GM:
封印結界は徐々に病棟内の風景へと溶け込んでいき、やがて元通りの白い壁、白い床に戻るでしょう。
近くの病室から窓の外を見れば空は薄く白んでおり、時計を見ると、日付は何時の間にか日曜日の朝となっています。
んじゃまあ……とりあえず、様々の描写入る前にあすぽんの復活判定しようか……。
鰆目鬼之介:
頑張って……。
胡桃麻美:
あすぽん死なないで……ほんと生きて……。
GM:
あすぽんは確か立会人のときに魔力が尽きたので、アンカーに災厄は起こらない! かな……多分。集団戦でもそういうことでいいのかなこれ……記述がない……いいか……。
指定特技決定 分野:夢 2D6 → 4,1 = 5 ⇒[《不安》] |
GM:
《不安》で判定していただくことになりますね! アンカーはどなたを選びます?
大鳳翔鳥:
目標値8かな? 羽田ちゃんで。
GM:
運命の値ぶんだけプラス修正が入るので、出目的にはいつも通り5以上が出れば成功ですね。
大鳳翔鳥:
うっす。
復活判定 指定特技:《不安》 2D6+3≧8 → (6,2)+3 = 11 [成功] |
GM:
おっ、普通に成功した。
鰆目鬼之介:
よかった。
大鳳翔鳥:
偶然だけどまみさんと同じ出目だ。
GM:
もうエピローグだから使うことないが、【魔力】の再決定もしとこうか。
大鳳翔鳥:
うぃっす。
【魔力】決定ロール 1D6+3 → (2)+3 = 5 |
大鳳翔鳥:
お前ほんと最後までなんなん?
GM:
2ww 魔力5ですね!
鰆目鬼之介:
2て。
大鳳翔鳥:
生きてるだけマシ!
胡桃麻美:
生きててよかったよ! 魔力は……うん。
GM:
せやな! ではあすぽんは……封印結界から帰ってきた満身創痍のお二人を、魔力5のコンディションで迎えることになるんじゃないですかね。
鰆目鬼之介:
魔力1と魔力3やで。今帰ったぞ!
大鳳翔鳥:
瀕死やん……二人とも! て言って駆け寄るよ。
胡桃麻美:
ひんしですよ! ひんし! 単純に魔力が尽きかけてるのと終わって気が抜けたのとで地面に膝をついてると思う。
| 大丈夫か!? ……な、わけないだろうな……ッすまなかった。最後まで戦うことが出来ずに……無理を、させてしまった……すまない……。
|
大鳳翔鳥:
とこちらも膝をついて頭を下げる。
| なに、勝負には勝てたんだ。君も戻って来れたようだし、それでいいじゃないか。顔を上げてくれ……。
|
| そうだよ……あすぽんは悪くないもん、マミが、ふせぎきれなか、ったから……。
……よかった、死んじゃったらどうしようって思ってた……みんな無事で……ホントによかったぁ……っ!
|
| ……ありがとう。書警が真っ先に負けるなんて不甲斐ないが、鰆目さんの言う通りだ。 本当に、二人には感謝する……胡桃もよくやってくれたよ。……立てるか?
|
大鳳翔鳥:
顔を上げて手を差し伸べます。
| ……ちょっと……立てないかも……。
|
胡桃麻美:
言いつつ手を借りる。
| 掴まってくれていい。鰆目さんは大丈夫ですか?
|
| ああ。私はこの通り、大丈夫だよ。
|
| よかった……、本当に無事でよかった。
……しかし、非常に強力な〈禁書〉だったが……これで回収出来たのだろうか。
|
GM:
未回収の〈
断章〉があるまま無理矢理封印をしたので強引にではありますが、〈
大法典〉はちゃんと〈
禁書〉の回収を確認していますね。
貴方がたがそうして束の間の休息を取りつつ暫くすれば、再び影原さんからのテレパシーでその旨を伝える連絡が入り、〈
大法典〉の使いが到着し次第今回の任務の後始末をすることになるでしょう。
大鳳翔鳥:
ふむふむ。
胡桃麻美:
後始末……。
GM:
〈
大法典〉は、魔法の無い世界を保つためならば大規模な地図の改変や〈
愚者〉の記憶改竄も徹底的に行う組織ですからね。そういう後始末です。
胡桃麻美:
黒いよ〈
大法典〉……。
大鳳翔鳥:
さすが鬱展開自動生成システム……。
GM:
そのとき、今回の魔法災厄の中心に居たとされる琴浦誠も連行されていくことになります。
大鳳翔鳥:
あぁ……。
鰆目鬼之介:
マコッティー……。
GM:
琴浦は最後にもう一度、貴方がたへこのようなことを言い残していくでしょう。
| ……最後に聞かせてくれ。 君達は、惹かれることはないのか。〈愚者〉にも不死をもたらす術法に。
私達は死なない、魔法使いだ。魔法使いとして、利用せずには……関わらずにはいられない〈愚者〉は、私達の周りで次々と死んでいく。……君達は一体、何時までそれに耐えられるというんだ。
|
大鳳翔鳥:
ぁ〜つらい、好き。
胡桃麻美:
マコッティーいいわ……。
GM:
ではではエピローグに移りますぞ〜……と、言いたいところなんですが! 一人、〈
断章〉に憑依されたまま巻き込まれてしまったNPCがいましたね……。
鰆目鬼之介:
うん……。
胡桃麻美:
ああ……。
GM:
彼女にはその影響によって、
運命変転と同等の災厄が降り掛かります。という訳で表を振る。
⇒6:事故。そのキャラクターは交通事故にあい、取り返しのつかないケガを負う。鰆目鬼之介:
怪我か……。
大鳳翔鳥:
うわぁ……え、つら。罪悪感……。
胡桃麻美:
やめて……やめて……。
GM:
うーんそうだなあ、寝たきりだしな……それじゃあ外出許可を貰って、看護師さんと一緒に少しお散歩していたときにでも車と接触してしまうことにしよう。流石に病院がてんやわんやしててすぐに外には出られなさそうだし、エピローグの後の出来事になるかな。
という訳で、誰か会いに行きたいNPCなどがいれば個々に演出をして終わりますよ。
鰆目鬼之介:
とりあえずマモリちゃんとはポケモンGOしに行かないとな……。
胡桃麻美:
ユーミンに謝りに行きたい……。
GM:
ポケモンGOもエピローグ後の出来事になるな……アユミちゃんは何やらざわついた中でも病室に行けばいるでしょうね。
大鳳翔鳥:
ヒトぴはまだダメ?
GM:
ヒトシくんにも会えるよ! うーんそうだな、とりあえずマモリちゃんから描写しようか。
完治まで一週間ちょっと、というのは、琴浦がマモリちゃんを実験に使うための嘘の診断でした。
少々
運命変転に見舞われたため入院期間はこれから長引くかもしれませんが、まるで何事もなかったかのようにやってきた別の医師がマモリちゃんの診療をすると、特に命には別状なく退院出来ると言います。
鰆目鬼之介:
良かった。まじで良かった。
大鳳翔鳥:
また一緒にもんごできるね。
GM:
マモリちゃん本人は「きのくんとね、なんかすごいお友達さんがお見舞いにきてくれたんだよ!」などとママに話して嬉しそうですし、お母さんも後日鬼之介くんに会ったときには同様にお礼を言って喜んでくれるでしょう。
鰆目鬼之介:
私も嬉しい……。
GM:
次はアユミちゃんかな。会いに行くならRPするかい?
胡桃麻美:
しようかな……長くなったらすまぬ。じゃあユーミンが寝てるとこ病室に行く感じで。
GM:
ほうほう、ええで。仰向けで綺麗に布団をかけて寝てますね。
胡桃麻美:
まみりんは椅子に座りもせずベッドの横へ膝をついて、ユーミンの寝顔を悲痛な表情で見てます。
| ごめんなさい……ユーミン……ごめんなさい……。
|
胡桃麻美:
と、下を向いたままか細い声で呟いてる。
GM:
ふんふん。起きても良いのかな?
胡桃麻美:
あっじゃあどうぞ。
GM:
いや何かしたい展開があるなら好きに演出してくれていいのよww
胡桃麻美:
わりと見切り発車してしまったのじゃ……とりまユーミンには起きてるときにもちゃんと謝っておきたいです……。
GM:
そうか、では起きよう……。ゆっくり目を覚ましたアユミちゃんは、何故か病室にいるまみたそを不思議そうな顔で見ます。
| …………ん……ぅ、あれ、……えっと、……まみりん、さん、ですか…………?
|
| ……! あっ、……ごめんね☆ ユーミン! 起こしちゃったぁ? そぉだよ☆ まみりんだよ。わかるかな?
|
胡桃麻美:
ぱっと顔を上げて、いつもの調子で返します。
| ……いえ、はい、わかります。きょうも、お見舞いにきてくださったんですか? ありがとうございます、わたし、ねこけてて……
|
GM:
起き上がろうとする仕草を見せつつ、困ったような顔をする。
| ……ごめんなさい。すごく、失礼なのはわかってるんですけど、このまんまでお話させていただいても、いいですか……?
|
| ん? 大丈夫だけど☆ あの……どう、して?
|
胡桃麻美:
やっとの思いで作った笑顔で、息苦しそうに聞き返します。
GM:
曖昧な笑顔を返しますね。
| ……その、身体に力がはいらない、みたい、で。 でも、だいじょうぶですよ。 ……あの、ひとつ、お聞きしたいことがあるんですけど……。
|
| ……そっ、かぁ……。大丈夫なら、よかったぁ……ん? ……なぁに? ユーミン。何でも聞いていいよ☆
|
| …………琴浦せんせい、きょうは、こないですか? じつは、昨日の夜も……回診、きてくれなくて。まみりんさん達なら、なにか知らないかなって、おもったんですけど。
|
胡桃麻美:
うわああ。
大鳳翔鳥:
あ……あ……あぁ……。
鰆目鬼之介:
ああ……。
| ……ぁ、……マコッティー……は、……えっ……と……ごめん、わかん、ないや……。
|
胡桃麻美:
聞いた途端に笑顔を凍りつかせて、目線を逸らしながら答える。おつらぁい……。
| ……そう、ですか。ざんねん、です。 うん、……がんばります。わたしは、だいじょうぶです。
|
| ……あ、えっと、マコッティ……に、なにか用事……とか? なんならマミが……その、伝えてくるけど……。
|
| ううん、そうじゃないんですけど……、 何年もずっと、琴浦せんせいにお世話になってるので。他のせんせいがいやなわけじゃないんです。お顔がみれないと、おちつかない、っていうか。
|
| ……そっか……ユーミンは、ずっと、マコッティーのこと、好きだったんだね…………っ。
|
胡桃麻美:
まで言って、今にも泣き出しそうに顔を歪ませてます……。
| ……? あの、まみりんさん、だいじょうぶですか……? どこか、痛いですか? せんせい、呼びますか……?
|
| ……ちがうの……ユーミン、ごめんね……ごめんなさい……っ! ぜんぶ、わたしのせいなの。ぜんぶ……! ユーミンが今、これから受けるサイヤクも……、悲しみも……っ。
|
| ?? ……なんのことですか……? わたし、まみりんさんにはなにもされてないですよ? だって、わたしのためにお見舞いにきてくれてるんですよね? わたし、すっごく嬉しいですよ?
|
GM:
おろおろわたわた。
| ……ううん、違うの……違うんだよ……。 ……あのね、マコッティーは、アナタのこと、大切に思ってた。誰より、アナタにシアワセになって欲しかったの……。
マミも、そう思ってるから。……だから……、ごめんなさい。これだけ、言いに来たの。
|
| ……ごめんね、よく、わからないよね。……じゃあね。
|
胡桃麻美:
と、言って部屋を後にしたい です。
| ……わたし、まみりんさんのいってること、よくわからないです。だから、謝られても、受け取れない、です。 わたしがまみりんさん達に、大鳳さんにも、えっと……鬼之介くんにも、言いたいのは、ありがとう、ですから。
だから……、その! また、みんなで、あそびに来てくれたら、うれしい、ですっ……!
|
GM:
まみりんさんの背中に慌ててそう告げ、病室を去るのを見送りますよ。
| ……ユーミン……ダメだよ、そんなの。マミ、どんな、顔したらいいか、わからないもん…………。
|
胡桃麻美:
閉じた病室の扉に背を預けて呟く。
GM:
運命変転と事故があるので、余命あと数ヶ月ってところですかね……。
鰆目鬼之介:
苦しい。
大鳳翔鳥:
あぁ……うぅ……。
胡桃麻美:
かなしい……こんな感じで……。
GM:
はい……。では最後に、一旦〈
大法典〉に呼び戻され、閉鎖の解けた病院を久し振りに出る演出をして終わりにしましょうか。
お三方が来たときと同じように、チーンと間の抜けた音を立てて1階に着いたエレベーターを降りると、横から〜……そうだな。小さな男の子がドンッと、あすぽんにぶつかってきます。
| いっ、てー! ……おい、きゅうにでてくるなよなー!
|
| っ!? ……と、君は……。
|
| なんだよ、人のかおじろじろみるなよな! おっさん!
……、あれっ。
|
| ヒトシ君、相変わらず君は……ん?
|
GM:
このヒトシくんは、貴方がたのことを覚えていません。
親戚の関係にあるまみたそのことはある程度覚えているでしょうが、琴浦に騙され死者を追って此処へやってきた、ということで真っ先に〈
大法典〉による記憶の改竄を受けています。
| ……うーん? なんでおっさん、おれの名前しってんの? へんなの。
…….もしかして、おっさん、おれの弟にあったことあるとか?
|
GM:
と言って不思議そうな顔をしている。
鰆目鬼之介:
きのぴっぴはそれを複雑な表情で見てる。
| なんてな! ……うーん、まあいいや。ぶつかってわるかったな! おれ、なんでこんなとこにいるのかわかんないけど、とりあえず帰んなきゃなんねーんだ! 出口、あっちであってるよな!?
|
| ……あぁ、そうだな……気を付けて帰れよ。 あと、道を曲がるときはちゃんと周りを確認しろ。怪我をしてまた此処に来ることになるぞ、いいな? おっさんと約束だ。
|
胡桃麻美:
おっさんを受け入れしあすぽん。
鰆目鬼之介:
また一つ成長したな。
大鳳翔鳥:
こう何度も言われたら受け入れるしかないね。
| うげ……、ビョーインってくさいからあんまり好きじゃないんだよなー。 おう! おっさん、いいやつだな! じゃあなー!
|
GM:
そう言い残し、ヒトシくんは一足先に病院を出てたたたっと走って行きますね。
| ……何か声をかけなくてよかったのか?
|
大鳳翔鳥:
その背中を見ながら、まみさんに。
| うん。……いつでも会えるから、ヒトぴとは。
|
| ……そうだな、会えるだけで救われることもある。
|
| 弟、か……。
|
| ……マミね、今回のオシゴトをして、思ったの。人の運命を、マミ達は歪めている。でもね、その歪んだ運命から救い出せるのも、マミ達だけだよ。 救い出せた人も……救い出せなかった人も居た。私の力がなかったせいで。
……だからマミ、強くなりたい。そう、思ったの☆
|
| ……自分の考えをしっかり持てている。若いのに感心だ。
|
| ……ありがとう、きのぴっぴ。 マミがマミである限り、きっとこんなこと、また繰り返すのかもしれない。……でも、そんなのはイヤ。だって……カワイくないでしょ?
|
| お前の言う、カワイイ、ってやつが分かった気がするよ。 魔法ってやつは運命すら変える力を持つ。それで俺達はこうして、この世界に存在している。そしてそれが出来るのは……この、人々のおかげだ。
それを守るために此方へ来たお前は、よっぽど強くてカワイイと思うぞ? 俺も見習わなきゃならんな。
|
| ……ぅ……あ、ありがとう……そう、そういうことなんだけ、ど……。
|
| だからね、あの……実は本題は、これからなんだけど。マミがこれから、もっとカワイくなれるよう……ううん、違うな。あの、これからもっと、強くなってみんなをカワイくできるように、二人とも、協力してくれませんか?
……LINEやってる?
|
鰆目鬼之介:
てかLINEやってる?(笑)
大鳳翔鳥:
その流れは予想してなかった。
GM:
魔法使い同士ならLINEしなくてもテレパシーでなんとかなるんだよなあ……。
鰆目鬼之介:
LINEの友だち一覧にいるかいないかはJKの中では大きいんだよ……多分……。
胡桃麻美:
あくまで
訪問者のまみりんだから、その辺の人間思考は強いというか何というか……魔法使いじゃなくて、人として二人と繋がりたかったんだと思う。JK的なアレもある。
GM:
友だち一覧の数字がステータスになる世界……。皆何だかんだ位階に沿った感じのキャラしててすごい好きだよ。
| は、はは! 何かと思えば……テレパシーがあるのに、そんなことを言われるとは驚いた。構わないよ、何かあったら連絡してくれ。
|
| はは! 本当に面白い子だな! 勿論さ、いつでも連絡してくれていいぞ。
|
大鳳翔鳥:
スマホを出すよ!
鰆目鬼之介:
こっちもスマホ取り出す。
GM:
二人ともナチュラルにLINEやってるの笑う。
鰆目鬼之介:
ポケモンのスタンプが使いたかったんだよ。
大鳳翔鳥:
表の顔刑事だし仕方ないね……。
GM:
きのぴっぴはそんなことだろうと思った。表の顔が刑事だからLINEやってるっていうのはちょっとよくわかりませんが……。
| テレパシーじゃログが残らないじゃん! ……え、いい、の? そっか……ふふ、ありがとうございまみりんっ☆
|
胡桃麻美:
はにかみつつ嬉しそうにスマホを取り出すよ。
大鳳翔鳥:
まみさんのスマホ、めっちゃストラップついてそうだな。
胡桃麻美:
ストラップがスマホの2倍くらいの体積ありそう。
GM:
最早スマホがストラップ……じゃあそんな感じで、和気藹々とLINEを交換しながら〈
大法典〉に戻るところでフェードアウト かな!