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不知火/エンテイ


拙者も元は人間。望まぬ死と望まぬ生を得た。だからこそ…再び業火に焼かれるその日まで、この炎は人の為にあろう!

拙者/お前、貴様/呼び捨て/語尾が「ござる」

 天災を退ける炎の神。ジョウトのどこかにいて、人の祈る声に呼ばれて現れる炎の化身。普段は寡黙なニンジャだが、おちゃらけたり冗談を言ったりもする。人に気付かれず背後に立って突然驚かせる隠密行動が得意。「生前」の癖でついエンジュに立ち寄ってしまうが、人混みに紛れるでもなく、遠くから賑やかな街の様子を眺めて静かに去る。清水目と雲林院は同じ境遇を辿った仲間であり理解者。

 元は蘇芳に仕える人間だったが、清水目、雲林院と共に落雷によるカネの塔の火事で焼死。それを悲しんだ蘇芳により神格を与えられ神としての生を受けるも、人間だった時の記憶を残しながら存在は人間ではないことを嘆き、蘇芳の元を離れた。
 不知火はカネの塔を焼いた炎の化身。



【U-2.Overtime】 古くから続くエンジュの呉服屋が火事に見舞われたとき、赤ん坊だった薄紀を助け、以来彼の様子を遠巻きに見守っていた。薄紀の元にやってきた唐洲の事情と、清水目との関係を知り、唐洲が『卯月』との因縁を断ち切るべく行動した際に協力した。
 人間から神になった者は、神としての力を使う程『人間だった頃に持っていたもの』をなくす。不知火は人間であった頃の『心』に未練があり、蘇芳のように安易に人間と安易に関わることのないように努めてきたが、同時に神格を与えられた者なりの生き方というものを長い年月考えてきた。唐洲と行動する間にひとつの結論を出し、自分の生きてきた場所であるエンジュの守護神として生きていくことを決め、蘇芳と和解した。






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