ついった小話 | ナノ

いった小話
ついったで書いた140文字の小話
更新は不定期です

跡滝

「へぇ、岳人のとこはさなえだったの?俺はみなよだったよ」「なんとなく、ジュースが美味しくなる気がするよなー」「そうだね、不思議だよ。みなよ、やるねー」「おい、誰の話だ」岳人と話してたら、跡部が不機嫌そうな顔で割り込んできた。「跡部嫉妬かよ!」「うるせぇ」ただの自販機の話なのにね。

2014/09/18 (20:10)

幸岳

「幸村、誕生日おめでとう!」花のような笑顔で俺にお祝いの言葉を伝えてくれたのは、俺の可愛い恋人。「ありがとう、向日」お礼を伝えると、何故か赤くなって俯いて。「えと、その、好きだぜっ!」そしてまた俯く君に、本当に愛しさが込み上げてきた。「俺も愛してるよ」今年もいい一年になりそうだ。

2013/03/05 (01:01)

忍岳

久々のお泊まり。侑士も俺もどことなくそわそわしていて、落ち着かない。「岳、先風呂入り」「ゆ、侑士が先入れよ、家主だし」さっきからずっとこんな調子だけど。「なら…一緒に入ろか?」その言葉に、弾けるように顔を上げて。「おう!」やっぱりコイツが好きなんだ、なんて恥ずかしいことを思った。

2013/02/26 (22:20)

忍岳

「なあ、今日一緒にいたの、誰だよ」違う、こんなことが言いたいんじゃない。「俺と昼飯食うより大事な用だったのかよ」本当は分かってるのに。「岳人、すまん」侑士にそんな顔させたくなんかないのに。「いいよ、もう…終わりにしよう」凍りついた侑士の顔を見て、辛いのに満たされていく自分がいた。

2013/02/26 (22:19)

跡滝

「ねぇ、今日で地球滅亡するんだって」信じてなんかなかったけど、"もしも"を想像して、悲しくなって胸が締め付けられたから、跡部によりかかってみた。「ホントに滅亡したらどうする?」「バァカ、お前がいる限り滅亡なんてさせねぇよ」…やっぱりお見通しみたい。跡部はいつも望んだ言葉をくれる。

2012/12/21 (04:39)

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