★7話★ 「詩織ちゃん、黒尾さんこっちですこっち!」 「おー久しぶりだなー二人とも!!」 「おはようございます木兎さん、赤葦さん!」 「わりぃ、ちと遅くなっちまったかな。」 「まぁ早朝ですし。詩織ちゃん電車大丈夫だった?」 「吃驚しました……あんな満員電車に乗るの初めての経験でした…。」 「だろうな!よし!今日は楽しむぞーー!!!!!!!!!」 ――――事の発端は、赤葦からきた電話だった。 丁度練習も終わり、研磨とも別れ詩織と歩いてるとき。 「ん、わりぃ電話。もしもーし、おう赤葦?」 【お久しぶりです。もう部活終わりましたか?】 「おー今帰ってる最中。」 【じゃー詩織ちゃんも一緒って感じっすかね?】 「隣にいるぞー。」 「赤葦さん?」 「そそ。で?どした。」 【実は、次の祝日なんですけど、二人とも空いてたりしませんか?】 「次?あー練習は休みだけども。詩織、お前次の休みってなんか予定入れてるか?」 「え?えーっと…特になかったと思います。」 「空いてるってよ。俺も。」 【ならよかった。知り合いにディ〇ニー〇ンドのチケット4枚譲ってもらったんです。もしよければ俺と木兎さんと、そっちの二人で行きません?】 「ディ〇ニー!?ちょ、まって……なぁ詩織。赤葦がディ〇ニーのチケット取れたんだって。んでよかったら赤葦達と俺と4人で行かねぇ?…って。」 「え!?ディ〇ニーですかっ!!い、行きたいです!!行った事ないので!!是非!!!!」 【ふふ、嬉しそうな声充分聞こえました。……どーせ黒尾さんの事ですあれからなんも進展ないんでしょう?感謝してくださいよ!!】 「うっせ…!!!……でも楽しみにしとくわ。んじゃ」 「わーっすっごく楽しみです………!!!」 めちゃくちゃ目をキラキラさせてる詩織をみて、矢で打ち抜かれたほど萌え転がりたい衝動に駆られている俺。 家に帰るまで我慢だ我慢!!!!!! ← → back 175/61 |