ウロボロスは問いかける。オフェストラーは運命を友にして死ぬ。さて、我々も死に急ぐか?

祈りを捧げる銀髪の女性が居た。純白のヴェールを身に纏い、白き法衣を身に纏う聖女のよう。だが、其れは仮の姿。『色欲』を司る大罪の一人、ソキウス。レボルトが軍服を身に纏い、普段は滅多に見せない男性体にして礼拝堂へ入ってみると――ソキウスに嬲り殺されたであろう、人間の死体が散らばっていた。
「神に祈りを捧げていたのか、ソキウス」
「ああ、愉快だった。ゲームと称して人を殺すのは楽しいからな」
「殺すのは楽しい――そうだな、お前は人を嬲り殺すのが得意だからな…所でソキウス、その体-肉体-は――手に入れたのか?」
「丁度若い少女が神に祈りを捧げていてな、肉体を入手する為に殺して甚振りつくした」
成る程、なとレボルトは思う。ソキウスらしいやり方だ。すると彼女は、立ち上がり――レボルトに寄り添う。
「何だ」
「口付けが欲しい」
「懲りない奴だ」
ソキウスの口付けを受け、レボルトは心置きなく受け入れた。神が何を罰しようとも、二人で地獄に逝けるのならもう何も恐れることは無い。永遠とは一瞬であろう、人間も、天使も、永遠である事は全て消えてしまうのに。だが、それでも悪くは無い。虐殺を繰り返す事が、永遠であるのだから。

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