も知らない、勿論おれも知らない。教室から人がいなくなるまでぼーっと窓の外を見ている。誰かを待ってるようには思えない。いつもいつも、最後まで残ってるんだ。

教室にいるのが、アイツとおれだけになったとき。ガタンと音を立ててアイツは立ち上がった。チラリとおれを横目に見ては何か言いたげな顔をしている。

「……帰らねェの?」
「帰るよ。エースは?」
「おれも帰る」

そう、とアイツが言えば流れる沈黙。沈黙がどれくらいだったのかはわからない。数秒なのかもしれないし、数分だったのかもしれない。眉をギュッと寄せたアイツがおれの横を通り過ぎたことでおれはハッとした。
ああ、また「一緒に帰るか」と言いそびれてしまった、と。誰もいなくなった教室にポツリと残る自分が何だか虚しくてしょうがなくなったからアイツの後を追うように教室を出た。
診断のやつ。お題は『一緒に帰ろう』
2016/01/17

 エース/海賊
お前は誰だ、と問われたらなんと答えたらいいか分からない。私は××だ、と言ってみても、私が本当に××だという証拠はどこにあるのだろうか。そんなの、誰にも分からない。私だって分からない。そんなの知らない。知らなくたっていいじゃないか。知ってどうする何を得する?

もう疲れたんだ、私は。そう、私。疲れた。

雨がざあざあ降っている。傘なんて差してないからずぶ濡れ。すれ違う人々が私を見る。あの人、傘差してないよって口をぱくぱくさせながら、眉をはの字にして私を見る。

大体、雨の日に傘を差すのが普通って、何でだろうか。雨が降ってるから傘を差すって、誰が決めた?濡れることはそんなに嫌なのだろうか?別に、法律で定められているわけでもないのになぜ人々は傘を差すのだろうか。お前らが雨が降ってるときに傘を差したりするから傘を差していない私がまるで異端者のようではないか。ふざけるな。

ああもう何も考えたくない。何も考えたくない!

すれ違う人間を1人ずつぶん殴りたい。私を見るな、見るな!ああ、もう、どうしたらいいのか何も分からない。分からない。頭いたい。胃も痛い。叩きつけてくる雨があまりにも痛くて、目から涙が出た。

「お前すげェ人殺しそうな目してんな」

突然かけられた声にびくりとした。まさか話しかけてくる奴がいるとか思ってなかったから。男を見ると、それはそれは私のことを言えないくらい人相の悪い顔をしていた。目細いし。お前の方こそ人を殺しそうな顔をしてる。そばかすあるし、誰だこいつ。男は不思議そうな顔をして私を見る。ああ、なんだお前。イライラする。私は疲れてるんだ。

「ずぶ濡れだな、海にでも飛び込んだのか?」

は?こいつ何を言ってるんだ。海なんて、どこに。

そう思ったのと同時に私は異変に気付いた。私がさっきまでいた、あの息が詰まりそうな、人で溢れかえった、灰色の空に覆われた、灰色の街ではなかった。辺りを見渡すと、色とりどりの町並みに、高くて青い空、行き交う人々の笑顔。ここは、私の知ってる場所ではない。ここは一体どこなんだ!

「おめーさっきから一言も喋らねェけど、生きてるか?」

目の前で手を振る男の手が鬱陶しくてバシンと音を立てて払い除ける。男は何だ生きてンじゃねェかと白い歯を見せて笑った。眩しい。

「にしても変わった服着てんなー、どこの国から来た?ここの国のヤツだとは思えねェけど」

べらべら喋る男をじぃっと見る。男は首を傾げる。どこから来た?だなんて、そんなの私も知らない。私はどこにいたのだろうか。私の知っている街は本当に私の知ってる街なのだろうか。ここは、ここはどこだ。

「………わた、し、…誰なの………………」

何時間ぶり、いや何年、…いやそれよりももっと、前。何十年ぶりかに口を開いた私の声は自分の声ではないように思えた。きっと疲れてる。私は疲れてるんだ。きっとそう。そう。

「…………まあ、飯でも食おうぜ。自分が誰かなんて飯でも食いながら考えりゃいいだろ」

そう言って笑った男の笑顔が眩しくて、涙が出た。私疲れてるからそういうのもめんどくさい、ぼそりとそういえば思いきり頭に拳骨をくらった。初対面なのに、こいつ、非常識だ。めんどくさくて、疲れてるから、飯も、自分のことも、ここがどこかも、今はいいや。私は疲れてる。

ちらりと見えた男の腕に刻まれた刺青を見て、スペルミスしてやんのと小馬鹿にしながらも私はゆっくり瞼を閉じた。男の喧しい声がだんだんと小さくなった。
おやすみプンプンを読んでたらすっごいインスピレーション受けてよく分からないのを書いてました
2015/12/09

 ルフィ/海賊
隣のクラスのルフィくんって知ってる?あーそうそう!エース先輩の弟の!そー最近ちょっとルフィくんのことが気になっててさ〜〜。なんかいいよねああいう天真爛漫な感じ!何ものにも囚われない!おれはおれの道を突き進んでいくぜー!みたいな。ああいうのとても好き。あ、そうあと笑ったときの顔もすっごい好き。あれ可愛すぎない?惚れちゃうでしょあんな笑み向けられちゃったらさー。え?何?後ろって…??

「う、うわあ!えっ、ルフィくん?!」
「おめーおれのことそういう風に思ってたのか〜!!」
「えっ、えと、その」
「ししっ、おれお前のこと好きだぞ!」

ねえこれってどういう意味かな?そういう意味だと思っていいのかな?
2015/11/10

 相手なし/海賊
落ち着け私。そうよ、落ち着くの私。人生何事も落ち着くことが大事っていうでしょ?うん、そうね。まずは何でこうなってしまったかを考えなくちゃっていうか、こうなってしまったかを思い出さなくてはならない。
えーと、まず、まずだ…。私は自転車に乗って学校から帰ってきてたはずだ。うんそれで、確か信号待ちしてたらいきなりトラックがこっちに向かってきて……あ、ああ!そうだ私トラックがこっちに向かってきて激突されたんだ!待って、ていうことは私もうもしかして死んでるの?え?
いやでも待ってよ、だって、ここ、天国にしては何と言うかちょっと潮臭すぎるというか…ていうか目下に広がるのは海一面?砂浜?雄大な空?
いやいやいやいやここが天国なわけないでしょどう考えても。天国ってもっとこう、花に満ち溢れたキャッキャウフフなとんでもなく素敵なところだと思ってたんだけど?!あっ、もしかして地獄?いやでも地獄にしては怖くないよ全然。海な地獄ってまずどういう意味なのって話だけどね!それともあれなのかな、天国っていうのは本当は花畑とかじゃなくて海だったみたいな?そんな感じ?
いやそれにしてもやけに砂浜の質感がリアルでたまらないんだよなあ…めっちゃ足についてるしやっぱり潮臭いし。うーん参った、ここはどこなんだろうか。それにしてもやっぱり私死んだのかあ…。まだまだやり残してることたくさんあったのになあ!あーせめて最後にスタバの新作飲みたかった。はあ…。

「おい、そこのお前何をしている!」
「えっ」
トリップ物書こうと思ってたけどここで書く気失せた
2015/10/19

 ルフィ/海賊
ルフィとセッセセしてます。会話文のみ。
passはルフィの実を4ケタの数字で。
ただの欲求不満です。(私が)
読む
2015/10/08

 ルフィ/海賊
「うっひょ〜!頭に爆弾乗っけてる!すっげえ〜な〜おめ〜!!!」
「まさかとは思うけど…触ったりしな」
「(ズボッ)」
「ギャアアアアルフィてめえこのやろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!何してくれやがる!!!」
「あっひゃっひゃっ爆発!爆発した!!!」
「おい笑うな!!!!!これ大変なんだからね?!!!?!このばか!!!!!!!えーんサボ〜〜〜〜〜!!!!!ルフィがぁ〜〜〜〜!!!」
2015/09/05

 盃三兄弟/海賊
「あ〜もうやっとマニキュア塗り終わった…何度やり直ししたことやらもう無理やってらんない疲れた腰痛い」
「あ、やっと終わった?もう匂いすげーから窓開けておけよな」
「えっ、ちょ、待っ!今この手じゃ無理だからサボお願いやって」
「え〜やだよ何で俺が言うこと聞かなくちゃならねえんだ?」
「やっ、無理ほんとにお願い!」
「だーめだ。自分でやったことはちゃんと自分で後片付けやらなんやらやれ」
「わっ、ばか!手引っ張んないでよ!触るな!おい!」
「触るなじゃねえだろちゃんと片付けろって言ってんだ」
「乾いたら片付けるから待っててよ!」
「俺寝るから部屋早く片付けて」
「お願い待って!ほんとに待って!」
「サボ〜!腹減った〜!!メシ食いてえ〜!」
「ルフィ…お前今何時だと思ってるんだ。しかもさっきメシ食ったばかりだろ」
「ダメだ!腹が鳴ってしょうがねえ!頼むよサボ〜…なあえみりからも言ってくれよ〜!!」
「ッギャーーー!!!ルフィ触るな!」
「はあ〜?」
「やめてルフィ私に触らないで!爪が!よれる!ああ!!!」
「爪〜?何言ってんだおめー!いいからメシー!メシを食わせろー!」
「ぶっ、くくく…っ」
「サボ………………………お前絶対楽しんでるだろ…」
2015/09/05

 エース/海賊
「あ、ポートガスくん」
「? ああ、お前か」
「こんな時間にどうしたの?」
「弟の部活着乾かしに来た。明日になっても乾かさなそうだし」
「あ、そうなの。弟くん思いなんだね」
「そんなことねえさ。…で、お前は?」
「あっ、私はも洗濯物乾かしに来たの。どうも乾きそうになくって」
10分後
「あ、乾いたかな〜」
「何の服持ってきたんだ?」
「えっ?!あ、えっと、いや、えっと…ああー!まだ乾いてないみたい!もっかい回さなくちゃ!」
「? 1着しかねえのに乾かねえこととかあるんだな」
「(う、上手く言い逃れることができた…)」
「で、何の服持ってきたんだ?」
「おーいエース〜!これ忘れてた!頼む!」
「なっ、ルフィ!これで全部だって言ったじゃねえか!」
「仕方ねえだろ〜サボが洗濯機の中に忘れてたんだよ〜〜」
「すぐ人のせいにするな!人任せにするな!お前でちゃんとやれ!」
「いでえ!何すんだよエース!!」
「(ポートガスくんオカン…)」
「あっ、えみりじゃねえか!」
「…? あ、ルフィ!えっ、もしかしてポートガスくんの弟ってルフィのことだったの?」
「何だお前ら、知り合いか?」
「おう!えみりはじいちゃんとこちしょっちゅういる奴だ!」
「いやいるんじゃなくてバイトだって言ってるじゃん…」
「ジジイんとこの…?」
「うん。海軍カフェで働かせてもらってるの」
「あ!今乾かしてるそれ海軍シャツだろ!」
「(し、しまった!墓穴をほってしまったー!)」
「えみり!お前海軍カフェなんかで働いてたのか?!」
「いやっ、えっ、いや、あの!いや、あっ、えっと」
「今すぐやめちまえそんなところ!」
「いや、あの、そういうわけにも…!」
「何怒ってんだよエース〜?別にいいじゃねえか海軍カフェ潰れて麦わらカフェになるンだしよ」
「あ?!麦わらカフェ??!?」
「ちょっとルフィそれは秘密だって…!」
「あっ、やべーじいちゃんに怒られる!」
このあといつの間にか家から居なくなってたルフィを探しにサボもコインランドリーにくるんだけどえみりの想い人が急に現れるもんだからビックリしてしまうっていうもうそんなオチ!はいおわり!それ見てえしゅくんショック受けます!はい
2015/09/05

 一護/脱色
(あっ、黒崎くんだ)

はじめましてこんにちは。私は空座第一高等学校1年生のえみりというものです。最近隣のクラスの黒崎くんをよく見かけます。いつも黒い着物を来て転校生の朽木さんと一緒に走り回ってます。背中に大きい刀を背負ってるんだけど銃刀法違反で捕まったりしないのだろうか。見たところあれはレプリカじゃなくて本物だと思います。

黒崎くんは中学のときから噂がすごくて、隣町の中学にいた私でも知っています。なんでもすごい不良らしくて、何人もの人達をボコボコにしてきたらしいのです。そんな黒崎くんと同じ高校になったときはもうこの世の終わりだと思ったけど、案外黒崎くんは悪い人ではなさそうです。

噂に尾びれがついてきっと噂が大きくなってしまったんだろう。少なからず私は黒崎くんは悪い人ではないと思います。怖いけど。
2015/08/21

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