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【クノエシティ・第5区町内会】


 クノエシティは、北東部(第1区)南東部(第2区)南西部(第3区)北西部(第4区)と、中心街にある時計塔周辺地域の中心部(第5区)で構成されるカロス最北の街である。ユニークな形をした建物に加え、空想の世界に迷い込んだかのような、奇天烈な植物が自生しており、奇妙な景観を作っている。
 町内会では、月に1度の集会で様々なことを話し合っている。5つの地区それぞれに町内会が設けられていて、どこもよその地区には負けじとあらゆる企画を自治体に提案しているが、第五区町内会はクノエの中心部を担う余裕からか、わりと緩やかに活動している(会長であるシュフルールの性格の所為もあるが…)。春先に行われる町内運動会では、各町内会の代表による徒競走が1番盛り上がるとかなんとか。

 数年前のクノエは特別変わった街ではなかったが、ある時期から植物の突然変異が起こり、町民を悩ませている。中心街にある時計塔はレンガ造りの建物であったが、大木にすっかり飲み込まれてしまい、現在外からは時計盤しか見ることができない。ミアレとの交通手段である14番道路も、固く尖った木々がひしめく入り組んだ森と沼地になってしまったため、現在は行き来が規制されている。カロスの首都ミアレとは近い場所に位置するものの、クノエの現状は然程外部に知られていない様子である。



【U-3.Accomplice】 『転送装置』を使用したTP社の実験の影響で、クノエは世界の正しい時間の流れから切り離されてしまった。本来ならば何も起きず過ぎていく筈の3周目世界の『Xデー』を何度も繰り返し、険悪な関係になっていく町内会の面々と、何も気付かず過ごす町民たち。彼らは時計塔の針が逆回りに進んでいることから、『Xデー』のループを重ねる度に正しい時間の流れから遠ざかり、最後には永久に戻れなくなることを知る。表の世界との関わりが失われても、一度に大量の死者を出すことによって裏の世界との繋がりを取り戻し正しい時間へ帰ることができる、というシュフルールの提案により、町内会の面々は全町民を犠牲にし、クノエをループ前の正しい時間へ戻すことに成功したかに見えたが…。






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