会話文・短文 (タイトル一覧)
節操ありませんので注意

ちんどん(11/06/28)
「土岐くん? ねえねえ何してるの」
「指揮の練習ですよ」
「じゃあ僕たちが楽器演奏してあげるね! タンバリン!」
「私はホラ貝が吹けますわ!」
「マトリョミン、知ってます?」
「さあさあ土岐くん! 振っちゃって振っちゃって!」
「……」
「大変ですわ! 土岐さんが物凄く残念そうな顔を……」
「マトリョミン、お嫌い?」
「土岐くんってば贅沢!」
(サーカス土岐津軽マトりん)

魔法は解けた!(11/06/27)
「いっ……!」
「また切った」
「いでぇええ……」
「どこ」
「舐めてえってか」
「血止めを貰ってくる」
「なんてな。口ん中噛んだだけだ」
「仕方ない」
「は?」
「口を開けろ」
(だが断る。)
(闘争と落下傘)
(*ひとつの魔法→)


病者は待つ(11/06/26)
「何してんのー」
「見たら分かんだろ」
「あら……ソー、クールー」
「あー冷たいもん飲みたい」
「飄々! いいねえ! それ、今の僕が書きたい感じ」
「お前は何してんだよ」
「一緒に帰ろうかなーと思って」
「俺まだ続けるけど」
「えー、どんくらいー?」
「あと1時間」
「待てるか!」
「なら帰れ」
「やだ」
「なぜか座った」
「早くしてねー」
「天の邪鬼……」
「描きたい感じ?」
「かもな」
(田中と絵嶋)

災い転じ(11/06/25)
「まだいたのか」
「暇だったので」
「いつでもひとりぼっちなんて可哀想なやつだ」
「その口の悪さも慣れたら可愛いものですね」
「おい」
「なんですか?」
「あんた……」
「はい」
「……」
「ああ、なるほど」
「……」
「いけませんか? デレデレで」
「そんなこと訊いてない」
(羽生と有働)

風を切って(11/06/24)
「鳩」
「平和の象徴だよ」
「餌やろっかな」
「パンならあるけど」
「こいつら全然逃げねえな」
「人に対しての警戒心が薄いんだよ」
「ふーん」
「まあ、ナメられてるってことだよね」
「散れ鳩共ー!!」
「ちょっ、君みたいな……君みたいな人がいるから世界はっ!」
(林と金矢)

ある朝の風景(11/06/23)
「あっ」
「……」
(遅刻の取り締まり……? 北雄くんなのです)
「細石くん! 遅いじゃないか!」
「ごめんなさいなのです!」
「昨日は眠れなかったのか? そうなんだな!? よし、君にこれをあげよう。この石には健康運を上げるパワーがあってだな」
「見逃してくれるんですか……?」
「見逃す? そんなわけないだろう!」
「うっ」
「僕も遅刻だ!」
「え!?」
(サザレと石英)
(石英くんは風紀委員)


ひとつの魔法(11/06/22)
「いってえ! 血出た!」
「舐めておけばいい」
「唾液って結構雑菌だらけらしいぞ」
「なら私が」
「同じだろーよ」
「傘手の口内に雑菌などいない」
「アイドルはトイレ行かないみたいに言うな」
「マコに血止めを貰ってくる」
「待てって」
「なんだ」
「舐めてくれんだろ?」
「……変態」
(闘争と落下傘)

そこにも恋の花が(11/06/21)
「あー……かゆ……」
「ねえ」
「あい」
「うわ、顔やばっ」
「そうだね。何?」
「あの、ぶっちゃけさ。僕のことどう思」
「ふぁ、っくしょい!」
「……」
「……ん、何?」
「ぼっ、僕堀江のこと」
「へくしゅっ!」
「空気読め!!」
「花粉に言って」
「花粉読め! あれっ? 違う」
「まあまあ、咲き誇っているんですよ。もろもろね」
(堀江と飯谷)

食用(11/06/20)
「ひでくん可愛い! 食べちゃいたいくらい可愛い!」
「そりゃどうも」
「シカはわりと美味しいらしいからね」
「そうなの?」
「巣に帰れ」
「今じゃ奈良のシカの数を一定に保つために夜な夜な狩猟が行われているんだ」
「えっ!」
「だからそのうち鹿内くんも……」
「やだー! ひでくーん!!」
「沢田……大丈夫だっつの」
「他の人に食べられちゃうくらいなら私が!」
「やめとけ」
(沢田とシカとクール)

単純(11/06/19)
 『し』『ね』。そう彼を否定してやったらどんな顔をするんだろう。まだ言ったことはないし、言うつもりもないし、そんなこと思ってもいない。もしあいつにこんなことを話したら、やっぱりこう言うんだろう。「きっと喜ぶよ」って。
 『し』と『ね』。唇の形だけで繰り返してみた。そうしているうちに、同じ2文字なら『す』『き』でもいいのかしら、なんてくだらないことを私は考え始めていた。
(電算機)
(相手は情報)

|


過去

TOP
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -