「え?コーチが居ない?」


「そうなんです。だからどうしましょうかって話をしていました。まぁ俺達でどうにかなる問題じゃないんです『コーチ連れてくればいいの?』






―――――はい?






木兎さんの突拍子もない発言に、一度は固まる。
いや連れてくるって……。






「あの…コーチですよ?新入部員じゃなくて。わかってますか?俺達を指導してくれるコーチです。」


「わかってるし!俺知ってるよ!バレーめっちゃ詳しくて、んですっげー上手くて、教えるのがすっげー上手い奴!

まだ校舎居ると思うし、ちょっと連れてくるわ!!」


「え!?あっ木兎さん!!!???」






皆の静止を聞かずに体育館を飛び出していく木兎さん。






「なに、木兎一体誰連れてくんの…?」


「誰かいたか?先生でバレーに詳しかった人って。」


「俺の知る限りじゃいないなぁ…。」

 




皆が腕を組み考えている時。

だだだだっと走ってくる音が徐々に近くなった。




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