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清水目/スイクン


蘇芳様と同じ立場になって初めて理解した。どんな手段を使っても助けたい人がいる。そしてどんなに恨まれようとも…

しみずめ
私/お前/呼び捨て

 天災を退ける水の神。ジョウトのどこかにいて、人の祈る声に呼ばれて現れる水の化身。自分にも他人にも厳しく度々刺のある発言をする。怒っても怒らなくても謎の威圧感があり若干こわい。「生前」厳格な家に生まれ育ったためだが、同じ境遇を辿った仲間である不知火と雲林院には「堅苦しい」とからかわれてばかりいる。婚約者がいたが、結婚が叶うことはなかった。左手の薬指の指輪を大切そうに眺めてはため息をつく。小さな子どもには甘い。

 元は蘇芳に仕える人間だったが、不知火、雲林院と共に落雷によるカネの塔の火事で焼死。それを悲しんだ蘇芳により神格を与えられ神としての生を受けるも、人間だった時の記憶を残しながら存在は人間ではないことを嘆き、蘇芳の元を離れた。
 清水目はカネの塔を焼いた炎を鎮めた雨の化身。



【U-2.Overtime】 人間から神になった者は、神としての力を使う程『人間だった頃に持っていたもの』をなくす。唐洲は清水目が人間だった頃の婚約者で、長い間彼への想いを無くさぬよう静かに生きてきた。
 自身の死後行方知らずだった唐洲を現代で見つけたが、変わってしまった自分の姿を見せることを躊躇い会うことはなかった。唐洲が『卯月』との衝突で死亡した際、神格を唐洲に譲ることで彼を水神として生かし、自身は消滅した。






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