「ねえ…セブルス、もうお腹一杯でしょ?もう、食べなくってもいいから…ね?」

「まだだ…我輩はまだ足りぬ…お前の愛情がな……」

「あ…どうしても…駄目?」

「ああ…。その、生クリームを…我輩に……」

「もう!生クリームを舐めるだけだよ?!僕の指は舐めなくってもいいからね!」

「努力しよう……」

「もぉ……しょうがない人なんだから……じゃあ…どうぞ?」

「うむ……」

「…や…ぁん!…だからぁ…指は舐めなくっても…いいから…っ…きゃ…んっ…あんっ…駄目…駄目だってばあ〜」

「そんなこと知るか。指に付いたクリームが勿体無いであろう?だから我輩はこうやって…綺麗に舐めとっているだけだ…」

「って言いながらどうして手首まで舌を這わせてくるんですかぁ?!…ああんっ…あ…はぁん〜……セブルスの…エッチ〜!」


やっぱりね…。こうなっちゃうんじゃないかって思っていた通りの展開だった。
教授がさ、指を使って生クリームを食べさせろって言ってきた時から、きっとこうなっちゃんじゃないかって思っていたのだけど…。

生クリーム…まだ、ボウル一杯あるんですけど…っ!

これ全部教授に今の方法で食べさせようとしたら、絶対に、確実に私は襲われると思う。それにこの生クリーム全部食べたら、教授ってば胸焼けしちゃうよ?
甘えたいのは十分に解ったから、そろそろ止めさせないと…。覚悟を決めた私は教授へと言った。

「っねえっ…セブルス…これ以上生クリームだけ食べ続けたら、胸焼けしちゃうから…もう止めよ…っ?ああ…っ…ねえ…あ…ああんっ…セブ…聞いてるのぉ〜?」

そんなとこ舐めちゃ駄目だってば!!教授のエッチ!!
私の手首から上に向かって舌を這わせていた教授は、私の言葉にやっと顔を上げてきた。教授はしばらく何かを考えていたみたい。

「もお…。シフォンケーキの付け合せとして、生クリームを泡立ててきたのにぃ〜。こういうことをするために、準備したんじゃないのに…」

私はブツブツと教授に文句を言いながら、紅茶を一口飲んだ。飲み終わった私はまたもや教授に引き寄せられ、腕の中に閉じ込められてしまう。
教授の顔を見上げた私はびっくりしてしまった。

教授?なんでそんなにニヤニヤしてるの?

「随分沢山生クリームを泡立てたのだな?お前は……」

「う…ん…だって液体のまま余っちゃったら勿体無いからさ、後でウィンナ・コーヒーとしてコーヒーを淹れて飲んだりしてもいいし、色々と活用できるかなって思って、全部泡立てたんだけれど…どうかしたの?」

「我輩は良い活用方法を考えついたぞ?我輩が使わせてもらってもかまいませんな?」

「ええ?勿論食べるためだよね?」

「当然…この方法なら…全部余すことなく、完食できるぞ?」

「そう…?余しちゃうのが一番勿体無いから…セブルスが使うんなら使っても良いよ?」

教授ってば料理でもするつもりかしら?
私がそう言うと、教授はとっても嬉しそうに笑ってきた。

「そうか…“我輩の好きにして良い”のだな?」

???何で念を押すわけ?教授ってば…。



教授ってば…ま さ か ?



「ちょっと待ってセブルス!何に使うか確認してから―――」

「お前はもう良いと言ったぞ?前言は撤回できぬのだ、フフ…この使い道は…きっとお前も気に入るぞ?」

教授は不敵な笑みを浮かべると、私の制服のボタンをそっと外しだした―――。




「やぁ…んっ!…ああ…っ…セブ…ルスの……えっちぃ〜!それじゃあ…さっきとやってること…あ…んんっ…変わらないでしょ…っ?!…は…ああんっ…」

「全く違うではないか…。お前というデザートに、我輩が生クリームでそれはそれは…魅力的にデコレーションしたのだ。こうやって食べると…ただの生クリームが…酷く甘いな…?そうしてとても…美味だ…」

「きゃあん!…ああっ!!やだあ…んっ…そこばっかり…舐めちゃ…ああんっ…だめぇ〜…」

「仕方ないではないか…。お前が興奮してきたゆえ…クリームが溶けてきてしまっておる。だからこうやって――――」

「あああんっ…はあんっ…ああ…そんなこと…っ…あ…はぁん…しないでよぉ〜…」

「勿体無いからな…?我輩が綺麗に…舐めとって差し上げよう……こうやって、丁寧に……」

「あ…ああっ…や…ああっ…きゃ!…ソコはだめだってばぁ〜…そんなトコ…だめ…!!!あ…ひゃあうん…」

「フフ…とても甘いな…非常に美味ですな…お前のカラダは……どんな食材よりも…な…」

「やぁんっ…そ…そんなこと言わないでよぉ〜…」

「何故だ…?本当のことだぞ?我輩の一番の大好物はお前だ…」

「セブルス……」

「だからこうやって味わって…よく…味わって……」

「はぁん〜…ああんっ…あ…はっ……」

「綺麗に…隅々まで舐めとって……」

「ああ…っ…そ…そんなことしちゃ…ダメだってばぁ…んっ…」

「お前のカラダを…美味しく頂こうではないか…?」

「ああんっ……セブの…えっちぃ〜!!」




ソファーに寝かされ、ほぼ全裸にされた私は、身体中が生クリームまみれです…。
教授は、そんな私のあられもない姿をとっても嬉しそうな顔をしてしばらく眺め回していた。
クリームを塗られるだけで、すっごい感じてしまってぐったりしている私に何かをしていたみたいだったけど、よくはわからない。どうせろくな事じゃないと思うけど。
そうして愛撫っていうか…なんていうか…舐めとりだしたのだ…いやらしく舌を這わせながらね!しかも私が感じる所は本当にしつっこいくらい舐めとってくる。



当然わざとだろうけど!



何とか感じないようにしようと思っても不可能でしょ?!教授のテクニックは凄いんだから…。いや私はさ、他の人のテクニックなんて知らないけど、きっと上手なんだと思いますよ?
いつもよりもねっとりと…いやらしく私の全身を眺めながら、教授は甘く囁き、私の身体に舌を這わせて舐めとっていったのでした……生クリームを。


こんなことに使われるんだったら生クリーム…こんなに沢山泡立てるんじゃなかった!!


教授のエッチ〜!!




教授はそのお言葉の通り、私の全身に塗りまくった生クリームをすべて舐めとってしまったのでした。
教授のいやらしい愛撫(もうあれは食事なんかじゃないです愛撫です!!)にすっかりぐったりしてしまった私を抱き上げて教授が向かう場所はバスルーム……。これから何が起こるかなんて想像しなくっても解る。


どうしてこんなことに…?


教授は私の額にチュッとキスしながら囁いてきた。

「汚れてしまったからな…。我輩がお前を隅々まで綺麗に洗ってやろうではないか……」

とっても嬉しそうな声で。



教授のスケベ〜!!

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