「すみません、家の前まで送っていただいて……。」


「平気平気。一駅だったし。暗い夜道に一人で帰す方が心配になるしね。」


「有難うございました!今度何かお礼させてくださいね!では、お休みなさい、赤葦さん!」


「別に平気だって。また明日ね、お休み黒月。」





彼女が家に入ったのを確認して、俺は再び駅に向かう。

ずっとバレーばっかだったし、こうしてマネージャー以外の女子と一緒に帰ったりとか話したりするのとか真面目に久しぶりだった気がする。


でも、悪くはない。
同じセッター同士だし、話は合うし。

それに、笑った彼女は可愛いと思うし。






「はー……。 幼馴染か ……。」





なんか、木兎さんが羨ましいな ―――――……。










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