BigBigLove

　その感覚にすぐに負けの旗を振った龍宝は、へそをいじり倒しながらアナルを責める鳴戸の頭に手を伸ばし、ぎゅっぎゅと髪を握る。
「やっ！　イク、い、い、イクッ……！　がまん、できないいっ……！　はあっはっはっはっはっ、おや、ぶんっ！　ああああイクッ！　イク、イク、イック！！」
　そのうちに我慢も限界になって身体が勝手に射精準備に入ってしまう。するとそれを察したかのように鳴戸の責めにも力が入り、まるで擦り取られてしまうかの勢いでＧスポットを撫で刺激してくる。
　こうやってくると、最後のあがきも力を無くし後はもう、鳴戸の赦しに乗っかってイってしまえばいいだけだ。そうすれば、すぐにでも楽になって快感が手に入る。
　その誘惑に負けてしまった龍宝は、足を跳ね上がらせて内股を震わせイキの準備に入る。
「うあっ！　あああっ、うあああイク！　イック、イクイクイクイク、おやぶん、おや、おや、親分イクッ！　イっちまいます、ホントに、イクッ！　あっああああっああっあっあっあー！！」
　下半身に熱が集中し、快感が爆発すると同時に目の前が真っ白に染まり、ちかちかと光ったと思ったらまたしても快楽の波が押し寄せてきてそれに押されるよう、ペニスがぶくぶくぶくっと膨らみ、鈴口からびゅびゅっと勢いよくザーメンが吐き出される。
　何度にも分けてのそれに、龍宝は身体をビグビグと跳ねさせながら射精を思う存分、愉しむ。
「はあっはあっ、い、イっちまってる、イってる、イってるっ……ああああ気持ちいっ！　い、イイッ！　あ、はあっ……！」
　くったりと布団に身体を預け、射精の余韻にどっぷりと浸っていると、身体を伸び上がらせてきた鳴戸に唇を奪われてしまい、触れるだけのそれを何度も施される。
　柔らかで遊んでいるようにも思えるそれに思わず笑んでしまうと、首元に顔を埋められ首筋を丁寧に舐め上げられる。
　そして耳元で囁くように言葉を投げかけられ、その内容に思わず赤面してしまう龍宝だ。
「思いっ切りイったな。エッロい顔してイキやがって、どの女よりもイキ顔が色っぽいって犯罪だぜ。かわいこちゃんにどんどん磨きがかかってくな。お前は俺が抱いたどの女よりも、キレーで艶っぽいぜ」
「や……止してください。恥ずかしい……」
「ココをこうして舐めるとさ、お前は乱れるだろ？　その様がなあ……すげえわけよ」
　鳴戸の唇は首元からだんだんと下がってゆき、ザーメン飛び散る下腹を舐めつつへそを大きく舐めてくる。
　イったばかりで身体が敏感になっているところにこの刺激は強い。思わず大声で啼いてしまう。
「んあああっ！　やっやっ、おやぶんっ、おやぶんっやっ！　今そこ舐めるのはだめですっ……だめっ、感じるっ！！」
　のどを反らせて喘ぐと、さらに窪みに舌先が入り唾液が溜まるほどに舐めしゃぶられてしまい、イったばかりだというのにペニスがすぐにでも復活して硬くなってゆくのが分かる。
「だ、めっ……また、またイクッ！　へそで、イっちまいます！　だ、めえっ……止してください！　そんなっ……！」
「いいぜ、へそでイけよ。こうして欲しいんだろ？　して欲しいって言いな。イイコなら言えるよな龍宝」
　そう言ってへそを何度も大きく舐められ、快感を手にしながらなんとか気を紛らわそうとするが、それは上手くいかずとうとう、降伏の言葉を口にしてしまう。
「うっく……んくっ、はあっ……へ、へそっ、へそをもっとたくさん、舐めてくださいっ……！　窪みがすごく、感じるからっ、はあっ……窪み、くぼみをもっとっ」
　言い終わるなり、顔を真っ赤に染めてそのまま横へ背けるとぢゅっとへその横へ吸いつかれちりっとした痛みが走る。これは、キスマークをつけられた時の痛みだ。
　だが、これちっとも悪い気分などしなくて寧ろ、鳴戸のモノだという明らかな印として付けられたのだと、自慢したいくらいだ。
　ちょっとした優越に浸っていると、本格的なへそ責めが始まる。
　まるで乳首を責めるようにぢゅるるるるっと吸引音を立てながらへそに吸いつき、何度も何度もへその上を往復して舐められ、窪みにいたっては尖らせた舌先で抉るようにして舐めしゃぶってもきて、もはや悶絶の龍宝だ。
　つい先ほどイったばかりのこの敏感な肌に、弱い部分であるへそをここまで責められては成すすべなく快感を訴え啼くしか龍宝にはすることがない。
「うあああっ！　あああっ、んっんっんっんっ、ああああ！　ソコ、ソコもう止めてください！　ホントに、またイっちまいます！　い、い、い、イックッ……！」
　込み上げてくる射精感。
　しこたま与えられる快感に、触ってもいないペニスからザーメンが吐き出されるそのメカニズムは分からないが、とにかく何かが来る気がするのだ。
　訳の分からない快感がいま、龍宝を襲いつつあった。
　さらにそこからへそをいじられ、イかせようとしているのが丸わかりなほど執拗にへそを嬲ってくる。そこは鳴戸の持つ熱でしっかりと熱くなり、まるでチョコレートのように溶けてしまいそうだ。
　鳴戸にしてみても、まるで何か美味いものに夢中になっている子どものように、幼げに龍宝のへそを舐めてはキスしたりして、何とも愉しそうなものだ。
　しかし確実に快感は身の内から湧き上がってきており、射精とはまた違った何か気持ちのイイと感じるものがやって来る予感に、恐ろしいようなはたまた期待のような気持ちが頭を擡げてくる。