美化委員会 | ナノ




「はぁ、はっ…」

「新、3日間喧嘩禁止。…つってもできないよな」

「ん、ふ…」


新は自分のケツから出てくる白い俺が出した精液をきゅうきゅうと絞めてださないようにと頑張っている
それでも広がった穴からは少量白い液体がでてきてしまう

あぁ、なんだか可愛いな、その行動


「新、」

「あおい…」


廊下の汚い床に息を荒げて寝転がっている新の近くに行ってしゃがむ。
ごめんね新、これ仕事なんだ
新の乱れた髪の毛をくしゃっと掴んだあと、頬を赤らめている新を見ながら俺は立ち上がって


「っぐ、ぁあ゛!!」


足で新の腹を容赦なく蹴りつける。
酷い?仕方ないじゃん、こんなことされているのは新の自業自得だろ?

喧嘩したらお仕置きだっつの。学べよ、クソかよ

ツンデレみたいな行動してくれるのは俺にとって嬉しいことだけど
それはそれで面倒なんだよねその度に新さがしてお仕置きしないといけないし


「げほっ、ぐ」

「あー…。弱いね新は」

「あお、」

「それでよくこの学園の不良クラスボスなんてやってられるね」

「…っ」

「あ、もしかしてそのケツの穴使ってボスになったの?それだったら納得だけど」


新の目にまた涙のまくが張られていく。これでやめてくれたら仕事減るしいいんだけど…
あぁ、また泣くかな。面倒だな

ここで気絶させてそこら辺おいとけばいいか。
そう思って鳩尾目掛けて足をふったんだが、


「やめてください」


その声で俺の脚はとまった。
またお前かよ

廊下の角から現れたのは黒髪ショートカットの平下朔(ヒラシタサク)
こいつは新の右腕みたいなものだ、平下は美化委員会のリストには入っていない。
そこまで凶暴なやつじゃぁないからな

たまにキレるけど


「さ、く…」

「新、大丈夫か?」

「まぁ…った」

「行くぞ、手当てするから」


新とは小学校以来の親友らしい
よく新の手当てや尻拭いをしてるとかなんとか詳細に書いてあった気がする

こいつは新の事を好きなんだとさ。
このまえ平下の事犯したらキレぎみに言われたよ、

『新に関わるのもうやめてください!!代わりは俺がやります!!』って
それじゃぁいみがねぇだろみたいな


「あぁ、平下くん。」

「…なんですか」


「弟君は、元気?」

「っ、てめ」

「そう怒らないで?弟君が望んだんだから」


それじゃぁね、と手をひらひらと振ってそこから離れた
比奈はもちろん後ろについてきている


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