こねた02 | ナノ

ねた

カイトと第五小隊

車に跳ねられて死んでる猫をみた。

その猫の姿に誰も悲しまない。
それどころか振り返りすらしない。

それはあまりにも哀れであまりに愛おしい。

孤独に浸りつづけていたらきっと、


「…カイト」

「カイト〜!」

「カイト!」


僕があの猫の代わりになっていたに違いない。
2014/02/10 (15:30)

シンとアキト

「夢を見たんだ」

「夢?」

「うん。リクヤさんが死んでしまう夢」

「…アキト」


それは夢じゃない。
現実だ。
現実だぞ、アキト。

リクヤさんは死んだ。
死んだんだ。
肺いっぱいを毒に侵されて死んだ。
死んだんだ。


「馬鹿みたいだよな、…俺」


そう言って笑うアキトに俺はなにも言えなくなった。
言おうとした言葉を飲み込んだ。
2014/02/10 (15:30)

カイトとハルキ

不器用な僕は素直になれず明かりを消して手探りで君を愛してた。


「ハルキ、…」

「なんだ?」

「愛してるよ」

「…あぁ、」


ほんとうに愛していたのは僕自身なんだと気づかずに。
2014/02/10 (15:30)

( コウタと )キヨカ

愛する事を教えてくれた君。
今度は忘れる事を教えて。
2013/11/01 (18:12)

郷田と仙道

「嫉妬は常に恋と共に生まれる。けれど必ずしも恋と共には滅びない」

「ははっ、確かにそうだな」
2013/11/01 (18:12)

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