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▼２年前ノッジャらが追っていた殺人事件の容疑者・ドルサ、彼を人工的に上位種にする実験を行っていた研究所を擁していたのがヴェレッドの父の持つ会社。
　ヴェレッドの父はごく普通のユキノオー族の人間だったが、上位種になり得た能力の代償に命が長くないことを知り、上位種の研究に多額の投資をするようになった。気が触れてしまった父を見かねて、ヴェレッドは高校卒業と共に家と縁を切り、別姓を名乗っている。警察に非人道的な研究を摘発された父が自殺し、病んだ母が精神科病棟へ入ったことは新聞にて知る。

▼一課に配属されノッジャと出会うが、ヴィエリッツから彼が左遷された経緯聞き、それが父が自殺するに至った直接の原因であることを知る。それでもなおノッジャと同じ場所に立ち続けたいと願うのは、彼に対する純粋な憧れと、父の死は父にとっての救いだったと考えているためである。



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