7.善とは何か。後味の良いことだ。※
「カルナ、おわったのか。あれ、一人?」
「A、ああ。他の者は皆帰した。あとは少し片づけるだけだ。」
「ん、じゃあ手伝うぞ。」
「感謝する。」
片づけといってもほんの少し掃除する程度だ。
2人もいれば数分もしないうちに終わるだろう。
「カルナ」
「なんだ。」
振り向きざまにキスをした。
腰を引き寄せ、服の上から割れ目に指を這わす。
「ここでするのか?」
「うん。そっちのほうがどきどきするだろ?」
「オレはどこでも構わん。」
「じゃ、ここでもいいだろ。」
そのままぐりぐりとまさぐると、カルナは眉を寄せ、腰を引いて、そのまま座り込んだ。
その背中から抱くように腕を回し、ベルトを外す。顔が見えないのが残念だが、下着に手を差し込んでみると、カルナの小ぶりなソレが存在を主張していて、興奮してくれているのかと思うと嬉しくなった。
そのまま吸い付く陰花に指を這わせ、くにくにと弄んだら、そこが反応して腕に当たる肉棒が熱く質量を増した。
「入口好きだな。ヒクヒクいってるぞ?かわいいな。」
「ああ、最もお前の形を感じ取れる部位だ。」
「…そっか。」
カルナに言葉攻めは無理だ。あきらめた。
照れ臭くて、少し悔しくて、ぐちょぐちょとずっと入口を責めていた。
数十分後、カルナは慎ましく閉じていた股をM字に開き、鈴口からはもうたっぷりと液体を漏らしていた。
「あ、へっ、や、イッ……!」
腕に熱い白濁がかけられて、カルナの強ばっていた身体がほどける。体重がこちらに預けられた。
その重みが愛おしかった。
いまので二回目の絶頂。まだ学校なのだ、ここでやめておくべきだろう。
カルナの汗と精液を拭い、ズボンを整えベルトを締めた。
「A、お前がまだだろう。」
「俺はいい。」
なにかAの気に触ることでもしたのかと勘ぐってしまって、カルナは口を噤んだ。まだ開いた感覚のある入口と、乾きを訴える最奥に目を伏せて、Aの手を取る。
Aは離すまいと、いつも強く手を繋ぐ。
それは歓喜で、幸福で、愛おしいものだと、カルナは信じている。
← BACK →
bkm