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answer.1
*Q1. 『会長・委員長に質問です。』

鳳「あー、間違えて質問を書かずに入れてしまったパターン…」

霧島「すごく分かるよ、その気持ち。何を質問したかったんだろうね。ちょっと気になるかも…」

鳳「だが、俺達に質問するつもりだったことだけで嬉しい。一人一枚しかなかった用紙を俺達のために使ってくれたんだろ?」

霧島「それだけで嬉しいよね。ありがと。今回はちょっと残念だけど、いつかまた交流出来る機会があったら参加してね」

鳳「楽しみに待ってる」

*Q2.『相手のことをどれほど愛しているか』

鳳「…これ、(汗)」

霧島「(じぃーーーーっ)」

鳳「マジで答えるのか、これ」

霧島「当然」

鳳「お前はどうなんだよ」

霧島「好きだよ。誰よりも愛してる。苦しくなるほど恋しくて、少し離れただけで寂しくなって、傍にいることが心地よくて、志貴をいっぱいいっっっぱい幸せにすることで俺を選んでくれたお礼をするよ」

鳳「おまっ、(真っ赤)」

霧島「俺に任せてくれた君の責任は取るよ。で?志貴は?」

鳳「ッ!…お前を好きにならなかったら苦しまなかったのに、どれだけ苦しんでも幸せだと思えるくらい惚れてたよ!!」

霧島「(にやにや)」

鳳「っもういいだろ。次!!」

*Q3.『どれくらいの回数、揚げ豆腐を作ったのか。成功したのは一体何回目だったのか教えてください! 彩愛』

霧島「あ、これ俺も気になる。彩愛さん、いい質問」

鳳「もう覚えてねぇよ。楠に料理を教えってもらった次の日の昼に弁当を作ったんだからそんなに練習もしてねぇし。…まぁ、二時くらいまで夜更かしして、五時から起きて作った(ボソッ)」

霧島「え、そんなに…」

鳳「誰かのせいでその三時間も眠れねぇし、指を切るし、火傷するし、誰かに食わせた後に俺は何日も何日も揚げだし豆腐の失敗作を冷凍庫から出して食わなきゃならねぇし。もう最悪だった」

霧島「志貴、ありがとう。すごく美味しかった」

鳳「……おう、」

霧島「また食べたいなぁ」

鳳「また作ってやる、…気が向いたらな」

*Q4.『会長と委員長は童貞ですか!?童貞ですよね!?前世も気になります(^q^)カイチョウウマウマ』

鳳&霧島「(沈黙)」

鳳「うわぁ、黙秘権とかねぇの?」

霧島「あるわけないね。どうなの?」

鳳「…昔は違う。昔は初対面で28歳だった。相手は医学部の同級生。転生してからはお前に会えるとは思ってなかったが、お前以外でそういう気持ちになれなくて結局恋愛史真っ白のままで高校に上がったんだよ」

霧島「昔はともかく(若干イラつく)、過ぎたことだし(強調)。志貴は今でも童貞だよね。後ろはもちろん俺が初めて「明日腫れあがった顔で見回りしたいのか、八尋。言っておくが、俺はネコで納得した覚えはねぇぞ?」

鳳「で、お前は?」

霧島「前世はあったよ。相手は大学の先輩。今は志貴が初めて。んで、ベッドでの役割を譲る気はこれっぽっちもないから!」

鳳「俺だって好き勝手にされるには嫌だ!」

霧島「いつも気持ちよさそうにしてるけど?」

鳳「………………」

*Q5.『前世(ぽっぽ先生彼方さん)、今世(鳳霧島)のお互いの好きなところを、もういいですお腹いっぱいですってぐらいに語って欲しい。(ややこしかったらどちらかだけでも) 』

霧島「じゃあ、まずは俺から。優哉はね、優しくて強いんだよ。医者にしては口が悪かったのに患者によく配慮していて、仕事に責任と誇りを持っていた。その態度に惹かれたけれど、だからこそ独占できなかった。診察の時間だとか、去っていく彼を引き留める言葉はなかったんだよ」

鳳「……っ、」

霧島「志貴は彼だけど変わったところもあって、彼は弱さを見せてくれなかったけど志貴は俺を頼ってくれて。人前では王者のような生徒会長でも、二人っきりになったら甘えたり弱音を言ったりする。それがたまらなく嬉しいんだ」

鳳「他には?」

霧島「気になる?気になるんだったら、志貴も教えてよ」

鳳「仕方ないな。彼方さんはどこまでも優しい人だった。包み込むように愛してくれて、暖かな時間をくれて、だが、本当は自分が一番怖いだろうに余裕を気取るその態度が気に入らない時もあった」

霧島「ねぇ、これ、お互いを褒めてって質問分かってる?」

鳳「八尋は彼方さんが見せてくれないところを見せてくれた。喧嘩もしたし、すれ違いもした。風紀委員長として馬鹿みたいに頑張る、意見が食い違ったら衝突する、からかったら拗ねる、寂しい時は甘える」

霧島「最初の二つは悪かったと思ってる」

鳳「その馬鹿な頑固さ含めて好きだって言ってんだよ、分かれ馬鹿」

霧島「……(手で口元を覆う)」

鳳「俺は言ったぞ。約束通りお前も全部言え」

霧島「ここでとは言ってないけど。残りは夜に、二人きりでじっくりと教えてあげるよ」

鳳「や、やっぱり知りたくねぇ!」
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