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海円/ダイケンキ♂


まあ、人生良いことだらけってわけにもいかないけどさ、悪いもんじゃねえよ

カイエン
俺/お前/呼び捨て
【職業】探偵(仮)
【行ってみたい場所】フエンの温泉街

 6階。御三家に生まれたものの、敷かれたレールと約束された将来に嫌気がさし、絶賛家出中の25歳。一応良い教育を受けたはずが品性の欠片もない、というかそんなもん捨てたい。高価なゲテモノよりファストフードが美味しい。乱暴な物言いをするものの情には厚い。他人が悩んでいる時は頼れと怒るくせ、自分の悩み事はひたすら隠したいタイプ。ヒウンに来てからは人様のビルの最上階に図々しく陣取り気ままに暮らしている。

 イッシュの水司御三家は、造船業を主に行っている大企業を束ねる一族。海円は幼少期から家の方針に反発していた。自分を産んでから身体を悪くした母とまともに接せず、学者ゆえ常に家を留守にしていた父を嫌い、寮制の学校へ入学。御三家という身分に冷ややかな目を向けられ生活していた中ベイルと出会い、親友として現在まで長い付き合いをしている。
 ベイルに彼の育った孤児院の再建を頼まれた際、他に頼るあてもなく家の専属の使用人らに相談するも、海円の知らぬところで話が進められ、本家の人間により孤児院は御三家に買い取られてしまった。この一件でベイルに対して負い目を感じている。
 18歳の時にイッシュで流行病が発生、母を亡くす。高校卒業と同時に家を捨てる決心をし単身ヒウンへ。柄の悪い輩に喧嘩を売られ(そしてなぜか買い)大怪我をするが、偶然ドクターに助けられ、そのままビルに居座るようになり現在に至る。

 海円の祖父にあたる現当主が、正妻との子(本家)と複数の愛人との間にできた子(分家)を区別せず相続権を全ての家系に与えているため、分家筋である海円の父も相続争いの渦中にあった。が、彼は相続争いには目もくれず研究職を続け、調査地で事故死。母も亡く、現在相続権を持つ家主は海円だが、御三家のあれこれとは距離を置いている状態である。



【T】 ベイルが自分の目の前で死んだことを苦にし過去を引きずるようにして生きていたが、彼の1周忌、墓参りに行く途中列車の脱線事故で死亡。
 2周目世界では、ビルの自室に現れたカロンと偶然遭遇。彼が何者なのか疑問に思いつつ奇妙な共同生活をすることになる。既に消滅した1周目の世界でベイルが死んだことをカロンから知らされ、ベイルの死を回避するよう懇願するが、それと引き換えに、世界の均衡を保つための『複数の人間の死』を要求される。父とその調査団がいる場所を知っていた海円は、カロンに彼らを差し出した。後にカロンが表の世界で行動している目的を知り、自分にできることはないと理解しつつ協力。イエロ出現時、記憶が蘇り狼狽えたカロンを庇い、瓦礫の下敷きになり死亡した。






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