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リューサ/クレベース♂


お前のことを悪く言うやつは、色違いを妬んでいるんだ。誰が何を言おうと、俺はお前の味方だよ

俺/お前、君/呼び捨て
【好物】ボルシチ

 シトリンの双子の兄。シャラシティのはずれ、映し身の洞窟近くの小さな村で兄弟2人つつましく暮らしている。身体の弱い弟を守るため、家事労働全てを一生懸命こなす、弟思いの心優しい生真面目な少年。色違いであるシトリンを白い目で見る村の人間に不信感を抱きながら生活していて、自分が弟を守らなければならないと強く思っている。褒められ慣れてないので、褒められると動揺して照れたり、返す言葉が思いつかず無言になる(そして後々、ああ言えばよかったこう言えばよかったと後悔するタイプ)。



 色違いの子が欲しかったリューサの母は、通常色のリューサを授かったことに対しつい愚痴をもらしてしまう。それを偶然聞いてしまった幼いリューサは自責の念に苛まれ、家を飛び出し映し身の洞窟へ逃げ込んだ。迷った果てに出会ったオプロの言葉に惑わされ、自分の代わりに母を喜ばせることのできる『色違いの兄弟』が存在すれば、自分はもう責められることはない、という強い逃避の意識からリューサの中に別人格が生まれてしまった。人格が分裂したショックで映し身の洞窟で起こった出来事を忘れていて、「母は色違いの弟が生まれたのでもう満足している」という思い込みの記憶を持っている。
 シトリンと名乗る別人格をリューサは実の弟と認識し、あたかも隣にいるかのように振る舞い会話しているため、村じゅうから気味悪がられている。カロスは色違いに寛容な国であるにも関わらず、村の者はシトリンを疎ましく思っている、とリューサは思い込んでいて、周囲には敵意を持っている。

【U】 時々悪夢にうなされていたリューサは、真実を映すと言われる映し身の洞窟へ行くことを決心した。全てのはじまりの地にて過去自分の身に起きたことを思い出し、シトリンが、忌々しい母の記憶から逃げるための『色違いの弟』ではなく、心の傷から生まれた別人格であることを理解し激しく葛藤する。
 1周目世界では、鏡の中の存在であるシトリンを強く否定した結果自分自身を否定することになり、精神的に死亡した。
 2周目世界では、完全に相容れない存在になってしまったシトリンに身体の主導権を奪われ、リューサの人格は消滅した。
 3周目世界では、口論の末和解。母からの謝罪の手紙により、色違いではない自分を認め、シトリンの存在を受け入れ、『双子』として生きていくことを決めた。






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