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 ある恋人達の一日(現パロ)

「明日は朝から買い物するんじゃなかったの。もうテレビ消して寝なよ」
「今いいとこなのー!これ終わったら寝るもん」
「嘘でしょ。一時間前もそう言ってたじゃない」
「えー。だって今期のドラマ皆面白いんだもん。それに、カカシが報告書書いてて退屈だったし……。私と仕事どっちが大事なの?」
「お前に決まってるでしょ。」
「カカシ…即答されるとはずかしいんですが」
「きかれたことに正直に答えただけ」
「く…これだからイケメンは…!」


「毛糸のパンツ……これ買ってあげようか?」
「こんなの自分で買うよ!!」
「寒がりだからちょうどいいじゃない」
「尻を暖めるものを彼氏にプレゼントされるなんてやだ!!」


「すっかり見て歩いたね。そろそろ、お昼にしようか」
「背中とお腹がくっつきそう!!カカシは何たべたい?」
「そば以外ならなんでも」
「たしかに蕎麦って気分じゃないけどピンポイントに否定してきたね」
「近くに歩いていける店は……イタリアンならありそうだよ。」
「使いこなせるようになったんだね。カカシ、スマホ買ったばかりの頃は、あんなにワタワタしてたのに!」
「……適当に触ってれば動くよ、こんなの」

「ところで何買ったの?プレゼント」
「なんだと思う?お互い時間きめてバラバラに買い物して、夜まで秘密にしようって言ったのはお前でしょうよ」
「二階にすぐ降りてったよねー。なんだろう。……気になる。あっ、見てカカシ。窓の外。あそこで座ってる犬かわいいね」
「ぬいぐるみみたいだね。ふわふわしてる。」
「ねっ。飼い主待ってるのかな?」
「野良犬ではなさそうだね。首輪もちゃんとついているし」

「初めてくる店だと、何を頼もうか迷うな……」
「日替わりパスタっていうのは?えーと今日は、海老のジェノヴェーゼだって。緑のやつだよね。私これにしよ!」
「ふーん。じゃあ、もうひとつ選ぶならどれがいい?」
「へ?私?カカシが食べたいの選びなよ」
「他にも頼みたいのあったら好きなの選んで?半分ずつしようよ。お前が選んだものなら間違いないからね」


「また来よう!美味しかったね」
「見た目も味も良かったね。あの二つを選んで正解だったな」
「ムースも美味しかった!カカシも甘いの好きだったら食べれたのにね。さて、そろそろ家に帰ろっか」

「目を瞑って。指だして。うん。ぴったりだ」
「もう目を開けていい?…………これ……!」
「やっと渡せた」
「指輪だ……!!!!うそー!!!!嬉しい!!」
「喜んでくれて良かった。今年も記念日を祝えて嬉しいよ。俺と付き合ってくれてありがとう。……これからもずっと一緒にいてください」
「来年も再来年もその先も、ずっと一緒にいようね」


「りんごみたいに真っ赤だね。今でも、私とキスする時には赤くなってくれるんだね」
「ルール。キスをするときは目を閉じること」
「恋愛にルールなんてないもん!!だって真っ赤なカカシかわいい。もしかして、マスクをいっつもしてる理由って照れると赤くなっちゃうから?」
「……ろくな理由じゃないね。でも、色が白いからすぐ赤くなっちゃうんだよ」
「私より白いもんねぇ」

「おやすみ、大好きだよ」
「ん……私も大好き……また明日……」




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50音で遊んでみました。

甘っ。



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