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 ネタ供養(呪術)

いつ書いたかは記憶にないのですが発掘されたので供養しておきます。
呪術夢、転生主、コロナネタです。ぶつ切りで終わる。ほんとに設定だけ決めて書いてみただけっぽいので…

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未来の話、もしかしたら別世界の話かもしれないのだが

2020年、令和2年の記憶がある。


世界が、世間が新たな脅威に脅かされて揺れ動いたその年の夏にぽっくりと逝ったのが自分であった。



過去のその自分の死んだ時に頭に浮かんだのが東京都知事のソーシャルディスタンスだったのが悪いのか。それともイヤホンから流れる青い鳥や動画サイトで一部の界隈で話題になった密ですビートが癖になり無限リピートしていたときに死んだのが悪いのか。音MADというのは1度聞いたら止められなくなる中毒性があるんだよ、という言い訳はどうやら閻魔様には通じないらしかった。いや、この世界に自分をぶちこんだのが閻魔様なのかそれとも天子様なのかは知らないけどあえてこんな仕様にしないでくれ??



「術式が使えるなんて流石私達のこどもね貴方!」
「ナマエ、すごいなぁ」

笑顔で笑う両親が、喜んでいる姿を見ながら天を仰いだ。
両親と自分の間にあいたちょっとした距離。ものすごく覚えがある距離感覚。厳密に言うと6フィート…つまりは2メートルくらい空いている。そうですね、ソーシャルディスタンス!!!具体的には良くレジの前とかで見た距離。前世であの大変な時期過ごして、ぽっくり逝った先。来世でさえソーシャルディスタンスを保てと??

「さんみつをめっせよというのか…COVID-19がまんえんしているわけでもないのに?」


まだふくふくとした手を愕然と眺めながら、子どもが使うには難しい言葉を平然と吐く自分。

改めて自己紹介しましょう。

自分の名前はミョウジナマエ。恐らく最近アニメが始まるとかなんとかで話題になり始めた呪いが蔓延る世界に転生した、コロナが蔓延る世界の術を生得術式として持って生まれてきた若干五歳になる幼子です。やめてくれ。



2021/11/07 22:41
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