たったの六畳半も一人いないだけで大分広く感じてしまうな ものが殆どないから余計に。深夜0時をまわってただいま電話に出ることが〜、の音声に打ち拉がれていた。メールは毎日送りつけてくるのに. 返信をしない私に嫌気がさしたのだろうか。不眠症をぶら下げた天井を見つめている。いくつかを摘んでは指先で潰す 昔のあの人 どうして今触れたのか 今のあの人 どこへ行ったのか。早く帰ってきてねと声を掛ける。どちらにも寄り掛かれない 歩み寄られたって、手が伸ばせない。
 





死にたい季節ばかりが美しい
 





どこにもいけないな 泣きたいのは一緒だ 傷ついてるのは君? 悪いのは私か ならもういいかな、誰のこともいらないなあ迷惑をかけるくらいなら関わりたくないし 無難な人間になりたいと言う。早く、時間が止まってしまって途方にくれて躊躇う事なく飛び降りられる日がくるといいね。笑う彼を 泣く彼を嗤った、汚い 最低な感情ばかり渦巻かせて、死んだ方が幾分か賢明な気さえもする
 


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