キレイなおにいさん

　鳴戸はそれを分かって、責めてきている。
「はあっ、お前のココ、すっげえ美味い。肌の甘い味がたまんねえな。ん？　龍宝」
「やっ……おやぶんは少し、いやらしすぎますっ」
「いやらしい俺が好きなんだろうが、お前は。言ってみろ好きって。ほら、もっと舐めてやるから」
「やっ、あっ……おやぶんっ！」
「言えって、いいから」
「んっんっ……き、きもち、イイッ……もっと、おやぶん」
　つい甘えた声が出てしまい、羞恥に顔を染めると乳首ではなく唇に吸いついてきて何度も吸われ、口を開けるよう舌先でノックされてしまい薄っすらと開けるとぬるりと唾液を纏った舌が咥内へと入り込んでくる。そのまま大きく何度も舌を舐められ、柔く食まれそしてぢゅっと音を立てて吸われる。
　何度もなぞるように繰り返され、キスだけでもすっかりと蕩けてしまう龍宝だ。
　その唇は暗黙の了解のように首筋を這い、そして乳輪と乳首両方を口に含みちゃぷちゃぷと音を立てながら吸っては舐めてくる。
「はああっ！　は、あっ……や、だめです、おやぶんだめ、気持ちイイッ……だめ、だめです」
「なにがだめなんだよ。イイ、の間違いだろうが」
「感じ、ちまうから、だめ、ですっ……！」
「だからイイんだろ。エロいクセになにがだめだよ。ほら、もっと感じるトコ、ココだろ？」
　唾液の痕を残しながら、舌は乳首から胃の辺りへと行き着き丁寧に舐められる。ソコでも充分感じるが、問題はその下だ。
　つつっと舌先を尖らせ、行き着いた先はへそで両手でがっちりと身体を固定され、その上でじっくりとへそを責められる。
　窪みの上を何度も舌が這い、凹んだ部分に舌先が入り舐め回され快感が次から次へと身の内から湧き上がってきて、その刺激はすべてペニスへと向かう。
「ああっ！　あっあっあっあっ！　んっ、あぁっ！！　やっ、おやぶん、おやぶんっやっ！！　き、きもち、気持ちいっ！　あっ、イイッ、んっイイッ！　はあっはあっ、イイッ！」
「やーっぱイイんじゃねえか。エロいな、お前。すっかり顔が蕩けてんじゃないの。ん？　かわいいツラ晒しやがって」
「はあっはあっ、おやぶん、すき。すきです、おやぶんの、愛撫……すごく、好き」
「もう飛んでんのか。早いなー、今日はアッチに行くのが。そんなにイイか？」
　何度もこくこくと頷くと、じわっと鳴戸の表情に欲情が浮かび上がる。
「下、脱がせてもいいな？　直接いくぞ」
　下着に手がかかると、一気にするりと足から抜かれ全裸の龍宝のできあがりだ。足を横向きにして布団に倒れていると、剥き出しになっている尻から腿の辺へ向かい大きく何度も舌が這う。
「やっぱ美味い。オマエの肌。すっげえ、なんかクセになるな。美味すぎて止まんねえわ」
　ちゅっちゅと尻の盛り上がりに何度も口づけられ、ちゅっぱと吸われその唇は腿まで行ってきつく吸われ鬱血痕をつけられる。
　そのうちに足がキスマークだらけになり、快感と興奮で息が上がってしまい、大きく呼吸しながら下半身の愛撫に余念がない鳴戸を見る。
「はあっ……おやぶん気持ちイイ、です。すっごく、イイッ……も、イキそうなくらい、感じてます」
「んじゃ、本命のココいってみるか。未だイクのは早いぜ。もうちょっとくらい遊ばせろって」
　片足の膝に手がかかると、一気に足が割り開かれＭ字体勢へと持っていかれ、中心に息づく完全に勃起したペニスがゆらっと揺れる。
「フルボッキじゃねえか、このエロ小僧」
「み、見ないでくださいっ……！　や、やっ！」
「なに今さら恥ずかしがってんだって。お前がエロいことくらい知ってるっての。ココ、こうだろー？」
　ペニスを避け、内腿を余すことなくベロベロに舐められる。際どいところまで舌が行くのだが、絶対にペニスに触れないそのじれったさにも感じてしまう。
　腰を捩らせて身体から快感を逃そうとするが、まるで引き止めるよう伸び上がってきた鳴戸に唇を塞がれ、その手はペニスを握り上下に激しく扱いてくる。
「んっ！！　……んっ、んっんっんっんっ！　あむっ、んむっんむううっ……は、は、おやぶんっ！　やっ、やっ、きもち、きもちいっ！　い、イイッ！　あっイイッ！！　ん、イイ、よおっ！　はんんっ！」
　カウパー液が大量に滲んでいるのか、扱かれるたびにくちゃくちゃといった粘着質な音が立ち、亀頭を潰すように扱かれると急激に射精感が込み上げてくる。
　今度は乳首を食まれ、そのまま亀頭責めされたまらない快感が身の内から湧き上がり、内股ががくがくと勝手に動いてしまい、下腹も蛇腹のように波打つように動き、ぜいぜいと呼吸しながらなんとかイってしまうのをこらえようとするが上手くいかず、快感だけが身体にうず高く積もってゆく。
「だめっ……ああああイクッ！　おやぶんイクッ！　イっちまううううっ！！　ああああ気持ちイイッ！！　い、い、イイッ！　あっイクッ！　おやぶんイクイクイクイクッ！！　ああああイックうううう！」
「んっ？　もうイクか？　まあ、いいだろ。イけばまたイかせるまでだしな。よし、イけ龍宝！　エッロい声出してイっちまえ！」
「ああっ、そんなっ、そんなっ、あっ！！　んあああ手、手ぇ早くされるとッ……い、イクッ！　イっちまうううっ！　あっあっあっあっ、い、イクッ！！」
　さらに苛烈を増す亀頭責めに、そろそろ本気で限界を迎えつつある。