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【シオンタウン】


シオンタウンの成り立ちとグレン島
 大昔、グレン島が噴火し、住む場所を奪われた島民は、安住の地を求めカントーを放浪する民族となった。しかし役人の流刑地で処刑島だったグレンの島民は、死体を扱う職に就く者を蔑む大昔の風習により『鬼』と呼ばれ迫害されていたため、彼らを受け入れる土地はどこにもなく、厳しい時代を過ごした。
 身を隠すようにカントーの険しい山間へ向かったグレンの民は、シオンタウンを訪れる。シオンの長である『墓守』もまた『鬼』と呼ばれ、村民から恐怖の対象として崇められていた。シオンの墓守は同じ境遇を持つグレンの民を快く受け入れ、シオンの村民も『墓守』の指示であればと了承した。やがてシオンの民とグレンの民の血が交わり、いつしかシオンタウンは『鬼』の血を引くものたちの村となったのだった。

シオンタウンのうわさばなし
・『シオンへ連れて行くぞ』は幼いこどもを戒めるときの常套句。カントーでは昔から幽霊や鬼の住む気味の悪い場所、死者の行きつく場所、霊界と繋がる場所として知られる。
・ヤマブキにあるバス停に、時刻表にないバスが来たら乗ってはいけないという都市伝説。シオン(=あの世)へ連れて行かれて二度と帰ってこれないらしい。
・シオンタウンにラジオ塔を建設する計画があったが、相次ぐ事故により中止になった。建設会社は、建設に反対する抗議をしていたシオン住民らにより故意に起こされた事故だと主張したが、証拠のないその訴えに耳を貸す者はいなかった。『そもそもシオンタウンには墓守の雫石以外住民はいない』。
ある旅行者の手記
テープレコーダーの記録






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