シドとの会話
「やっぱり応援されると頑張れるよね」
「何の話してんだ」
「何でもそうだけど、声を掛けてもらうと、その人のためにも頑張らなきゃって思うし、やる気も湧いてくるんだよ」
「どーだかねえ、期待されすぎんのも逆効果だろ」
「でも、ナナキに頑張れって言われた日は敵の攻撃くらわなかったし、エアリスに褒められたときは回復魔法が絶好調だったよ」
「そうかい」
「……」
「なんだよ」
「シドも褒めて」
「あ？ 何を褒めろってんだ」
「私が頑張れるように！」
「知らねーよ、あの兄ちゃんにでも褒めてもらえよ」
「シドは褒めてくれないんだ……」
「残念だったなぁ」
「……」
「なんだよ、」
「……」
「おい」
「……」
「わあったよ！！！……その、なんだ、……嬢ちゃんの優しいとこ俺ぁ好きだぜ」
「きゃー！ ヴィンセント聞いて！シドが私のこと──」
「ぶっ飛ばすぞてめえ！」
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