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笠今:鱈鍋

笠今:鱈鍋
「鱈(たら)買うてきたでー。」
「鍋ー!!」
「えらい勢い良く土鍋出してきたな。」
「この為の鍋だろ。」
「最近食い意地張ってきたなあ。」
「お前の釣ってくる魚は美味いからな。」
「これは釣ってへんけどな。」

12/31


笠今:大掃除

笠今:大掃除
「大掃除するでー。」
「おー。」
「まず窓拭きな。次に台所。」
「共用のところ終わったら自室か。」
「せやで。笠松は楽譜の整理をええ加減せえよ。」
「お前こそ本の整理しろよ。」
「資源回収に出すつもりは?」
「ない。」
「よし、そろそろ引っ越しを考えよか。」

12/31


マツミナ:年末

マツミナ:年末
「年末だよミナキくん。」
「じゃあ私はこれで。」
「逃げない逃げない。」
「エンジュの忘年会はもう二度と関わりたくないんだぜ!」
「まあまあまあ、僕の精神安定剤として隣にいて!」
「私は帰る!」
「どこに!あとエンジュの忘年会がみんな怖いわけじゃないから!」
「帰るところはあるからな?!あとマツバの周辺の忘年会はこわい。」
「おばちゃんたちの結婚しろ話つらい。」
「結婚すればいいじゃないか。」
「投げやり!!」
「だって私まで結婚の話がふられる!!」
「続きは今夜お酒飲みながらでも。」
「だから私は帰ると。」
「せめて年末を乗り切るエネルギーがほしい。」
「……酒ぐらいなら付き合うぜ。」
「じゃあそのまま正月まで居よう。」
「急にがめつい。」

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マツミナ:師走

マツミナ:師走
「12月か。もう今年も終わるな。」
「そうだね。師も走る時期だ。」
「マツバの師って誰なんだ?」
「捏造だと祖父だね。」
「メタいぞ。」
「ミナキくんは?」
「私はそうだな。捏造だと祖父だな。」
「同レベルじゃないか。」

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マツミナ:クリスマス

マツミナ:クリスマス
「メリークリスマス!!」
「気が早いよミナキくん。」
「次いつマツバに会えるかわからないからな。」
「電話でもいいんじゃないかな。」
「んんん……まあ……。」
「濁さない。」
「いやー。」
「連絡するね。」
「すみませんでした。」
「努力ぐらいしようか。」
「すみませんでした。」

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鶴獅子:柿

鶴獅子:柿
「柿食え。」
「ふがっ。」
「いいから食え。」
「がふっ。げほっ、おい獅子王。これは何だ。」
「柿。」
「せめて皮を剥いてほしいぜ。全く、一体全体どうしたんだ?」
「風邪気味って聞いたからな。」
「そこからその行動に移ることに驚きだ!」
「そりゃよかったな。じゃ、食え。」
「待て柿を押し付けるな。食べるから、食べるからせめて皮を……!」
「俺皮むき上手くねえんだよなー。」
「だから押し付けるのをやめろ。」
「驚きなんだろ?」
「こんな物理的驚きは求めてないぜ!」
「マジか。」
「真顔をやめてくれ。」
「とりあえず風邪気味なら栄養のあるもの食えよ。」
「それはまあ、その通りだが。」
「さっき主に栄養どりんくを頼んだから、届いたら飲めよ。」
「わかった。」
「じゃあ俺出陣あるから。」
「おう。心配してくれてありがとうな。」
「ん、どういたしまして。」

12/02


じじしし:梨

じじしし:梨
「おーい、三日月のじーさーん。どこだー。」
「うむ。ここだが。」
「あ、いた。」
「それで如何した獅子王。昼寝でもするか?」
「いやしないけど。ほら、梨。」
「おお、剥いてある。」
「そりゃな! だから、ほら。一つ取れって。」
「このふぉーくを使えばいいのか。」
「おう。よし、取ったな。じゃあ俺次に行くから。」
「む。隣に居てはくれぬのか?」
「まあ、そうだな。配るように頼まれてるし。」
「それは他の者に任せれば良いだろう。ほれ、おいで獅子王。」
「何で膝たたいてんの? 配り終えたら戻ってきてやるから大人しく食べろよー。」
「むむむ。」

12/02


笠今:衣替え

笠今:衣替え
「衣替えせえや。」
「え、何で。」
「何でって何で?! いや、衣替えくらいせえや。」
「別によくね。」
「効率的な朝の仕度ができるで。」
「よし、やるか。」
「ちょろすぎへん?」
「朝ってマジで時間ねえしな。」
「いや、笠松は朝早いやろ。」
「その辺ジョギングしてたら時間足りねえ。」
「いや、余裕ありすぎるわ。」

12/02


笠今:栗おこわ

笠今:栗おこわ
「ほらよ。」
「わあ、栗ごはん。いや、いきなりおにぎり差し出してどうしたん。」
「違う。これは栗おこわだ。」
「わあもち米! ってちゃうわ。ワシは理由を聞いとるんやけど。」
「母さんがもち米送ってきた。」
「お母様どうしたん?! いや、だから、ちゃうって言うとるやろ。」
「食わねえのか。」
「……食べる。まあ、おにぎりに罪はないしな。」
「栗おこわだ。」
「そこ訂正せんでええよ。」

12/02


マツミナ:もみじ

マツミナ:もみじ
「今年も紅葉が綺麗だな!」
「そうだね。向こうの道に行こうか。」
「ああ、並木道の方か。あっちも紅葉してるか?」
「すっかりね。まだ紅葉の絨毯はできてないけど。」
「初めの方だから仕方ないさ。次には絨毯もできてるだろう?」
「だといいけどね。」
「また近々顔を出すさ。」
「信用ならないね。」
「ははっ、自分でもそう思うぜ。」
「何日か泊まればいいのに。」
「やけに引き止めるな。」
「実は明後日、宴会が企画されててね。」
「道づれにはなりたくないな!」
「そう言わずに!」
「今日中に旅に出る。」
「夕飯食べていこうよ、ね?」
「そのまま風呂に入り寝てずるずると泊まらされる気がする。」
「仲人おばさまたちほんと押しが強いから……。」
「どんまい。」
「ひどいよ! こうなったらゲンガーたちを。」
「ポケモンは卑怯だろ?!」
「やむおえない。」
「やむおえなくない!!」

12/02


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