ついった小話 | ナノ

いった小話
ついったで書いた140文字の小話
更新は不定期です

忍岳

「岳人ー」「なんだよ暑いんだからひっつくな」「岳人が足りひんー」「今くっついてんだからいいだろいい加減離れろ」「まだええやんかー」「よくねぇ暑いんだよ!」口では抵抗しつつも離れないのは、岳人も満更やないって思ってええんかな…?「暑い離れろ」顔が赤いのは暑いだけやないって知っとるよ

2012/07/03 (08:37)

真リョ

どうしても花見がしたいとせがみ、連れて来てもらった公園。やはりというか、桜はまだ五分も咲いていなかった。「本当に日を改めなくて良いのか?」何度目かの問いに何度目かの寂しげな顔で答える。「今じゃなきゃ、ダメなんだよね」おじさんに気付かれないように付け足す。「最後に…一緒に見たくて」

2012/03/23 (01:55)

真岳6/6

「迷惑、だったよな…」そういって俺が逃げようとしたら、腕を掴まれた。「まて、最後まで話を聞け」すごく必死な顔だった。「苦手だが、初めて話下手を克服したいと思った。お前と話がしたいと思った。もっと知りたいと思った」「それって…」期待と不安で押しつぶされそうで。「お前が好きだ、向日」

2012/03/23 (01:55)

真岳5/6

特訓の中で偶然二人きりになってしまった。こうなれば無視することもできないし、何か話さなきゃと思うのに言葉が出てこない。「真田、あの、えっと、」「…向日」「!な、なに?」「俺はあまり話というものが得意ではない」真田から話しかけてくれたことに浮かれていた気分は、一気にどん底に落ちた。

2012/03/23 (01:55)

真岳4/6

ここのところ、向日が話しかけてこない。というか、避けられてさえいるように感じる。それがなぜかとてももやもやするので蓮二に相談してみた。「弦一郎、お前は向日に特別な好意を持っているのではないか?」「特別な、好意…?」「あとは自分で考えろ、もう答えは出ているはずだ」…余計にわからん!

2012/03/23 (01:54)

prev / next


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -