妄想録・再録 | ナノ 妄想録・再録

妄想録のシリーズ物を投稿順に並べ替えたもの。
下枠でカテゴリを選べます。ふんわり季節順。

◆今日は何の日E

【リドル】

「今日は靴の日らしい」
『9(く)/2(つ)ってこと?リドルがそういうのに興味があるなんて意外だわ』
「心外だね」
『う……怒った?』
「いいや」
『…………えっと、目が怖いよ?』
「今日は靴の日なんだ」
『うん……だから?』
「ひざまずいて僕の靴を舐めな」
『怒ってるじゃん!』

◆インフル@

【学生シリウス】

「う〜だりぃ……」
『どうしたの?風邪?』
「多分な……あー節々いてぇ」
『熱あるんじゃない?ちょっとはかってみ?……うっわ、39度!』
「インフルかもな……」
『……鳥?』
「は?」
『チキンだけに……ごめんうそ!こっちむいてわざと咳しないでっ』

◆インフルA

【学生シリウス】

『何か飲む?食欲は?あ、タオルかえようか?』
「今日はやけに優しいな」
『弱ってる子犬を放っておけないっしょ!』
「弱くねぇし小さくもねぇ!」
『はいはい、大人しく寝てましょうねー』
「てめぇ……覚えてろよ」
『はい負け犬の定番台詞頂きましたー』
「――ッ」
『で、何かしてほしいことはある?』
「そうだな……」
『あ!ダメダメッ!薬を口移しでとか体で熱冷ましてとか、そういうのダメだからっ』
「言ってねーよ!」
『目が訴えてたもん!違うって言うなら何頼むつもりだったか言ってみなさいよー』
「そりゃ当然……」
“静かにしてくれ!”

◆インフルB

【学生セブルス】

『セブルス?』
「なんだ」
『もう寮に帰って寝た方がいいんじゃない?』
「いや、いい……」
『インフルの人は外出歩いちゃいけないのよ?』
「知ってる」
『図書館にいるべきじゃないわ』
「わかってる」
『じゃあなんで――』
「寮に戻ったら会えなくなるだろ」
「だから、ここでいい」

◆インフルC

【スネイプ教授】

『苦い……』
「当然だ。薬だからな」
『飲んだらクィディッチの練習に戻っていいですか?』
「駄目に決まっているだろう。1週間外出禁止だ」
『試合、2週間後なのに……』
「もちろん、この部屋から……ですぞ」
『なっ』
「脱走しないよう監視せねばなるまい?」
『そ、そんなことするわけないじゃないですかー。ほ、ほら、1日も早く治さなきゃですからね!だから、』
「安心したまえ。我輩が四六時中そばについて看病してやる」

◆肝試し@

【悪戯仕掛人】

「今から肝試しやんだけど一緒にやるか?」
『やるやる!』
「よし。じゃ、メンバーは俺とジェームズとピーターとお前の4人な!」
「今日の防衛術の授業が終わり次第開始だよ!」
『え。夜じゃなくて?ていうかリーマスは?脅かす側?』
「リーマスからチョコレートを奪うっていうルートなんだ」
『ぶっ!!』
「最高の肝試しだろ?」
『肝試しって言うか命の綱渡りっ!』
「僕リタイアしたい……」
『わ、私も!』
「あ、ちなみに逃げたら首謀者としてリーマスに献上されるってルールだから。じゃあねー。健闘を祈る!」
『ええええーーーーっ!待って!どっちにしろ殺されるって!!』

◆肝試しA

【悪戯仕掛人】

「最近リーマスの機嫌悪くねーか?」
「暑いとチョコが溶けちゃうからね」
「ぼ、僕、こないだリーマスを使ってみんなで肝試ししたからだと思うな」
「なになにピーター。僕らのせいだって言うのかい?」
『逆にそれ以外考えられないと思うんだけど』
「だよなー。俺あれから毎朝起こされるときに髪の毛引っ張られんだけど。ったく、禿げたらどうしてくれんだ」
『え、リーマスに起こしてもらってるの?』
「僕なんて鼻毛抜かれるよ!」
『君たち自分で起きようよ!』
「本当だよ。起きない二人にいらつくリーマスに毎朝眼鏡を割られる僕の身にもなってみてよ」
『いや、多分それはジェームズが首謀者だってバレてるだからだと思うんだ……』
「えー」
「ったく、なんでお前だけ無事なんだよ」
『クーラーボックスあげたからかな?神扱いされたよ』
「まじで!?じゃ俺もなんか献上すっかな」
「僕、あとでリーマスにアイス買ってあげることにする!」
「君らが何かあげても効果ないと思うよ」

◆肝試しB

【学生リーマス】

「ねぇ、君のせいで最近ピーターとシリウスがうざいんだけど」
『いろいろ貰えて至れり尽くせりじゃん』
「野郎にプレゼント貰っても嬉しくないよ」
『野郎って……リーマスってそんなキャラだったっけ?』
「うん?何か言った?」
『い、いいえっ!!』
「とりあえず責任とってよね」
『え、何の!?』
「失われた4つのチョコレート」
『それこないだのクーラーボックスでチャラになったんじゃ!?』
「なるわけ無いよ。僕は糖分が欲しいんだ。ってことでこっち来て」
『な、なんで?とか聞いてもいいでしょうか……?』
「言っちゃったらムードないじゃないか……キスするからだよ」
『なんでぇぇぇええっ!?』
「そこまで言わせるの?いいからおいで。それとも無理やりがいいの?」
『おかしいおかしい!その言い分も!そのキャラも!!』
「どうして?恋人同士なんだしいいじゃない」
『いつそうなった!?』
「君がプレゼントをくれたとき。僕は君を抱きしめて、君は僕を受け入れただろう?」
『違っ!ちょ、誰か!リーマスがおかしくなったぁぁぁっ!』

◆秋といえば@

【レギュラス】

『秋と言えば、スポーツの秋だよね!』
「どうしたんですか突然」
『クィディッチシーズン到来です!』
「まあ……そうですね」
『私、今日からスニッチになるね!』
「……は?」
『さあ、私を捕まえてごらんなさい!おほほほほほ!』
「捕まえろと言いながら近づいてこないでください!」

◆秋といえばA

【学生セブルス】

『読書の秋だね!』
「秋だから本を読んでるわけじゃない」
『セブルスはね。私は秋だから本を読むんだ。ってことで隣座っていい?』
「座ってから聞くことじゃないだろ……別にかまわないが」
『わーい』
「……」
『……』
「……」
『……何?』
「本を読みに来たんじゃないのか?」
『セブルスこそ、さっきからこっちチラチラ見てなんなのよ』
「本が上下逆だ馬鹿」
『あ』

◆秋といえばB

【スネイプ教授】

「何事だ!?」
『ゲホゲホッ、先生いいところに!今ちょうど焼きあがったところなんですよー』
「焼き――ッぐ、なんだこの煙は!」
『秋といえばサンマです!七輪で焼いてみました!』
「地下で魚を焼くやつが、ゲホッ、あるか、馬鹿者が!」
『だってここしか火があるところ思いつかなかったんですもん』
「ゲホゲホッ、貴様っ、ゲホッ、調合用の、火種をッ」
『あはは!先生涙目になっててかわいー!』
「我輩の方に向けて扇ぐな!!」

◆秋といえばC

【ルシウス】

『もう秋かぁ』
「君が哀愁を漂わせるとは珍しいこともあるものだな」
『む。どういう意味よそれ』
「君なら紅葉を見てきれいだとはしゃぐとばかり思っていたよ」
『そりゃ紅葉はきれいだけど、あの葉っぱもすぐに散っちゃうと思うとね……』
「そこでなぜ私の頭を見る」

◆今さら世界終焉@

【ヴォルデモート】

「12月21日に世界は終焉を迎えるという話を知っているか?」
『いえ……』
「古代マヤ文明の暦は5000年以上にも及びうんぬんかんぬん」
『卿が博識なのはわかったんですが、つまりそれって迷信ですよね』
「迷信などではない。12月21日に世界は『昨日ですけどね』
「そう。つまり今日からが新しい世界、俺様の世界だ!」
『……(どうしようこの人かわいい)』

◆今さら世界終焉A

【学生リーマス】

『どうしたのリーマス。顔真っ青だよ?』
「予約してるハニーデュークスのクリスマスケーキが食べられない」
『え、ケーキ?』
「どうしてくれるのさ。半年間ホグワーツ中の小銭を拾い集め続けてやっと限定品が買えるほど溜まったのに」
『半年も?――いや、たった半年でケーキ代稼いだの?ていうか世界の心配しようよ』
「世界なんてどうでもいいよ。それより僕のチョコレートケーキだ」
『チョコ>世界!?』
「当たり前のこと聞かないでくれる?責任とってハニーデュークスのチョコ買い占めてきてよ」
『話繋がってない上に無茶すぎる!!』

◆今さら世界終焉B

【ジェームズ】

「ええっ、世界が終わる!?」
『らいしよー』
「まだ君とキスしてないのに!」
『ていうか付き合ってもいないでしょ』
「今すぐ結婚しよう!」
『うん、無理』


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