妄想録のシリーズ物を投稿順に並べ替えたもの。
下枠でカテゴリを選べます。ふんわり季節順。
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【スネイプ教授】
『スネイプ先生!ルーピン先生とはどういうご関係ですか!?』
「どうもこうも……」
『危ない関係!?』
「危ないのは君の頭のほうだと思うが」
『ごまかさないでください!ルーピン先生から聞いたんですからね!』
「何をだね」
『先生方はラブラブで付き合ってるって』
「……」
『――って言うのは嘘だって』
「……」
『いやああああ!ごめんなさいぃぃぃいいいっ!!!』
【スネイプ教授】
「そもそもエイプリルフールというものが何なのかわかっているのですかな?」
『嘘ついても許される日じゃ……?』
「1月1日を新年とするという法律ができたときに、反発した民衆が4月1日にバカ騒ぎをしたのがそもそもの始まりで……」
『え、あの、(起源とか興味ないんですけど……』
「この騒動に怒った王が人々を逮捕し片っ端から処刑した」
『……』
「その中には13歳の少女も含まれて痛そうだ」
『……(なんか嫌な予感がする』
「ところで君はいくつだ?」
『13ですが……』
「さよう。処刑されるにはちょうどいい」
『いやああぁぁぁぁああああ!つつ杖向けないでぇぇぇっ!!』
「フン……嘘に決まってるだろう」
『嘘でしょ目がマジでしたよ!』
【リドル】
「――で、予定通り騙されるほうだったわけだ」
『せめて予想通りって言って……』
「決まっていたことなんだから“予定”だろ?」
『ぐぬぬぬ……悔しいぃぃ!』
「変な声出さないでくれるかな。可愛い顔が台無しだよ」
『だ、騙されないからね!』
「もう日付変わってるけど?」
『うそ!?』
「うん、嘘」
『――っ、どうせ私はドジでバカでブスですよーっだ!』
「そうだね。…………それでも僕は君が好きだよ」
『まだ言うか!ていうか何その間!』
「ん?日付またぐの待っただけ」
【学生リーマス】
「5月5日って端午の節句って言うらしいね」
『(ギクッ)り、リーマスって物知りだね』
「日本行事があるたびに君が来るから調べてみたんだ」
『へ、へえ……』
「ひなまつりはあんなに祝えって騒いでたのに、今回はおとなしいんだね」
『ほら、私ももう子どもじゃないから、そういうのでいちいち騒ぐのはどうかなって……』
「ふぅん。僕はてっきり僕らを祝うのが嫌なのかと思っちゃったよ」
『は……ははっ、まっさかー』
「だよね。自分だけ祝わせておいて、僕らには何もないだなんてね」
『も、もちろんですよー』
「僕柏餅の中身はチョコレートがいいな」
『はいっ!ご準備させて頂きます!!』兜かぶってないのに角が見えるよ
【ジェームズ】
「リーマスから聞いたよ!5月5日って男の子の為の日なんだって!?」
『男の子の為の日というか、男の子の成長を願う日かな』
「そっか!成長か!ありがとう!!」
『なんかやましい事考えてない?』
「僕ちょっと大人の階段上ってくる!」
『天国への階段上ることにならないよう祈るよ……ってもういないし』
「リリィーーーっ、僕の成長のた……ゴフッ」
『さすがリリー、言わせることすらしないとは』
【学生シリウス】
「何やってんだ?」
『こいのぼり揚げてるの』
「は?鯉は空にのぼらねえだろ」
『わかってないなー、シリウス君。これにはちゃんと由来があるのだよ、まずねー』
「どうでもいいけど、よく見るとこれ怖ぇな」
『どうでもいい言うな!』
「カラフルなディメンターっぽくねー?」
『ぽくないと思うよ、うん』
「なあ、これに魔法かけて蛇寮に突っ込ませようぜ!」
『え……あ……うん、楽しそうだね』
「この5色のが親玉だな?せっかくだから7色にしようぜ」
『……それは鯉じゃないよシリウス』
「目が光るとかどうだ?あ、飲み込むのもいいな!」
『えっと……』
「あ!ジェームズ!これで何人捕まえられるか競争しようぜ!」
『あ、ちょっと!』
乗っ取られた
【学生セブルス】
「おい!あの巨大な魚をなんとかしろ!」
『あれはもう私の手を離れちゃってるからなんとも……それにしてもセブよく生きてたね』
「何かあるだろうと思って警戒してたからな」
『さっすが!そんな賢いセブにプレゼン「いらないからな!」
「どうせまた意味の分からない魔除けグッツだろう」
『そうそう。邪気をはらうんだってー』
「魚の頭の次は草か」
『形が刀に似てるのと、匂いがポイントらしいよ』
「草をもらって僕が喜ぶとでも思うのか?」
『だめかぁ。薬草だからいけると思ったんだけどなあ』
「……薬草?」
『漢方薬になってて、痛風とか神経痛に効くらしいよ』
「……」
『もったいないし素直にお風呂に入れるかー』
「待て!……ど、どうしてもっていうなら、もらってやらないこともない」
【レギュラス】
『レギュラス発見!はいプレゼント。新聞紙で作った兜だよ!』
「ありがとうございます。でも僕は菖蒲をもらったのでいらないです」
『え?そうなの?』
「セブルス先輩が怒ってましたよ。“乾燥させた根じゃないと使えないんじゃないか!”って」
『調べるの早いなぁ』
「返して来いって押し付けられました」
『……にしては手ぶらだね』
「はい。菖蒲湯にしてきましたから」
『……よく知ってるね』
「はい。ということで行きましょうか」
『……』
「なんでさっきから後ずさりしてるんです?」
『ちょっと身の危険を感じて……』
「危険なんてないですよ。一緒にお風呂入るだけなんですか……ちっ、逃げられましたか」
『そうくると思ったよ!』
【学生セブルス】
『セブセブっ、今日は何の日だー?』
「5月23日。“体内に残らない毒薬”の発売日だ」
『何その危ない本……今日はラブレターの日なんだよ!』
「は?」
『5(こい)2(ふ)3(み)で恋文!――ってことで、セブルスにラブレターを書いてきましたっ』
「フン、くだらないな」
『ああっ、破かないでよ!私の愛の結晶がーー』
「こんなものなくても……」
『!』
「今日はキスの日でもあるからな」
『ふ、不意打ちなんて卑怯よ!』
「じゃあ改めてもう1回するか?」
『え、わ、ちょっ――』
【学生シリウス】※下ネタ注意
『あのさシリウス、なんでさっきからずっと私の後をついてきてるのかな?』
「今日が5月30日だからだよ」
『ごめん意味わかんない』
「ばっか、マグルのくせに知らねーの?今日はジャンヌダルクが火あぶりにされた日なんだぞ」
『……で?』
「俺がお前を守ってやる」
『えっと。どっからつっこめばいいのかな?』
「おま、何恥ずかしいこと言って……だいたい、突っ込むのは俺の役目だろ」
『とりあえず部屋から出ようかシリウス君。その腐った脳みそを跡形もなく燃やしてあげるよ』
「は?ちょ待て待て杖しまえって!」
『インセンディオ!!』
【シリウス】※続き
「先輩何やってるんですか?」
『5/30だからという理由でストーカーしてきた男に火あぶりの刑を執行してたところよ』
「レギュラス助けてくれっ」
「先輩、5/30はゴミゼロの日でもあるんですよ」
『お。それはいい事聞いた』
「おいまさか……」
「エバネスコ!」
『「!?」』
「チッ……兄さんなんて物扱いで十分だと思ったんですが……」
「おいレギュラス、今マジでやっただろ!」
「僕はいつだって大真面目です。仕方がないのでデリトリウスでいきますね」
「本気で俺を消しにかかるな弟よ!」
「やめてください。僕があなたの弟と思われるだなんて耐えられません。でもまあ、それも今日までですけどね。社会のゴミが消えれば少しは平和になるでしょう。ゴミの消えたクリーンな世界で僕は先輩と幸せに暮らしますから。ああそうそう、最後の弟の仕事としてあなたがやろうとしていたことは僕が責任を持って引き継ぐので安心してください。部屋も風呂も布団もずっとついていって守りますからね――あれ、先輩?」
「幸せに暮らしますからあたりで逃げてったぞ」
「……インセンディオ!」
「俺にやつあたりすんな!」
【リーマス】
『ご機嫌だね。何かいいことあったの?』
「うん、今日は僕の日だからね」
『あれ?リーマスの誕生日って今日だっけ?』
「違うよ」
『じゃあどうして?』
「秘密。でもプレゼントちょうだい」
『なんて無茶苦茶な』
「ハニーデュークスのお菓子詰め合わせがいいな」
『あげるって言ってないよ?』
「1番上のランクのやつね」
『いやいやいや。持ってないって!』
「待っててあげるよ」
『はい?』
「30分ね」
『無理っしょ!』
「先週この机においてあったーー」
『行ってきます!』
6月2日でムーニーです
【リドル】
『日記がしゃべったぁぁ!!』
「今日は日記の日だからね」
『いやぁぁああっ、きもちわるいぃぃぃ!!』
「失礼な奴だな。この僕に向かって気持ち悪いとは……死にたいの?」
『生きたいです殺さないで!』
「僕の言うことを聞いてくれたら生かしてあげる」
『日記のくせに偉そう!?』
「……やっぱり死んどく?」
『生きる!!』
「そう。それなら話は早い。今日から君は僕の恋人だ。今日は恋人の日だからね」
『は!?日記の日ってのは!?』
「それもあるよ。日記の日であり恋人の日なんだ。つまり、日記の僕と恋人になる日」
『日記と恋人なんて気持ち悪――』
「ああ、ちなみに拒否したら殺すから」
【リーマス続き】
「おかしいよね?この前あれほど言ったのに、どうして僕に何もくれないの?」
『え?何のこと??』
「こんな大事な日を忘れちゃうだなんて僕は悲しいよ」
『えっと……ごめんね?』
「悪いだなんて思ってないでしょ」
『いや思ってるよ!だって切なそうな笑顔してるくせにリーマスから殺意感じるもん!!』
「そんなつもりないのにな。君が今日が何の日だかわかってなくて本当に悲しいんだ」
『……その顔見て今わかった。っていうか、なんでリーマスの日がそう何回もあるのよ!この前お菓子あげたじゃん
「それはそれ、これはこれ、だよ。……ということで、その右手に持ってるケーキちょうだい」
『こ、これは予約して3週間待ちでやっと手に入れたとっておきのっ――』
「わざわざ僕のためにありがとう。うれしいな」
『……』
「何?嫌なの?じゃあ“ケーキの変わりに私を食べて”とか言ってみなよ。僕はそっちでも全然かまわな――」
『お納めくださいリーマス様』
むー(6)に(2)ぃ(1)でムーニー
【スネイプ教授】
『先生、今日は薬草の日ですよ』
「だからなんだ。祝うならスプラウト先生のところへ行けばよかろう」
『じゃあ、薬学の日にします』
「適当に記念日を変えるな」
『いいじゃないですか。や(8)く(9)ってのはあってるんですから。ってことでお祝いしましょう』
「断る。我輩はそんなくだらんものに付き合っているほど暇ではない」
『せっかくスプラウト先生から珍しい薬草もらってきたのになー』
「……紅茶くらいなら、入れてやらんこともない」
『先生って意外と現金ですね』
「うるさい。いいからさっさとよこせ」
『はーい』