あわあわB※/敏京




「京君酷ーい」
「だっておもろいねんもん」
「お仕置きするよー」
「えー敏弥キモいー」


じゃれ合いながら、広い風呂ん中で逃げよったら敏弥の腕に捕まった。
広い言うても所詮風呂やし。
そのまま敏弥の身体に密着する様に引き寄せられる。
敏弥の膝の上。


「やめぇやー離せー」
「嫌」
「んン…っ」


いきなり、泡ん中で乳首を引っ掛かれる。
ピリッとした刺激が身体ん中に走って、離れ様とした腕をピタッと止めた。
しつこくソコばっか敏弥の指が往復して、身体が熱くなっていく。


「も、アカンて…っ敏弥!」
「何言ってんの。気持ちイイんだろ?」
「ベッドがえぇ…っ」
「京君、泡風呂気に入ってたじゃん。それにもう俺勃っちゃったし」
「んン…ッ」


背中が密着しとる中、わざと勃ち上がったソレを擦り付けられる。


「京君の所為だよ。どうしてくれんの?」
「知らんし…ッ」
「えー?」


何やいきなりスイッチ入った敏弥は、止める気配も無くて。
自分の身体もヤリたくなってもたから、仕方無い。












「ひぁア…っ、とし、敏弥ぁ、嫌や、お湯入る…!!」
「えー?それも気持ちイイだろ?京君淫乱だもんね」
「嫌やぁ…ッ」


風呂ん中で、座ったまま浴槽の淵に手を付かされて敏弥の指が2本、中に入っとる。
開いたり閉じたりされて、中にお湯が入って来る。
嫌がっても敏弥はやめてくれへん。
直腸から湯の温度が直に来て、身体が快感で熱くなってんのか風呂で熱くなってんのかわからん。
いつもと違う感覚に、僕のはガン勃ちしとって。
身体は気持ちえぇって示しとる。


「あッ、ぁ!ダメやってぇ…っ」
「ダメとか言いながら腰振ってんじゃねぇよ。素直に言わなきゃ中にシャワー入れるよ」
「いっ、嫌や…!」
「なら素直に言いなよ。気持ちイイんだろ?」
「あぁあ…っン、気持ち、えぇ…!!ナカッ、凄いぃ…!」
「淫乱」


敏弥の指が乱暴に穴を出入りする。
それでも僕の好きなトコには一切触れられんくて、もどかしくてイくにイかれへん。
指以上のモンで、突かれてイきたい。


「とし、敏弥…っ、入れたい…!なぁ、指や…ッ足らへん…!!」
「えー…どうしよっかなぁ」
「敏弥のでっ、掻き回してやぁ」
「何処を?」
「……ッ」
「京君?このままイきたく無いんだ?」
「僕の…っ…、」


もう嫌や。

敏弥しつこい。
でも早よイきたい。
喘ぎながら、必死に敏弥の方に振り返る。
敏弥も余裕無い顔しとる癖に。


「僕の、穴んナカ…ッ、思い切り突いてやぁ…、一緒に気持ちよぉなろ…!!」
「うん、イイ子」
「ひぅ…っ」


涙が滲む目尻に敏弥はちゅっとキスをして、指を引き抜くと僕の身体を持ち上げる。
風呂ん中。
背中を浴槽に預けて足を伸ばした敏弥の身体を跨がされる。
お互い泡まみれで、向かい合わせで密着した身体は泡でぬるぬるする。
敏弥の身体に乳首が擦れて、触られとるワケちゃうのにそれさえも気持ちえぇ。

「腰、落として」
「ん…ッはぁ…!!」
「あっつー…」
「あ、ぁ、敏弥…っ」


尻の肉を左右に開かされ、屹立した物を入り口に擦り付けられて期待に穴がヒク付く中、自らゆっくりと腰を落とす。
カリの部分で大きく広げられ、入って来る感覚に首を仰け反らせながら一気に腰を下ろす。


「あァ…ッ!ぁン!としや…っ気持ちえぇ…!!」
「ッは、京君の中、凄い熱い…」
「んぁ!とし、敏弥…!」


間髪入れずに、腰を動かす。
敏弥のが深く入って、自分の好きに動けるこの体位は凄い好き。
自分のイイ所に当てながら、敏弥のを締め付けて腰を振る。

湯の中に入っとるから、湯が揺れて音を立て、それと一緒に自分の喘ぎ声も浴室に響く。
気にせんと風呂ん中で喘げる、この状況。
最高やん。


「京君、超ヤラしー…っ」
「ひぁ!あ、敏弥ぁ…ッもっと…!!」
「好きだもんね、此処…!」
「んン…、好きぃ…っ」


暫らく僕の好きにさせとった敏弥は、僕の腰を掴むと一度ギリギリまで引き抜かせ腰を上げさせ、突き上げると同時に腰を引き寄せられた。
大きな快感に、頭が飛びそう。






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