2.運命って、最高。
俺の名前はナツ・ドラグニル。
今日から妖精学園高等部二年生だ。
なんかテキトーに勉強したら気がつけば学年二位だった。
クラスも秀才クラスの2-A。
そういえば俺の友達は全員最低のDクラス。
チャラチャラしてるやつらでAクラスは俺だけカモ。
「あ、ナツ!一緒のクラスだね!!」
一番前の席から手を振るのは俺の彼女のリサーナ。
リサーナとは一ヶ月前に付き合いはじめたんだ。
「おーう」
だが、最近嫌気がしてきた。
俺ホントに軽い男だなって思うよ。
でも、
このまま軽い気持ちで付き合うくらいなら、
振るほうがいいと思う。
このクラスにはがり勉ヤローがたくさん。
彼女なんて・・・・・・・・・
っと、忘れてた。
超美人の上玉が1人、いるじゃねーか。
「席について〜〜」
担任の声がする。
俺は担任がミラだと確信すると、ふと横をむいた。
(あ)
腰までのびた綺麗な黒髪。美人で文武両道の女。
(セナか・・・・)
こいつは上玉だ。
絶対俺の女にしてやる。
ターゲット、きーまり。
たまたま隣の席がターゲットって、
これは、運命なのか?
あぁ、
運命って、
最高。
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