-2013


21/6/5(Sat) 01:38  
写真を撮り始めてから、もう12年は経つと思う。父親から不要になったコンデジをもらって、なんとなくシャッターを押していた頃も合わせれば、もう少し長いかもしれない。わたしはずっと、死に直面した人を撮り続けていたし、わたし自身、やり場のない虚しさや、漠然とした苦しみ、フラストレーションを撮影という行為にぶつけていたのだと思う。今はまあまあ穏やかになって、まあまあ落ち着いて、なんというか、全てにおいて「まあまあ」の生活をしている。だから撮れなくなった、というわけでもないのだけれど。わたしは苦しんで撮ることしか知らないから、時々、どうしようもなく迷ってしまう。穏やかになりつつある自分の生み出すものを受け入れられる日が、いつかは来るのだろうか。来るといいけれど。眠剤飲んで支離滅裂だ。ラボナを飲んだあとに文章を書くのはよくないね?写真が撮りたいというきもちは嘘じゃない。嘘じゃ困る、わたしはどこにいるのだろう、わたしが本当に撮りたいものって?何もわからない。眠たい。じゃあ、おやすみ。おやすみなさい。まぶたが溶けてしまいそう。
 




21/3/29(Mon) 23:53  
花も草も、まっとうだ。そこに在る。草よりもこのわたしは下等だ。命に貴賎はないと言われても、とにかく、わたしの存在は、この世界に於いて、どうしようもなく希薄で下等だ。
 




21/2/22(Mon) 12:40  
朝起きて、コーンフレークにヨーグルトをかけて食べた。今朝は天気がいい。昨晩から、どうしようもない希死念慮に襲われている。御茶ノ水で乗り換え、向かいのホームで電車を待つ間、総武線に飛び込んでやろうかと考えて、何千人にも迷惑を掛けるだなんてと思いとどまった。きっと、私は、私が私の友人と会うことに背徳感を感じているのだと思う。私だけが楽しむなんて狡いんじゃないかとか、帰宅して家事をしながら、いつも、私だけが楽しんでしまってごめんなさい、ごめんなさいと、頭の中で懺悔がリフレインする。私は、あなたのお腹にしゅると入り込んで、一つのニンゲンに成れたらいいと思う。すべてを言葉にするでもなく分かり合いたい。言葉なんかあるだけ無駄だ。文学なんか何にもならない。誰も救ってくれやしません。楽に死にたい。私だけがいつも悲しいフリをしている。ノウミソに罅が入ったみたいだ。頭が割れそうなほど痛い。窓の外は泣きたくなるほどの晴天。洗濯物が揺れている。猫が通る。私だけが悲しいフリをしている。小指の先で足りるあなたのことがひとつもわからない。クソ、全部どうでもよくなってきたな。ああそう。あっ、そ。
 


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