こねた02 | ナノ

ねた

ハナコとキヨカ

「男の人って一度、女を愛したとなると その女のためならばなんだってしてくれる」

「うん、確かにそうだね」

「でも、たった一つ、してくれないことがある。それはいつまでも愛しつづけるってこと」
2013/10/31 (03:37)

リクヤ( とアキト )

女は男に欠点があるからこそ愛するらしい。男に欠点が多ければ女は何もかも許してくれるそうだ。まるで私に対する谷下くんのようですね。
2013/10/31 (03:36)

ミハイルとバネッサ

「どんな男でもある女性を自分のものにしようとするときは、その人が自分の愛に最もふさわしい女性で、自分がこんなに夢中になるのももっともなことだと思いこんでいるんだ」

「へぇ」

「で、それが迷いであったと気づくのはあとになって別の女を愛するようになったときなんだよ」
2013/10/31 (03:35)

リクヤとアキト

「あれこれ、考えるのはやめました」

「え?…あ、…はい、…?」


嫌われることをおそれてなにもしない男は嫌われる。
そうでしょう?
2013/10/31 (03:34)

リクヤとアキト

はじめて会った時、自分はリクヤさんを強い人だと思った。

頭はいいしLBXの操作技術も高い。
常に冷静沈着で小隊員たちには毎回的確な指示を与える。
自分の前任がロストしても、その事で他人になんと言われようと凛としていてポーカーフェイスを崩さない。
そして、なにより大きな使命を背負っているのにジェノックの仲間たちには愚か第三小隊の小隊員たちにすら弱さを見せない。

そんなリクヤさんを自分は強い人だと思った。
思っていた。
第三小隊の小隊員が一人、ロストするまでは。

自分はその時、見て仕舞った。
座り込み、背中を丸め、両手で震える肩を押さえるリクヤさんの姿を。

その姿を見た時は驚いた。
それと同時に守りたいと思った。
自分の手でリクヤさんを守りたいと思った。

だから、自分は、あの日、あの時から、貴方の守護たる自分を夢見て、そうなれるよう努力し、誰よりも、他の誰よりも貴方の守護たる男になろうと誓った。


( なんて、ロストして本土に戻って仕舞った今はもう、その誓いは遥か遠くに揺れる陽炎でしかないけれど )
2013/09/25 (14:24)

prev / next
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -