妄想録のシリーズ物を投稿順に並べ替えたもの。
下枠でカテゴリを選べます。ふんわり季節順。
妄想録のシリーズ物を投稿順に並べ替えたもの。
下枠でカテゴリを選べます。ふんわり季節順。
【ジェームズ】
『ジェームズーーー!』
「どうしたの?今日はやけにテンション高いね。また豆まきの季節でも来たの?」
『おお!さっすがジェームズ!勘がいい!』
「聞いたかいリリー!僕褒められたよ!」
『リリーなら図書館行ったけど……ってそうじゃなくて!』
「僕図書館行かなきゃ!」
『聞け!3/3はひなまつりって言って、女の子のための日だから……』
「本当かい!?僕さっそくリリーを祝ってくるよ!」
『え。ちょ、待てこら』
「僕の愛しのリリィィーーーィ!君のために僕はなんだってするよ!」
「それじゃあ今すぐ私の目の前から消えて頂戴!」
【学生シリウス】
『今日はひなまつりです』
「俺がお前に豆投げればいいのか?」
『言うと思った!豆は節分限定なの!ひな祭りは女の子の成長を願ってお祝いする日よっ』
「へー。じゃあ俺も願ってやるよ」
『意外と素直でびっくり……ってどこ見てるのよ!!』
「成長を願うんだろ?願うより揉んだほうが早いと思うけどな」
『揉むとかいうなエロ犬!!』
「俺でよければいつでも手伝ってやるぜ!」
『近寄るな変態!』
【学生リーマス】
『リーマス?その手は何?』
「何って、今日はひな祭りなんでしょ?」
『そうだけど……ひな祭りにチョコレートはないよ』
「どうしてさ」
『どうしてって言われても!』
「節分の時はくれたじゃないか」
『あれはリーマスがしつこすぎて怖かったからだよ!』
「しょうがないなあ。じゃあ今回はひなあられとやらで勘弁してあげるよ。一応お菓子なんでしょ?」
『あのねリーマス。ひな祭りって女の子をお祝いする日なの』
「ふうん。……で?」
『わかったわかったあげるから!そのドス黒いオーラしまって!』
「どうせならチョコレートがいいな」
『ねえよ!』
【レギュラス】
『レギュー、流し雛やりにいこー』
「ち……いいですよ」
『え、レギュラス今舌打ちした?』
「してませんよ」
『よかった聞き間違いかー』
「別に今回も僕のとこに最後に来ればおいしいところだけ頂けたのにとか思っていません」
『思ってたんだね。そしてまたのぞき見してたんだね』
「人聞きの悪いこと言わないでくださいよ」
『事実でしょ?だけど残念ね。今回はこのあとセブのところに行くのよ!』
「甘いですよ先輩。このまま先輩をどこにも行かせなければ僕が最後になります」
『なにその危険な発言』
「さ、その流し雛とやらをやりに行きましょうか。流すなら川ですよね」
『ちょ、そっち禁じられた森!』
【リドル】
『リドル知ってる?4月1日はエイプリルフールっていって、嘘ついても許される日なんだよ』
「何?僕を騙そうっての?」
『いや、そういうわけじゃ……』
「僕に偽りの言葉を並べる気なら、それ相応の覚悟をするんだね」
『わかったわかった、リドルには嘘つかない!』
「わかればいいんだ」
『……つまんないの』
「何?」
『なんでもない!じゃあさ、どうやってみんなを騙すか一緒に考えようよ!』
「君は騙されるほうだろ?」
『そんなことないって。見事に騙してみせるわ!』
「いや、騙されるね。世界をかけてもいい」
『そこまで……』
【ジェームズ】
『ジェームズ、リリーがジェームズのこと好きになったかもって言ってたよ』
「本当かい!?リリーが僕のことを好きだってのは知ってたけど、言葉に出してくれるだなんて嬉しいよ!」
『え?(嘘なんだけど……知ってたってどういうこと?』
「僕ちょっとリリーのところ行って来る!」
『あ、ちょっと待ってジェームズ!』
「ジェームズならもう行ったぜ」
『……逝ったな』
【ジェームズ】
『ジェームズ!……よかった、生きてた』
「ん?なんだい?」
『リリーは見つからなかったの?』
「僕がリリーを見つけられないとでも思ってるのかい?」
『え、じゃあなんで生きてるの?』
「君のおかげでリリーと付き合うことになったよ!」
『えぇぇえええええっ!!!』
「リリーに“あんたなんか好きでも何でもないわ!近づかないで!”言われたんだ。これって“大好き、いつも側にいて”ってことだよね?」
『え?』
「そう、今日はエイプリルフールだからね」
『……』
「さて、僕はどこから嘘をついてたでしょう?」
【学生シリウス】
『うわあぁぁぁん、ジェームズにしてやられたぁぁ!』
「おう、ドンマイ」
『軽!』
「なんだ慰めて欲しかったのか?じゃあこっち来いよ」
『下心感じるから嫌』
「お前俺を何だと思ってんだ」
『年中発情期の駄犬』
「てめっ……せっかくとっておきのお菓子やろうと思ってたのに」
『え、マジで?超いる!シリウス大好き!』
「……単純なやつ」
だから騙されるんだぞ
【学生シリウス】
『このお菓子おいしい!』
「そっか、そりゃよかった」
『……おかしい、シリウスが無駄に優しい。ハッまさかこのお菓子に薬を――』
「盛ってねーよ!ったく、4月1日だからって人を疑いすぎなんじゃねぇの?」
『うんごめん。シリウス良い人』
「わかりゃいい」
『今まで気付かなかったけど、シリウスってカッコいいだけじゃなくて優しいのね』
「まあな」
『しかも頭もいいし、スポーツ万能だし……』
「お、おう」
『私、シリウスのこと好きになったかも』
「……」
『まあ、嘘だけど』
「……」
『おーい、シリウスー?』
「……やべ、嘘でも嬉しい」
『え。――っぎゃあ!抱きつくなぁ!!』
「いいじゃん、エイプリルフールなんだし」
『いやいや!意味分からないから!ちょっと!腰に手回さないでー!!』
【レギュラス】
『ひどい目にあったわ……』
「先輩が余計なこと言うからですよ」
『うひゃ!レギュラス、いつからそこにっ』
「ついさっきです」
『嘘だな!またいつも通りずっと見てたんでしょ!』
「嫌だな先輩、僕がそんなストーカーまがいのことするわけないじゃないですか」
『ふふふ、それも嘘ね!』
「今回は本当に偶然居合わせただけです」
『今回はって言っちゃったよこの子……』
「何です?」
『何も!!タイミングばっちしレギュラスかっこいいなあと思って!』
「それこそ嘘でしょう」
『ぐっ……』
「ふざけたことぬかしてると、その口塞ぎますよ……唇で」
『兄弟!』
【レギュラス】
「だいたいさっきから嘘嘘って……なんなんですか」
『ちょ、レギュ近い』
「当然です。近づかなきゃキスできないでしょう」
『や、やだなあ、レギュってばさっきっから冗談ばっかり』
「それです。どうして僕のことを嘘つき呼ばわりするんです?」
『だ、だって今日はエイプリルフールじゃん』
「ああ、なるほど……先輩、知らないんですか?」
『な、何を』
「エイプリルフールに嘘つくのは魔法界ではつい最近禁止になったんですよ。“嘘でした”では済まされない事件が毎年起こるから」
『えええ!!』
「さすが先輩、とことん抜けてますね……ということで、僕は本気です」
『―――っ』
【リドル】
『まさかエイプリルフールに嘘つくのが禁止になってるとは知らなかったな……』
「君はバカなの?」
『は?』
「もう一度言うよ。君はバカだね」
『語尾変わってる!』
「そんな法律あるわけないじゃなか」
『え』
「ジェームズ・ポッターとシリウス・ブラックはそんなこと言ってなかっただろ?」
『そ、そういえば……』
「やっぱり君は騙される側が似合ってるよ」
『そんなことない!リベンジよ!!』
次、子世代へ飛びます。
この子とリドルの設定は気にしたらダメです。
【ドラコ】
『あれ、ドラコ……生え際後退した?』
「!!」
『うっそー♪やった。やっと1人引っかかった〜』
「……」
『あれ、ごめん怒った?』
「……き、気にしてるわけじゃないからなっ!」
『気にしてたんだね……ごめんよ』
【ルーピン先生】
『ルーピン先生ー』
「僕ならいないよ」
『なんだ残念、出直しますーって、いるじゃないですか!』
「ああ、これは幻影だよ。本体は今医務室」
『うは、すごい!魔法って分身の術もできちゃうんですね!うーん、どうせ嘘つくなら本体の方よね……ん?あれ?医務室?どっか悪いんですか?』
「ははは、嘘だよ。喜んだり悩んだり面白いね」
『嘘!?うっわ、また騙された!ちょっと、笑わないでくださいよっ』
「ククッ……ごめん、だって……“また”って……ははは」
『くっそー、本体のほうは絶対騙してやるんだから!――で?本当はどこにいるんです!?』
「そっち!?」分身の術が嘘だって選択肢はなかったのか
【ルーピン先生】
『先生!笑いすぎ!』
「だって、君が、あまりにも、クククっ」
『っもう!いいかげん教えてくれないとそこのチョコ全部燃やしますよ!?』
「あ、それは困るなあ……うーん、セブルスの所じゃないかな?」
『スネイプ先生……ですか?』
「うん。いちゃついてると思うから、そっとしておいてあげてよ」
『え!?先生達ってそういう関係!?いやんまさかのBL?いやいやいいですよ、個人の自由ですからね!ああなるほど、だからわざわざ幻影置いてアリバイ作ってるんですね!うわー、見に行きたい!ちなみにどっちが(以下略)』
「――っ」
笑い死にしそうなルーピン先生