GM:
では第3サイクル目、に入る前にマスターシーンを一つ。
Worse on Friday,
金曜 すっかりわるくなりGM:
まあ演出とかは特にないので、「まだ〈
断章〉に憑依されている子どもの憑依深度が1上昇しました」という報告だけで。以上ですね。
胡桃麻美:
アカーン!
鰆目鬼之介:
おふ……早いとこどうにかせんと。
大鳳翔鳥:
やべぇ。急がなきゃ。
GM:
という訳で金曜日、行きましょうか! また順番同じでいいならあすぽんからですね。
鰆目鬼之介:
よいよ。
胡桃麻美:
どぞ!
大鳳翔鳥:
ほいほい〜。
メインフェイズ 第3サイクル 第1シーン シーンプレイヤー:PC1 登場:全員 |
大鳳翔鳥:
〈
断章〉を回収しに行きたい。
GM:
どの〈
断章〉にする? 一応それぞれステータスが違うよ。 もう一回データ出しとくか。
断章〈ソロモン・グランディ〉
初期憑依深度:2 攻撃力:3 防御力:3 魔力:6 特技:《物語》 魔法:【逆転】
|
断章〈永遠〉
初期憑依深度:1 攻撃力:4 防御力:2 魔力:6 特技:《裏切り》 魔法:【支配】
|
断章〈一週間〉
初期憑依深度:0 攻撃力:2 防御力:4 魔力:6 特技:《混沌》 魔法:【変異】
|
大鳳翔鳥:
お、あざす! んー……優先度的には憑依深度の高い〈ソロモン・グランディ〉だけど。
鰆目鬼之介:
あすぽん攻撃特化型だしいけるよ。ガンバレ。
GM:
先程のマスターシーンで上がっているので、憑依深度は表示の値+1だと思ってくださいな。
で、実際の戦闘時にはこの憑依深度の値をGMが好きに割り振って、〈
断章〉の攻撃力・防御力・魔力の値に上乗せします。
大鳳翔鳥:
げぇ……敵の魔法を回避するのって、使われた呪文の指定特技で判定だっけ。
GM:
せやで。なので特技が近い〈
断章〉との方が戦いやすいかもね。こっちからしても同様のことが言えますが。
軽く説明しておくと、【
逆転】は次ラウンドの先攻・後攻を入れ替える魔法。【
支配】は目標の使役している
元型1体を1ラウンドだけ寝取る魔法。【
変異】はランダムな変調一種を与える魔法です。
この中だと、【
逆転】だけは目標を指定して仕掛ける呪文じゃないので、成功されると抵抗出来ません。
大鳳翔鳥:
あーなるほど……そうなのか。う〜んいけるのかこれ? ものすごく心配。
鰆目鬼之介:
私的にはあすぽんには出来るだけ強い奴を叩いてほしい。
胡桃麻美:
あすぽんが元気な内にやってもらいたいな。
大鳳翔鳥:
私もそのつもりではいるが……こう、これまでの経験からして私から始めると高確率で死ぬからなぁ……。
鰆目鬼之介:
ダイジョウブイケルイケル。
大鳳翔鳥:
ちゃんとこっち見て言って。
GM:
PL自身が自分を信じなきゃ運なんて向いてこないぞ!(裏切られないとは言ってない)
鰆目鬼之介:
運も実力大切にしましょうだから。
大鳳翔鳥:
そうは言ってもな……君ら立会人する? 下手したらダメージ受けるけど、
魔素貰える可能性あるし。
GM:
初戦だからまだ誰も何一つチャージ出来てないしね……。
鰆目鬼之介:
自分の手番で戦闘仕掛けたいしするつもりだよ。
胡桃麻美:
するぜー。
大鳳翔鳥:
お、そうかそうか。よっしゃじゃあめちゃくちゃ不安だけど〈ソロモン・グランディ〉回収しに行こうかな。
GM:
うい! ってことはヒトシくんのところですね。
魔法戦を仕掛けるには自分の魔法名を宣誓して勝負を申し込む必要があるので、まあ会いに行ってRPをお願いします。
大鳳翔鳥:
了解。今更だけどヒトシくん、初対面では?
GM:
一応マスターシーンでは三人が廊下で固まってるところに突っ込んできた体だったから顔は見てる……? し、まみたそに話を聞くなり何なりしたことにすればいいんじゃないかな。立会人するんだし。
大鳳翔鳥:
そっか、じゃあ麻美さんから話を聞いてヒトシ君に会いに行く。どこにいるん?
GM:
デイルームあたりにいることにしようか。ぽかぽかな窓辺で外を眺めてぼーっとしてるよ。
大鳳翔鳥:
かわいい。「君がヒトシ君かい?」って話しかけようかな。
| ……っあ! えっと……あー、マミと一緒にいたおっさんだ! そうだぜ、なんかようか?
|
大鳳翔鳥:
おっさん……(傷心)
GM:
実年齢はおっさんどころじゃないでしょ……。
大鳳翔鳥:
ここだけ見たら完全に不審者。
| んん……あぁ。君のことは胡桃さんから聞いているよ。入院している弟さんを探しているとか……。
|
| そーなんだよ! ニキのやつ、ぜんっぜんみつかんねえの。あいつ、こんな隠れんぼうまかったっけなー。どこに隠れてやがんだろうな、ったく!
|
| そうか。残念だけど、ニキ君がどこにいるかは俺達にも分からないんだ。一緒に探せたらいいんだが……君は一人でこの病院に来たのかい?
|
| ん? んー……そうだぜ。うん。ニキのお見舞い。だってのに、その本人がいねーでやんの! 手のかかる弟をもつとオニーチャンは大変だぜ。
|
| うんうん、そうだな。
琴浦先生に誘われた上、その記憶を自分の意志で来たと上書きされているんだ。大変なのも当たり前さ。
|
| …………は? な、にいってんの? おっさん。ことうら……?
|
| あぁ、そうだ。君は琴浦に誘われてここに来た。そして……憑依された。大丈夫だ、君は必ず助け出す。
……いつまでその子に憑依しているつもりだ! 断章〈ソロモン・グランディ〉!
|
GM:
ではあすぽんがそう叫ぶと、途端にヒトシくんの瞳がふっと光を失い、先程までとは打って変わってボイスチェンジャーで加工したようなノイズ紛いの声が聞こえてきます。
| ――はははっ、随分と遅かったじゃないか、〈大法典〉のマホウツカイ殿! ワタシは待ちくたびれて、もうすぐにでもこの子と融け合ってしまうところだったよ!
|
| お楽しみもここまでだ。これでも書警なんでな、この事実を見逃す訳にはいかない。
幻想青銅像! 〈大法典〉の名の下に、お前を倒す!!
|
魔法戦 vs断章〈ソロモン・グランディ〉 |
GM:
はい! では魔法名の宣誓により
呪圏と呼ばれる魔法的な空間があたりに広がります。魔法戦の開始です!
胡桃麻美:
おお!
鰆目鬼之介:
かっこいい。
大鳳翔鳥:
このままかっこよくいければいいんだが……。
GM:
魔法戦は挑んだ側が先攻になるのであすぽんが先攻ですね。
魔素の獲得と召喚ステップからどうぞー。
あ、憑依深度の値ですが今回は防御力に+1、魔力に+2振ってます。
大鳳翔鳥:
うぃっす。【
騎士召喚《炎》】にチャージして、まだ足りないので【
緊急召喚】します。
指定特技決定 分野:歌 2D6 → 4,2 = 6 ⇒[《微笑み》] |
大鳳翔鳥:
《衝撃》から目標値8か……。
【緊急召喚】 指定特技:《微笑み》 2D6≧8 → 1,6 = 7 [失敗] |
大鳳翔鳥:
かなC。
鰆目鬼之介:
イチタリナイ様がいらっしゃるぞ!
胡桃麻美:
イチタリナイ様〜!
GM:
イチタリナイ〜! 残念でした。
こちらは召喚魔法を持っていないので、ここで呪文を使用しておきますね。
【逆転】 指定特技:《物語》 2D6≧5 → 5,5 = 10 [成功] |
大鳳翔鳥:
ヒェッ。ゾロ目。
GM:
わたしの方でゾロ目が出ても意味ないんだよなあ……成功したので次ラウンドはこちらが先攻、あすぽんが後攻になります!
大鳳翔鳥:
あっそうなのか、了解。
GM:
〈
断章〉と〈
書籍卿〉は
魔素いらずだからね。
では攻撃ステップ!
攻撃側プロット防御側プロット(ランダム)大鳳翔鳥:
2ダメか。
GM:
そうですね、ブロックもないのでそのまま受けます。
ではこちらの攻撃ステップ! 立会人さんも含めてプロットお願いします。
攻撃側プロット(ランダム)防御側プロットGM:
3だけ弾いて2ダメージ通りますね。弾かれなかった防御プロットは
魔素としてどっかにチャージしておいてくださいな。
鰆目鬼之介:
【
吸精】にチャージしときます!
胡桃麻美:
【
浄化】にチャージします。
大鳳翔鳥:
使わないから余ったわ。
GM:
そういうこともある。即座にチャージ出来ない
魔素はその場に留めておけないので残念ながら霧散します。
大鳳翔鳥:
さよなら……。
GM:
では2ラウンド目、逆転してこちらが先攻ですね。言うても召喚は出来ないのでまた呪文だけ唱える。
【逆転】 指定特技:《物語》 2D6≧5 → 2,3 = 5 [成功] |
GM:
セーフ。これで次ラウンドもこちらが先攻です。
幻想青銅像さん、
魔素の獲得と召喚ステップどうぞー。
大鳳翔鳥:
突然の魔法名呼び。【
騎士召喚《炎》】にチャージしてそのまま召喚します!
GM:
何気にすごいセンスを感じて好きなんだよね、あすぽんの魔法名。どうぞ!
大鳳翔鳥:
【騎士召喚】 指定特技:《炎》 2D6≧5 → 6,2 = 8 [成功] |
大鳳翔鳥:
よしよし。
GM:
《炎》の騎士があすぽんの傍に降り立ちました! お見事!
大鳳翔鳥:
アツゥイ!
鰆目鬼之介:
マシュマロ焼こう。
大鳳翔鳥:
BBQかな?
胡桃麻美:
またマシュマロを燃やすのか……(困惑)
GM:
よっしゃ攻撃するぞー! 防御プロットよろしくね。
攻撃側プロット(ランダム)防御側プロットGM:
3と5が弾かれて1ダメージ! 5のプロットは2つ出ているので、どっちで弾いてどっちが
魔素を貰うかはご相談くだされ。
大鳳翔鳥:
騎士のブロックは使わずに1ダメ受けます。夢はあすぽん使わないんでどうぞ。
GM:
ほいほい。あ、立会人さん達もあすぽんが攻撃ステップでダメージを受ける度に1ダメ受けるのをお忘れなく。今1ラウンド目を含めて2ダメージ蓄積ですね。
鰆目鬼之介:
魔素アアーッス! 【
騎士召喚《追憶》】にチャージしとく。立会人は1ダメ固定なのね。
胡桃麻美:
了解〜。また【
浄化】にチャージします。
GM:
あすぽんはまた
魔素霧散か……。
胡桃麻美:
あすぽんから
魔素が逃げていく……。
鰆目鬼之介:
サヨナラ……。
大鳳翔鳥:
ブロック出来るのはいいけどチャージ出来ないのは辛いね……。
GM:
別に333とかにしてもいいのに……。
大鳳翔鳥:
死にたくない(死にたくない)
GM:
草。せやろな……んじゃそちらの攻撃ステップどうぞ!
攻撃側プロット防御側プロット(ランダム)GM:
すげえ通った。
鰆目鬼之介:
すげえ!
大鳳翔鳥:
わーい!
胡桃麻美:
やったな!
GM:
騎士の追加ダメージ1があるので計5ダメですね。ブーストしてみる? こちらの残り魔力が6なので2と5以外が出れば勝ちですが。
大鳳翔鳥:
おっ……一か八かでやってみるか。
GM:
では振り足しどうぞ!
大鳳翔鳥:
GM:
おっ。
胡桃麻美:
おお。
鰆目鬼之介:
おお!
大鳳翔鳥:
やったぁ! 死ななかった! 1が出てこんなに嬉しいことが今まであっただろうか。
GM:
上方判定システムでは最も忌み嫌われる出目だからね……。
大鳳翔鳥:
再決定のことは忘れんぞ……。
GM:
じゃああすぽんの力の籠った渾身の一撃を喰らい、
断章〈ソロモン・グランディ〉は金切り声のような断末魔を上げて悶え苦しみます。その姿はその内冊子の形を成して、あすぽんの手の中に収まりました。
鰆目鬼之介:
おめでとう! 呪いを断ち切ったな!
大鳳翔鳥:
ありがとう! うれしい! 〈
断章〉ゲットだぜ。
胡桃麻美:
さすあす。
GM:
マギロギにも戦果はあるで! という訳で、勝利して〈
断章〉の回収に成功したあすぽんは、〈ソロモン・グランディ〉の持つ魔法【
逆転】或いは特技《物語》のいずれかを剥奪し、このセッションの間だけ使用することが出来るようになります。
大鳳翔鳥:
へぇ〜どうしようかな……。
GM:
ここで剥奪された魔法及び特技はクライマックスフェイズの最終戦では使ってこなく(使えなく)なるので、あると厄介な方を奪っておくといいよ。
大鳳翔鳥:
そうなのか! ん〜二人はどっちがいいと思う?
胡桃麻美:
《物語》でええんちゃう?
鰆目鬼之介:
私もそれでいいと思う。
大鳳翔鳥:
じゃあそうしようかな。特技《物語》を剥奪したいです。
GM:
了解しました! あすぽんはこのセッションの間だけ特技《物語》を修得した状態になります。やったね。
大鳳翔鳥:
わーい。
GM:
では〈
断章〉をゲットし
呪圏が収束すると、あすぽんの目の前には今にもふらっと床に倒れそうなヒトシくんがいるでしょう。
大鳳翔鳥:
慌ててヒトシ君を支えます。
GM:
ヒトシくんは眠っているというよりも疲れ果てて気絶したような様子で、今すぐには意識を取り戻さなさそうです。
憑依深度が3にまで及んだ〈
断章〉から引き剥がされたことで、彼を動かしていた気力がぷつりと切れている状態ですね。もう少し回収するのが遅ければ危なかったことでしょう。
大鳳翔鳥:
間一髪やん……。
GM:
4になったら有無を言わさず死ぬレベルだからね……。
| ……どこか安静に出来る場所を探そう。
|
大鳳翔鳥:
と言って抱えます。空き部屋とかある?
GM:
空いている病室の一つくらいは探せばあるんじゃないかな。看護師さんに預けてもいいし。
大鳳翔鳥:
なら看護師さんに声をかけて預けていきます。
GM:
じゃあびっくりした看護師さんが手の空いているお医者様を呼んでくれて、ヒトシくんは無事診察してもらえますね。命に別状は恐らくないでしょう。
胡桃麻美:
ヒトぴ……よかった……。
| ヒトシ君には随分と無理をさせてしまった……申し訳ない。
|
大鳳翔鳥:
と、まみさんに言うかな。
| ううん。ヒトぴのこと助けてくれてホントにありがとう、あすぽん。
|
胡桃麻美:
って控えめに笑いながら返すよ。
大鳳翔鳥:
めっちゃ主人公だ……!
GM:
そんな感じであすぽんの初魔法戦シーンは終了かな!
大鳳翔鳥:
無事終わってよかったす。そのまままみさんに移ってくれ。
胡桃麻美:
無事でよかったなあすぽん!
鰆目鬼之介:
よかったな!