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うぐしし:おせち

うぐしし:おせち
「鶯さんちょっとごめんな。」
「構わないが、その鍋は?」
「おせちの昆布巻きだってさ。むこうの机がもう空いてないからこっちに持ってきたんだ。茶をしてて邪魔だと思うけど……。」
「いや、邪魔じゃないぞ。」
「そうか? うーん。じゃあ俺まだ手伝うことあるからさ。」
「そうか。ならば夕餉は隣に座るといい。」
「え、何で?」
「用意している者たちは席に困るだろう。確保しておこう。」
「そっか! 助かる、ありがとな!」

02/02


鶴獅子:寝正月

鶴獅子:寝正月
「寝正月は!驚きが無い!」
「でも主は正月ぐらい帰らせろって実家帰ったしな。」
「主がいなくても出来ること……。」
「妙なことはやるなよなー鶴丸さん。」
「雪景色だからかまくらでも作るか……。」
「おいコタツのみかん持ってくなって。」
「かまくらでみかん食べるぜ!」
「出来上がってもないだろ! いいから大人しく休日を満喫しろよ! 怪我したら誰が手当てするんだよ!」
「獅子王!」
「できねーよ!」

02/02


じじしし:甘酒

じじしし:甘酒
「三日月のじーさん、ほら。」
「おお、甘酒か。」
「なんか手作りだーって主が騒いでたぜ。」
「手作りなのか? よく分からんが、うまいな。」
「だよなー。」

02/02


笠今:新年の挨拶

笠今:新年の挨拶
「新年の挨拶とやら。」
「笠松、ほんまに寒がりやな……。挨拶ぐらいしに行けや。」
「おかえり。土産は? 」
「ただいま! 土産はあるかボケェ!」
「何でだよ!!」
「欲しがるなんて思わんかったわ! 大阪土産そんなに欲しかったんか!」
「欲しかった!!」
「なら送ってもらうわ! 何がええ!」
「食い物!!」
「正月太り……。」
「言ってはならない事を……。」

02/02


笠今:初詣

笠今:初詣
「初詣行くでー!」
「さむい。寝る。」
「却下。ほらさっさと支度せえ。」
「いてっ、頭叩くな。」
「そんな力入れとらんわ。ほらほら、早よせえ。甘酒飲むでー。」
「それが目的か。だったら買ってくればいいだろ。」
「初詣で飲むのがええの。というか飲み食いの事なのに珍しくテンションひっくいなあ。」
「さむいのは駄目だ。」
「弱点やったんか。」
「いや冷え込みやべえ。」
「まあ雪とかな。」
「寝る。」
「させへんでー。」
「コタツに冷気入れんな!」

02/02


マツミナ:鏡餅

マツミナ:鏡餅
「マツバの家の鏡餅は大きいな。」
「ああ、近所の方が作ってくれるんだよ。今年は特に大きいね。」
「いや、確かにそうだが、でも毎回大きいぜ。」
「今年も餅の消費を手伝ってね。」
「もちろんだぜ!」

02/02


マツミナ:お年玉

マツミナ:お年玉
「はい、ゲンガーはこれだぜ。あ、ゴース待った!きみはこっちだ。」
「そういえば、ミナキくんは毎年僕のポケモンたちにお年玉を欠かさないよね。」
「もちろん! 大切なマツバの大切な相棒たちだからな!」
「うん、うん?」
「よし次はフワンテだな、フワンテーどこだー?」
「あ、フワンテならむこうのホウキで遊んでるけど。」
「お、ほんとだぜ! フワンテーおーい!」
「元気だなあ……。」

02/02


マツミナ:元旦

マツミナ:元旦
「あけましておめでとう。」
「あけましておめでとう!今年は元旦に挨拶できたぜ!」
「そうだね、とても嬉しいよ。でも年末の挨拶はなかった気がするのだけどね。」
「それは、まあ、うん。」
「誤魔化す子にはおせち無いよ。」
「ごめんなさい!」

02/02


鶴獅子: 年賀状

鶴獅子: 年賀状
「主が悲鳴を上げてたんだが。」
「あー、年賀状の季節か。」
「主が悲鳴を上げるのが年賀状なのか。驚きだ。」
「すっげえ淡々と言うんだな。」
「職場の人間のリスト見て発狂しててな。ちょっと、流石に関わりたくないぜ。」
「審神者ってそういうの重んじる人が多いらしいからなあ。なんかでざいん選びに毎年苦労してる。」
「印刷するってやつか、前に本を買ってたな。しかし、年賀状自体は悪くない行事だと思うんだがなあ。」
「俺も思う。」
「で、リスト見て発狂してた理由はなんだ?」
「そこ? いや、何か去年のものをそのまま使えないから毎年チェックしてんだよ。んで、そのリスト自体膨大になってるからそのチェックでいつもああなるみたいだけど。」
「審神者って案外入れ替わりが激しいのか。」
「なんか高齢の方とその血縁は要注意って言ってた。」
「よく分からんが大変そうだ。」
「うん。でも俺たちも他人事じゃないからな。」
「何でだ?」
「そのうち住所と名前を書くのを手伝わされる。」
「全て手書きか!!」
「でざいんは印刷なのになー。」

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じじしし:クリスマスツリー

じじしし:クリスマスツリー
「くりすます。」
「そう、クリスマスだってさ。」
「してこれはなんだ?」
「クリスマスツリーだってさ。」
「ふむ。きらびやかだなあ。」
「それで三日月のじーさんの仕事はこれな。」
「これは、星だな。」
「これをてっぺんに付けてほしいんだってさ。」
「ふむ?」
「何か三日月のじーさんがつけたら縁起が良さそうって。」
「そういうものなのか?」
「分かんないけど、主と短刀たちが盛り上がって、なんかそういう話に。」
「俺は星というか月なんだがなあ。」
「確かに。月にしちゃえばいいのにな。」
「よし。ならば主に言ってみよう。」
「そうだな! 主どこにいるかな。」
「台所に行ってみるか。」
「いいけど、なんで?」
「さっき燭台切にたんどりーちきんとやらを頼み込んでたからな。」
「たんどりーちきん?鳥?」
「よく分からん。」
「俺もそんなに詳しくないんだよなあ。でもま、行くか!」
「うむ。」

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