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3.※R18


と言ったことを少し後悔し始めている。

「俺がネコかよ…」

こうなるとは薄々勘づいていた。

清宮といると俺はいつも可愛がられる側だったし、今更こいつが俺に主導権を明け渡すとは思えないが、あの誘い文句の後の清宮の行動は遠慮を知らず、見事なほど清々しかった。

室内灯は最初から灯っていなかったからよかったとして、ドアをロックし、クーラーを点けて、カーテンを閉めた手際には驚かされた。外の喧騒が中に入らないこの高級車は、逆に言えば喘いだところで外には漏れないだろう。

そして、呆然とする俺の腰をガッシリ鷲掴みにして、自分の膝の上に座らせた。

「少しは遠慮とかしないのか?」

「するわけねぇだろ」

俺の背中と清宮の胸がピタリとくっついて、清宮の膝を跨ぐために足を開いて座る。

いわゆる背面座位と呼ばれるそれで清宮の上にいる俺は、また可愛がられる側なんだろう。

明らかにそういう意図を持ちながら、清宮の手が内腿を這う。スラックスの外から足のラインをなぞるようなそれが、徐々に上がってくる。

内心軽く焦りながらも大人の余裕を見せつけたくて、ジャケットを脱いだ。途端にシャツのボタンが器用に片手で開けられて、少し冷たい手がシャツをたくしあげて直接肌に触れる。

「優しくしろよ?」

「後ろの経験はねぇの?」

「あってたまるか!お前が初めてだ。あっ、」

「優しくしてほしかったら煽んな」

内腿にあった手が、ついに体の中心に触れた。

優しく揉んでくるその手は焦らすようで、布越しの刺激しか与えてくれない。じわじわと情欲を引き出すような触り方だった。

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騙し合うこのゲームは、
本気で惚れた方が負けなのだ。