2015/12月
12月6日

今日はクリスマスに向けての飾り付け。
短い期間だけど、こうしてちょっとした飾りを変えるだけでも子どもは喜んでくれるから。

「電飾はこのぐらいでいかがですかな?」

「うーん、ちょっと派手すぎない?風華はどう思う?」

「そうね・・・鉄裁さん、あっちの角のを一つ外してみてください」

「これですかな?」

向かって右側の青く光る星の電飾を外してもらうと、少し落ち着いた。

「ああ、うん。そっちの方がいいな。テッサイ、ついでに青いの全部とっちゃってもらえる?」

「御意」

古めかしい駄菓子屋の雰囲気に、最近流行りの青い電飾はやっぱり合わなかったみたい。

「えー外すのかよー!青いヤツ強そうだろ!?」

「電飾に強いも弱いもないっスよ」

喜助さんはそう言って、ジン太くんの頭をぽんぽんと叩いて宥めていた。



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