31st.Mar.2018
・地獄楽
このブログに独立カテゴリあり
ジャンプ+
賀来ゆうじ
ジャンプ+で1月〜新連載
面白いとちまたで話題
GANTZにストーリー・人物の内面描写を加えたような、
不条理な環境での和風アクションバトル
江戸幕府に不老不死の秘薬探しを命じられて
異様な島の探索に乗り込んだ死刑囚たちの物語
・BEASTARS ビースターズ
このブログに独立カテゴリあり
チャンピオン
板垣巴留
マンガ大賞2018で大賞受賞
文化庁のなんとか賞も受賞
どちらも2018年3月
作者は「バキ」作者の娘らしい
ディストピア学園ケモナー人間ドラマ
作者の強烈な個性を感じる
アフタヌーンとかの月刊誌に載ってそう
週刊のペースでこの内容と絵をやってのけるのは異常(←誉め言葉)
作品の本質は萩尾望都など70〜80年代の硬派な少女漫画と共通
31st.Mar.2018
実は初めてじゃない
【ネタバレ】
以下は本誌最近の展開のネタバレ
72話で窮地のレゴシを助けたピナ
しかし、ピナがレゴシの窮地に割り込んで助けるのは、
実はこれが初めてじゃない
初登場の58話でも、
レゴシとビルが揉めているところに割り込んで助けている
そのときも72話と同じく、
「レゴシと他の肉食獣が揉めている間に割り込んで、状況を中断させ」て
「レゴシに話しかけて」いる
私が読んだ最近の本誌掲載分だけでも2回目
担当編集による本誌アオリという半ば公式な場でさえ
チャラ男呼ばわりされているピナだが、
ただのチャラ男ではないのかもしれない
ピナが実は漢気のあるチャラ男なのか
それともレゴシの側に、そういうことをしてあげたいと
他人に思わせる何かがあるのか
31st.Mar.2018
BEASTARS ビースターズ
板垣巴留(パル)
秋田書店 週刊少年チャンピオンで連載中
コミックス最新巻7巻
429円+税
1巻
1〜7話
巻末に設定、裏話
カバー下に4コマ漫画3つ
レゴシたちの、本編とは無関係なギャグ
2巻
8〜16話
巻末に設定、裏話
カバー下に4コマ漫画2つ
片方はレゴシたちの、本編と無関係なギャグ
片方は本編の補完
31st.Mar.2018
この作品が気に入ったので、ビースターズ63話ノベライズ落書き中。
「モラルなんてものは、僕らに何も与えてくれないじゃないですか」
放埒という言葉に血肉と美しい容貌を与えたらこうなるだろうというような、
見事な巻き角を生やした大羊《ドールビッグホーン》の少年――ピナが微笑む。
「だから……もし僕が」
言いながらピナは眼前のハイイロオオカミ――レゴシに歩み寄る。
「レゴシ先輩にパクッて食べられちゃったら、
その時だって、僕……先輩のことを責めませんよ」
大羊の少年はレゴシのすぐ前に立つと、
鋭い牙が並んだ彼の口に手を差し入れて、長い犬歯に触れた。.
/ BEASTARS ビースターズ 63話ノベライズSS ・ふしだらな子羊と寡黙な狼
30th.Mar.2018
※前の記事と内容が一部重複しています。
レゴシとルイは、秩序・作中世界の理想の体現者
肉食獣でありながら、自分と周りの肉食獣たちの食肉と凶暴な行動を抑止し、
それによって作中世界の理想を体現しようとするレゴシ
草食獣でありながら動物たちの頂点に君臨し、
それによって作中世界の理想を体現しようとするルイ
しかしその秩序は、
動物たちの生まれ持った本能や自然の摂理を否定したうえで、
倫理観・理性によって成り立っているものであり、
動物本来のあり方からかけ離れて歪んでいる
その歪みの結果、同じ社会の隣人であるはずの肉食獣と草食獣の間で
たびたび食殺事件が起き、また、肉食獣たちの立場は概して低い
「ビースターズ」の作品世界はディストピアなのだろう
この歪みに彼らがどう対処するかが重要な作品テーマだと思う.
「ビースターズ」作品テーマ考察・楽園のようなディストピア 〈ビースターズ、BEASTARS〉
30th.Mar.2018
レゴシとルイは、違うようで似ている
肉食獣でありながら、自分と周りの肉食獣たちの食肉と凶暴な行動を抑止し、
それによって作中世界の理想を体現しようとするレゴシ
草食獣でありながら動物たちの頂点に君臨し、
それによって作中世界の理想を体現しようとするルイ
どちらも秩序・作中世界の理想を体現しようとする存在
世界を導く「ビースター」になりうる二人の人物を柱として、
この物語は語られていくのだろう.
「ビースターズ」考察・レゴシとルイは似た者同士
30th.Mar.2018
※筆者はコミックス1・2巻と58話〜最近の本誌掲載分の
大部分を読了した状態でこの記事を書いています
ビースターズの「強い」登場人物たちと、彼らの身体的スペックに関する軽い考察。
作中で様々なトラブルに飛び込み、体当たりで解決を試みるレゴシは、
大きく強靭な体と肉食獣でも指折りの戦闘能力を持つハイイロオオカミなので、
危険な目に遭っても肉体のスペックにものを言わせて切り抜けられる。
草食獣のアカシカでありながら学園の生徒たちのトップに君臨するルイは、
強靭な体を持つオオカミのレゴシにさえ
「おっかないツノ」と感じさせる鋭く大きな角を持っていて、
その角によって肉食獣の生徒たちを畏怖させている描写が時々ある。.
食肉者たちの対処に当たるゴウヒンは、パンダつまり草食のクマなので、
凶暴な肉食獣の食肉者たちを肉体の強さによって制圧することができる。
ちなみに、草食なので食肉の禁忌を犯すこともない。
ヒグマのリズなど、肉食獣の生徒たちにも
物怖じしないピナは、大きな角を持つ大型のヒツジ。
このように、作中で直接的な身の危険がある状況においても
強さを発揮する人物には、高い身体的スペックの裏付けがある。
動物に関する造詣が深い作者のリアル志向が反映されているところだと思う。.
「ビースターズ」考察・作中における態度の強さと身体的スペックの関係 〈ビースターズ、BEASTARS〉
29th.Mar.2018
こちらの記事は詳細版の感想。
簡易版である前の記事とは内容が一部重複しています。
ビースターズ
76話/18号
ないものねだり狂想曲
【ネタバレ】
以下は本誌掲載内容のネタバレを含む
尻尾をぶんぶん振りながらルイを強くハグするレゴシ
ルイ
「おっ…い
いい加減にしろ!!
気持ち悪い!!バカ!!折れる!!」
コミックス1〜2巻読了後に本誌を読んで
先週〜今週冒頭の主人公の行動に困惑した私は、
ルイ先輩の反応が常識的で安心した(何)
今シシ組のボスとしてここにいるのは俺の意思だ、という趣旨のことを
ルイが話すのを聞きながら片耳をパタパタするレゴシ
イヌ科というか耳を動かせる種類の動物特有の仕草
芸が細かい
イヌ科が耳をパタパタするのは、
ストレスを感じたときにするしぐさ
(カーミングシグナル)らしい
このシーンのレゴシは納得できず悲しんでいるのだろうか
ハルとの関係について、レゴシへのやっかみをあらわにするルイ
ハルに本当に惚れてるんだな
今から俺と一緒に逃げてくれませんかね、と言うレゴシに無理だと答えるルイ
「無理だ…俺は今必要とされている。シシ組みんなが俺を慕ってるんだ」
このコマのルイは元気のない表情
「裏市で身売りしている草食獣にとって
俺たちがどれほど希望になっているか…」のコマの
ルイの姿勢はジョジョ立ちっぽいw
尻尾を振ったり垂らしたり、耳をパタパタしたり。
動物たちの細かいしぐさ一つを見ても、
作者は動物が好きで詳しいんだなーと思う。
後半の感想は追って書きます。
29th.Mar.2018
ビースターズ
76話/18号
ないものねだり狂想曲
【ネタバレ】
以下は本誌掲載内容のネタバレを含む
尻尾をぶんぶん振りながらルイを強くハグするレゴシ
ルイ
「おっ…い
気持ち悪い!!バカ!!折れる!!」
ルイ先輩の反応が常識的で安心した(何)
ルイが話すのを聞きながら片耳をパタパタするレゴシ
イヌ科というか耳を動かせる種類の動物特有の仕草
芸が細かい
ハルとの関係について、レゴシへのやっかみをあらわにするルイ
ハルに本当に惚れてるんだな.
レゴシがルイを人質に取るシーンで
レゴシにルイの"手"を"握らせる"あたり、天然なのか作者
腐ったお姉さん方が大騒ぎしそうだ
今週最後の方のレゴシからルイに対する心中の声は、
ルイからレゴシに対する心中の声にもなってるのではないか
捨て身で信念を貫く獣
落ちても落ちても壊れない.
ビースターズ簡易感想メモ 76話/2018年18号 〈BEASTARS、チャンピオン〉.
※記事タイトルについて
筆者はこの二人が本当にゲイ的だと思っているわけではありませんが、
最近この作品を読んで、販促に一役買いたいと思うようになり、
そのためには目を引く記事タイトルで
世間の人の関心を喚起することも重要であると考えているため、
今回はこういう記述をしています。
29th.Mar.2018
満月について
満月の夜は、イヌ科特にオオカミの血が騒ぐとき
感情が高まるとき
レゴシが1話でテムのラブレターを
相手の女性徒に渡したのも満月の夜
76話でシシ組の面々の前でルイと話して、
テム殺害事件の犯人判明を告げ、
「学園にはあなたが必要だ」と伝えたのも満月の夜
ここには作者の特別な意図があると考えるのは深読みのしすぎだろうか
28th.Mar.2018
※この記事はコミックス1〜2巻&本誌69〜76話を読んだ時点で書いたものです。
情報量が多い
モブのように登場した人物が後からクローズアップされることが度々あるようだ
外見やしぐさなど、各動物の生態を知らないと
意味が十分にはわからない細かい描写が、
説明抜きで随所に散りばめられている
伏線や世界観をほのめかす記述なども随所にある
上記の細かい記述はストーリーを軽く追うだけなら見逃しても支障はないが、
世界観・人物の感情・各人物の人となりなどを
深く把握したかったら何度も読み返す必要がある
描き下ろしページも数ページあり、
キャラクターや作品の裏話・設定が収録されている
カバー下には4コマ漫画もある
気に入ったら、レンタルや漫画喫茶ではなく
自分でコミックスを買った方がいいと思う
28th.Mar.2018
ビースターズ
キャラ名の由来
・レゴシ
作者が幼少期に見た映画で強い印象を受けたドラキュラ俳優の名前、ベラ・ルゴシから
1巻巻末おまけで作者がこう言っている
・ゴウヒン(パンダ師匠)
和歌山のテーマパーク「アドベンチャーワールド」の
パンダたちは○○ヒン(○浜)という名前
これにちなんだものだと予想
剛浜または豪浜などか
27th.Mar.2018
■男爵にふさわしい銀河旅行
○作品情報
作者…速水 螺旋人
月刊コミック@バンチで連載中
○ジャンル
コメディ、宇宙旅行もの
○ストーリー
猫耳少年男爵ミハルコ&メイドロボのランパチカという、
とぼけた主従の二人組が、ミハルコの理想の乙女を探して
色々な星を宇宙旅行する癒し系コメディ
○コメント
ゆったりした優しい雰囲気の、いやみのないコメディ
どことなく「宇宙家族カールビンソン」(あさりよしとお)を彷彿とさせる空気感
コメディものの中ではかなり良作だと思う
優しい雰囲気のコメディが好きな人やバンチを読む機会がある人にはぜひ読んでほしい
バンチの数少ない面白い作品
(他に面白い作品は「軍靴のバルツァー」「おもたせしました」、
やや落ちて「天久鷹央の推理カルテ」など)
○総合評価
85点
内容、読み味ともによく、
絵柄もまとまっていて見やすい
27th.Mar.2018
BEASTARS(ビースターズ)
ルイ先輩格好いいなぁ。
美形、野心家、傲慢、悪どい。
外面を取り繕うならまだしも、
良い面だけじゃなく性格の悪さまでこんなに周りに見せたうえで
なおも支持が厚いのは並大抵のことじゃない。
ひ弱な草食獣である自身の体に歯痒さを感じ、
強さを手に入れようと必死に努力するのもいい。
このキャラが気に入った。
26th.Mar.2018
ビースターズ
チャンピオン17号
75話
腐ったお姉さんの薄い本が厚くなる展開(待)
ルイと運命的な再開
ルイを抱き締める主人公レゴシ
にわか読者の私はこの展開にかなり困惑している
26th.Mar.2018
BEASTARS ビースターズ
○ストーリー
管理されたユートピア/ディストピア世界が舞台
人間はおらず、動物たちが知性を持ち二足歩行している世界
肉食獣と草食獣が共存している、管理されたユートピア
動物(とくに肉食獣)たちは本能を抑え、
他者を傷つけることなく生きることが求められている
しかし時には肉食獣による草食獣の“食殺”事件が起きる
そんな世界の学園に通う、
内向的で心優しいハイイロオオカミの少年・レゴシが主人公
強靭な体と肉食の本能を持つ主人公は、
肉食の本能を抑えて、社会が求める「正しい」生き方をできるのか
○作品テーマ(予想)
社会が求める「倫理的な」「正しい」生き方と
種としての「正しい」生き方は違う
「倫理」「正しさ」とは何なのか
生物としての本能を抑圧して、弱肉強食ではない、
「理想的」な社会を実現させることは本当に可能なのか
それは本当に適切なことなのか
26th.Mar.2018
読書メモから転載。
■BEASTARS ビースターズ
マンガ大賞2018で大賞受賞
作者 板垣巴留(パル)
「バキ」作者・板垣恵介氏の娘らしい
チャンピオン連載中
コミックス最新巻7巻
動物もの、学園もの
ディストピアもの
ケモナー..
萩尾望都や70〜80年代の正統派・硬派な少女漫画などを思わせる、
成長途中の揺れる少年たち&少女たちの心を描く作品
絵柄もひと昔前風で、とにかく手描き率の高さがすごい
カケアミ、建物などの人工物、コマの枠線まで手描き
管理されたユートピア/ディストピア世界が舞台
そこの学園に通うハイイロオオカミの少年・レゴシが主人公
筆者は2巻まで既読
とんでもない名作の予感
画力も描き込み量も相当なものがある
暫定評価95点
26th.Mar.2018
ビースターズを読んでみた。
■BEASTARS ビースターズ
マンガ大賞2018・大賞受賞
作者 板垣巴留(パル)
刃牙作者の娘らしい
チャンピオン連載中
コミックス最新巻7巻
動物もの、学園もの
ディストピアもの
ケモナー
萩尾望都や70-80年代の正統派〜硬派な少女漫画などを思わせる、
成長途中の揺れる少年たちの心を描く作品
絵柄もひと昔前風で手描き率の高さがすごい
カケアミ、建物などの人工物、コマの枠線まで手描き
管理されたユートピア/ディストピア世界が舞台
そこの学園に通うオオカミの少年・レゴシが主人公
筆者は2巻まで既読
とんでもない名作の予感
画力も描き込み量も相当なものがある
暫定評価95点
*prev □ホームへ #next
T:15 Y:16 TOTAL:46099
*links-etc.