2015/12月
12月22日

今朝もまたあの夢を不可思議な見た。
誰かが呼んでいるあの夢。
あの夢の影響か、ここのところ体調も優れない。
でも嫌悪感のある夢じゃない。
もっと、ずっと、暖かさのある夢。

考え出したら気になってしまって、友人に電話をしてみる。

「ええ、そうなの。・・・そう、・・・え?」

言われて耳を疑ってしまったが、有り得ない話ではない。いや、寧ろ今までのことを考えれば、至極当たり前のことだ。
少し深呼吸。

「ありがとう、うん、・・・平気よ、・・・何かあったらまた連絡するわ」

受話器を置いて、もう一度深呼吸。
考えていても拉致はあかない。
こういうときこそ、行動あるのみだ。

「喜助さん、私ちょっと買い物に行ってきます」

「んー?ボクも行こうか?」

「平気です。ありがとう」

居間に居座る喜助さんの背中に声を掛けて外へ。
鼓動が早くなっている気がした。



23/35


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -