それは恋よ、グレゴリオ


11/15 ( 07:28 )




海が見たい、人を愛したい、ホットミルクが飲みたい。みんなはもうおはようの時間かな。わたしはお布団に入ったところです。もう冬だって。嬉しい。今年のマフラーはふわふわのもこもこと、プレゼントでもらったミルクティーみたいな色の大きなマフラーの二本です。毎日さむくってしあわせ。冬がすきなひとはおともだちになってください。お互いの冬のすきなところをひとつだけ、教えあってさよならしよう。たましいの解像度が少しずつ、ゆっくり時間をかけて鮮明になってくる。あの小さな町であなたにかけられた呪いはもう随分前になくしてしまった。かわいいと言ってくれるひとに出会うまでのんきに過ごしてよかった、ほんとうに。あなたの習慣になりたい。おやすみ。







10/23 ( 01:25 )




インターネットから随分遠いところで生活をしていたせいで、ここに書き込むことが少なくなってしまった、未だにここに人が来てくれていることに驚く。いつもありがとう。

最近は雨が多い。本当にずっと雨。晴れるよりはマシだからまあいいや。あきちゃんと久々にあった。何を話したのか半分以上もう覚えていない気がする。ゆっくりでいいって言われた。ああこのひとはそういうところがある、と思い出した。具体的にわかりやすい優しさではなく、抽象的で分かりにくくて不器用な、優しさというより、許容に近い、わざわざ言葉にするでもなく、こっちに向けてぶん投げてくる優しさに久しぶりに触れた。だからわたしはことひとのとなりで安心していたのだった。願うまでもなく、あきちゃんは昔から変わらずにいてくれる。


彼と暮らし始めてもうすぐ1ヶ月が経つ。ひとことでいうとしあわせなんだと思う。ただ、ずっとこの先もって、高校生の時みたいに、この人はどこにもいかないって、確信することはなくて、無闇に依存しすぎず、一番適切な距離を測ってとなりにいることができる初めての存在なので、大切に、大切にしたいなとおもう。生活が愛おしいこと、別々のどこかで過ごすことに、抵抗がないこと、不安になってもあまり意味がないこと、ひとつひとつ、ゆっくり学んできた。彼のとなりにこの先もわたしがいられるように、ひとりで生きていけるように、自立したいとおもうし、彼がやりたいことを全部できるように、わたしもやりたいことを全部やりたい。可愛くなりたいだとか、本当のいい人になりたいだとか、そういうことを、思うようになった。動機が不純でもどうか許してほしい。


明日、早起きだから早めにお布団に入ったのに、お昼寝したら全然眠たくなくて、とても焦っている。明日は雨が止んで、太陽は雲に隠れた、完璧なくもりになりますように。要求が多い。おやすみなさい。








08/22 ( 10:26 )




眠れないので更新。

身体が疲れているのがあたまでわかる。手足が重たい。目を閉じてもあたまが眠たくないっていうから、まだわたしは今夜の夢をみれないみたいだ。はやくわたしも夢をみたい。朝起きて、顔を洗ったり、歯を磨いたり、服を着替えて、くつをはくことすら、しんどいときがある。身体はどこも痛くない、快調ではないが不調でもない。そういうときは、だいたい、せつない気持ちなのだ。心が今ここにないことを自分でわかっているから、ひとりで切なくなる。どんなに無傷にみえても、心がばきばきの人もいる、誰かに飛んで会いに行きたい人がいて、二度と会えない人がいて、死にたい夜がある。みんなが知ってる呪いのはなし。自分がほんとうのほんとうに尊いと思えるもののためだけに生きていけたなら、それはどんなに幸せなことなんだろうかとおもう。尊いものめがけて駆け抜けてしまいたい。今目の前にあるものを的確に、明確に愛したい。愛されているという確信をもって呼吸がしたい。思い出すことが、懐かしむことが気持ちよくてやめられない、愛することが、そして愛されることが気持ちよくてやめられない。飽きてしまうことが、そして夢中になることが気持ちよくてやめられない。情緒と愛、ユーモアと根暗、そのどれもが心に同居しているせいで手足を動かすのが難しい。君が居てもいなくても、割と平気で生きていけるわたしを愛してくれるかな。わたしがいてもいなくても、余裕で生きていけるあなたを愛したい。今日はこれでおしまい。これはぜんぶ呪いと愛と情緒のはなし。おやすみなさい。








08/16 ( 08:46 )




もう、もう、8月の真ん中に来てしまった。ここが夏だ。今わたしは夏の真ん中にいる。今日は日記らしいことを書こうかと思う。昨日はお仕事がお休みだったので、森永さんのお家で一日過ごした。夕方18時過ぎに目が覚めて、お酒を飲みに行った。お盆だからか、いつも行く居酒屋の鶏ジローはお休みだった。駅の反対側まで行って、開いてる居酒屋に入った。森永さんとゲームでマルチをしながらご飯を食べて、お酒を飲んだ。帰りにアイスキャンディを買った。彼はアイスキャンディが苦手だと行った。しゃりしゃり感が許せないらしい。へんなところをきらうから笑ってしまった。帰宅してすぐ、わたしは睡魔がすごくってすぐに眠ってしまった。彼の右側にくっついて眠りについた。彼はいつ頃眠ったんだろう。2時間ほどして、深夜に目が覚めた。トイレに行って戻って来たら森永さんも起きて居て、そこからまた二人で朝までアニメを見ながら起きてた。fate、いいアニメだった。昔のアニメもすきだ。彼がアニメに詳しくてよかった。観たいアニメが尽きない。ほんとうに。朝の8時前くらいに眠って15時半に飛び起きた。遅刻しそうになって、大慌てで準備をして家を出た。雨が降って居て、サンダルがびしょびしょになった。新宿に着いて、出勤して、午前2時頃、お店を閉めて、珍しくお店全体で飲み会でした。みんな楽しそうでよかった。社員さんたち、顔面ケーキとかするから、床も座布団も服も髪もクリームまみれで掃除が大変だった。くらちゃんとりょーたとひかるがお掃除頑張ってくれてとても助かった。わたしはみんなといるとき、わりと誰とでも楽しく笑って話せるし、みんなほど酔っ払ったりもしない、飲み会を単純に楽しめるタイプだけれど、やはり、わたしは大勢のつながりのある他人と過ごすとき、自分が孤独なのだと確認する作業を止めることができない。笑いながら、言葉を発しながら、相手のことを何一つ知らない自分を確認してしまう。みんなといる時が一番孤独だな、と思う。なんて贅沢な孤独なんだろう。なんでみんなとけらけら笑いながら、自分を自分で傷つけないと気が済まないんだろう。よくわからないけれど、たくさんの人と過ごせば過ごすほど、わたしは孤独を覚える。でもみんなとたくさんの言葉を交換して、ほとんど野次みたいなものだけれど、これがここでは一番わかりやすいコミュニケーションなのだ、と自分を納得させる。お店を出てカラオケに移動して、歌うだけ歌って帰宅した。今はお布団。頭がいたい。いつもならさみしいとか言う癖に、今はなんだか落ち着いてる。一人になれたことに落ち着いている、というより、名前を呼んでくれるたくさんのひとと過ごしたせいで心がなにかで満タンなのだと思う。結局らなんだかんだでわたしは彼らのことがすきでしようがないのだ。今日は曇りで暗くて涼しい。夏も悪くないかもしれない。


ただの日記よ。
おやすみ。








06/30 ( 16:01 )




ある程度の距離をもって、信頼して、ある程度の距離をもって、愛して、ある程度の距離をもって、疑って、っていう、そういうことがわたしにとってはとても難しい。裏切られる、というのは、かなり身勝手な表現のような気がする。信じよう、と、そう思ったあとに、相手が自分が望んでいないことをしたとしても、それは、相手を信じた本人の責任であって、裏切られた、と被害者のように振る舞うのは違う気がする。自分で信じると決めたのなら、相手が何を選びどこへ行き誰と何をしようと、どんな言葉を発していようと、それは信じると決めた自分の責任であって、信じていたのに、というのはあまりに身勝手だと思う。裏切られた、と感じたのなら、信じる相手を間違えた自分の責任だと割り切って、涼しい顔して通り過ぎて仕舞えばいい。自分のことを無駄に傷つけなくていい。あなたはもう強くならなくていい。そのままでいいよ、大丈夫。これを書いているのは、自分に言い聞かせて刷り込むためっていうのが大きい。悲しくなったら、用もなく電話をかけてもいいかな。理由もなく会いたくなったら、会いたい、だけで会いに行ってもいいかな。でも誰かを利用して寂しさを埋めるのは、とても汚いことなのではないか、そう思う。精神的にそこで埋めてくれてもね、多分また頼ってしまうし、わたしはわたしで、いつだって涼しい顔で、悲しいことなんてなにひとつないような顔で、まっすぐ立っていないとだめな気がする。でもじゃあだめになったとき、このままずぶずぶ沈んでいって、もうだめだなって思ったとき、他の何かに、自分以外の外側に救いを求めてもいいんだろうか。でも外側にあるものはいつか必ず、なくなってしまう。君は何処にも行かない?なんて、分かりきった質問、もう誰にもしたくない。今まで何処にも行かなかったひとが、ひとりだっていたかい。そういうことなら、外側に興味なんて一切向けるべきではない。必要以上に傷つきたくない。そもそも必要なレベルの傷ってどれくらいなんだ。書いていて恥ずかしくなる、どれだけ自分が汚いか、弱っちいか、恥ずかしくなるほどわかる。わたしは、ある程度の距離を保ったまま、他人と関わるのが苦手だし、断ることも、言い返すことも、自分が思ってることを話して伝えるのも、あまりうまくできない。みんなの心が何処までも遠い。歩いて向かったらこの寿命が尽きてもたどり着けない。あなたが随分遠くに感じる。これを寂しいだとか、悲しいだとか、そういうふうに感じていたら、きりがないって、普通ならすぐわかる。それを諦めきれない自分が目の前にいて、いつだって寂しいし悲しい。ひとりでいるときより、一生かかってもわかってあげられない愛おしいあなたが隣にいるときのほうが、わたしは孤独だよ。伝わらないと思う。伝わろうが、伝わらなかろうが、結局、わたしは、その心と声に、その魂に触れたくて仕方がないんだと思う。すきだよ。ずっと愛おしいよ。伝わらないんだと思う。それでもいいと思えるときが、いつかくればいいなと思う。



相変わらず、わたしはわたしです。
みんなは元気?
もう夏がくるね。
素敵な夏にしようね。








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