※教授×生徒(恋人)設定。
「教授!福笑いしましょうよ!」
「断る」
「ぶーぶー!」
「何故我輩がそのようなくだらない事をせねばならん」
「新年ですよ?縁起が良いんです」
「……そういうものなのか?」
「そういうものです!」
「……仕方ないな。一回だけだぞ」
「わーい!じゃ、コレを使いまーす!」
「!」
「準備するねっ♪」
「待て」
「なーに?」
「何故……顔やパーツがヴォルデモートなのだ」
「なんでって言われても。ホグワーツ仕様?」
「ならばダンブルドアにするなど、方法はあったはずだ」
「面白いじゃない?あの顔」
「…お、面白い?」
「うん。なかなかないでしょ。風情があるっていうか…」
「……風情」
「インパクトあるっていうか」
「……インパクト」
「普通にオカメさんじゃつまらないでしょ?だから作ってみたよ!」
「お前の手作りか」
「うん、よく出来てるでしょー!この落ちくぼんだ目とか、ヤバそうな鼻とか」
「………」
「準備できたよ!じゃあまずは教授から――」
「誰がやるか馬鹿者!」
何故よりにもよって……そこにヴォルデモートを持ってくるのだ。
我輩は自分の恋人が理解できなくなった。
そんな1月1日。ホグワーツは今年もいたって平和である。
(H26,1,2)
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