図式


ヒマラヤ支部、広場。
「オソージお疲れ様でしたぁ」
任務を終え、支部に戻ってきたゴドーとニヴ。
受付に居るであろうカリーナに報告を済ませようと、歩を進める。
「報告書何ですけどぉ、これ…」
今回の任務の報告書について尋ねようとしたところで、喧騒が聞こえてきた。
どよめきに目を向ければ、受付の前で言い争うリュウとレイラ。
二人を前にして、カリーナは苦笑いを浮かべている。
「きょーもリューとレーラは元気だね〜。私も加わって、第三勢力トージョーってなったら、どーなるかなぁ?」
人差し指を立て、ゴドーに目配せする。
歩みを止めずにいれば、カリーナがこちらに気付いたようだ。
カリーナが声を発する前に、ゴドーが口を開いた。
「そうだな…、見てみたいから加わってみてくれ」
「りょー!」
「わー!!これ以上事態を引っ掻き回さないでくださいニヴ!ゴドー隊長も適当に返事しないでください!」
駆けだすニヴに、カリーナが慌てて制止に入った。




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