「これはレギュラー専用メニューです。基本朝練はサーブ100本、レシーブ30本、フライング5周。これを朝練時間内に全員こなしてください。ジャンプサーブだろうがフローターサーブだろうが100本です。 午後は前半に個々でのメニューをこなしてもらい、後半は全体練習をします。 個々でのメニューは朝練が終わった後レギュラー陣には配りますので、宜しくお願いします!」 『(マ、マジで言ってんの!!!???鬼か!?見た目とはかけ離れた鬼か!?)』 「うおおおおお!詩織のメニュー久しぶりだぜー!!燃えるーー!!!!!!」 『(いや、お前だけだよ……!!!)』 「………。」 朝の練習が終わればレギュラー全員に配られる資料。 それを見て一同は驚愕していた。 「おいおいマジかよ………。」 「うわぁ…苦手なのバレてんだけど色々!!!」 「っつか昨日少し見ただけでなんで分かるんだよ!」 「ん〜詩織ってさ、もう視るだけでその能力が数値化されるんだよね。ここが足りない、ここは伸びる。っていうのが視えるんだって!前に言ってた!」 『いやいや、なにさらっとすげーこと言ってんのお前!!!』 両親がトレーナーで、小さい頃からずっと一緒に見てきて身に着けた能力、か。 これ、逆にこっちがお金払いたくなるような内容なんだけど。 本当に15歳!? っつか……こんなの、バレーやったことないと分からない事ばっかり書いてるじゃん。 ← → back 44/11 |