どうしようもない日常は続いていく、どこまで行っても先がない、一緒にいたいと行ってくれる彼は、どこへいるのだろう。横で寝息を立てている筈なのにどこへやら、見失ってしまったような気持ちで物悲しくなってしまう。あなたの睫毛に少し涙が溜まっているのをみた。
この時間になるとどうしたって涙もろくなってしまっていけないな。眠っている腕にしがみついて、涙を流すのに、理由なんてきっとなくって、少し目を覚ました彼がそっとわたしの頭を撫でるたびに嗚咽が止まらなくなる。
このままでいいんだろうか。空っぽのままでいいんだろうか。信じてもいいんだろうか。愛おしくてしょうがないんだよ。確かに、愛しているんだよ。