こねた02 | ナノ

ねた

カイト( とハルキ )

硝子越しに口付けた唇は驚くほど冷たくて、直接触れ感じた君の唇の温度を愛おしく感じた。

硝子越しの君の瞳が揺れて見えたのは気のせいかい?
2014/05/19 (14:27)

リクヤとアキト

「好き」の一言で足どり軽やかに跳ねる貴方。「随分と安上がりですね」と笑えば「リクヤさんからいただいた有り難いお言葉です!お高く貴重なお言葉です!なので自分はけっして安上がりなどではありませんよ!」と言って私よりいい顔で貴方は笑った。
2014/05/19 (14:27)

( リクヤと )アキト

「リクヤさんの為にロストするのであれば本望です」


なんて、嘘。
大きな嘘だ。
本当にはロストなんてしたくない。
だって、ロストしたらリクヤさんの側には行られなくなる。
リクヤさんをお守りすることはおろか、そのお姿さえ見ることはできなくなる。
触れることも、触れられることも、お声を聞くことすらできなくなる。
なにより、他の奴に、他の奴らにリクヤさんを守ってもらうことになる。
そんなの、たえられない。
たえられない、けれど、俺は、…俺には、…、

これ以外の道はないんだ。
2014/05/19 (14:26)

リクヤとアキト

「今まで、どうもありがとうございました!」


そう言って頭をさげるレンズ越しの彼の表情はにっこりと笑っているはずなのに、今にも泣き出しそうに見えるのは彼もまた、私と同じように別れを惜しんでいるのだと思いたい私がいるからなのですか?
2014/05/19 (12:51)

シンとコウタ

「男も女も星の数いるんだから、もう諦めろよ」

「うるせぇ、諦められっか」

「…コウタ」

「だって太陽は、一つしかないんだぜ」

2014/05/19 (12:51)

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