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answer.3
*Q11.『会長に質問です!前世で初めて会ったときの印象とか教えてください!』

鳳「サラリーマンだな、って。ストレスすごそうだな、って」

霧島「え、」

鳳「いや、だって紹介されてきた時で既に胃癌が手遅れだったんだぞ。サラリーマンのストレスってすさまじいよなぁって思った」

霧島「いやいやいや、もっといい感じの印象とかないの?うわぁ、カッコいい人が来たなとか、こんな人の主治医になれて嬉しいとか、そんな感じの」

鳳「よし、研究のモルモットが来た、とか?」

霧島「(泣)」

鳳「嘘だよ。…会った瞬間に一目惚れだ。カルテ見てるとノックが聞こえて、どうぞって言ったらお前が入ってきて、顔を上げた直後に目が合って、それで…、お前が微笑んだ瞬間にやられたんだ」

霧島「あぁ、初対面の時の、」

鳳「だから、この人の病気は絶対に治すと決めていた」

*Q12.『鳳さんの書いているノートにはどこまでかかれているの?』

鳳「いろいろ書いてるな」

霧島「具体的に!」

鳳「車椅子で一緒に中庭に行った時に地面にちっさい蜘蛛が出てきて、涼しい顔をしながらすっごく素早く足を地面から離したこととか、」

霧島「あれは足を運動させなきゃと思って、」

鳳「昼下がりに病室に行ったらちょうど昼寝してて寝言で揚げだし豆腐と呟いてたこととか。まぁ、ふとした瞬間の出来事とか、彼方さんの癖とかが多いな」

霧島「もうちょっと甘い感じのメモはないの?」

鳳「ないな(キッパリ)。日付はよく覚えていないから書いていないが、あれは書いたぞ。…一緒に初雪を見たいって言ってたこと。今年は絶対ぇに一緒に見るからな。仕事入れんなよ」

霧島「…そういう不意打ちやめてくれないかな」

*Q.13『鳳会長!すばりスリーサイズおしえてください!あ、身長体重とかのプロフィール公開しちゃってもいいんですよ(*´艸`*)←』

霧島「(無言で握り潰す)…、次行こう」

鳳「いや、今なんか潰しただろ」

霧島「気のせい、気のせい」

鳳「ふーん、そうか。……って、なわけねぇだろ。貴重な一枚を解放しろ!よこせ!八尋!よこさねぇと嫌いになるぞ!」

霧島「ほら(しぶしぶ)」

鳳「よし。で、内容は……、(絶句)。お、男のスリーサイズを聞いても面白くねぇだろうが。身長は177cmで、体重は「あーーーー、志貴大好きだよーーー!!」…、体重は「志貴は俺のだから!」、」

霧島「志貴は誰にもあげないから」

鳳「体重くらい構わねぇだろ」

霧島「ダメ」

鳳「ったく。だそうだから、体重は秘密だ」

*Q.14『自分好みの話で志貴さんの健気さがなんとも言えないくらい好きです!』

鳳「照れるな、これ」

霧島「ちょ、そんな冷静にしないでよ。告白されてるの分かってる!?」

鳳「大丈夫か、お前。これ告白じゃなくてただのファンレター。好きは好きでもお前の好きとは種類が違うんだよ」

霧島「それでも嫌!」

鳳「はあ?ワガママ言うなよ。俺は嬉しいのに。それに、」

霧島「それに?」

鳳「…告白されても俺がどういう返事をするか知ってんだろうが。俺の恋人が他人からの告白になびくわけがないって信じて堂々としてろよ。お前の誰かを好きになれるなら、とっくにそうしてる」

霧島「志貴、」

鳳「言わせんな、バカ」

*Q.15『霧島君は、私と優哉さんとどっちが好きですか?……優哉さんですよね、わかってましたよ(*´д⊂)どれくらい愛しているのか教えて下さい!(時間軸的にアウトなら誕生日を教えて欲しいです☆)』

霧島「優哉(即答)」

鳳「礼儀としてでも少しくらい悩めよ」

霧島「そういうくせに嬉しそうだよね」

鳳「うっ。…あ、どれくらい愛してるか、か。それを語らせると終わらなくなりそうだから、誕生日でいこうか。俺の前世の誕生日が2月23日、今が8月23日。彼方さんが8月2日、八尋が10月31日。ハロウィーンが誕生日」

霧島「病気よりもドキドキで死にそうになるほど好きだったよ」

鳳「言わなくていいっていってんだろ(照)」

霧島「本当に嬉しそうだよね。まぁ、今の誕生日がハロウィーンだから、誕生日の特権で何でもお願い聞いてくれるんだよね?」

鳳「そんな話じゃなかった筈だ」

霧島「お菓子ももらい放題、悪戯もし放題なんだよね?」

鳳「なわけねぇだろ」

霧島「(拗)」

鳳「し、仕方ねぇな。その日だけ特別だぞ」

霧島「(ガッツポーズ)」
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