君が信じるまで愛を囁いてあげる
君にあげる1
***
「本気なのはお前だけだって」
「…嘘つき。こんなブス死ねって思ってるんでしょ」
「ククク…可愛いって言って欲しいんだ?」
「違っ、もう、本当に信じられないから」
他の女と仲良くするのが気に入らないと拗ねて不貞腐れた彼女の顔が好きだったりする。だから、アカギはわざと妬かせるようにしていつもその反応を楽しんでいた。
「なまえ、愛してる」
「………ッ!」
面白い位に真っ赤になった顔。恥ずかしそうに両手で隠すなまえが堪らなく愛しいと思った。
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