「わりぃな…お袋あーいうやつなんだ…あんまり気にしないでくれな。」


「いえ、とても賑やかで、楽しかったです!」


「ん、ならよかった。」





隣とは言え、俺はマンションの入口まで詩織を送る。





「……でも、嘘じゃないですからね。」


「おう?何がだ?」


「黒尾さんは、とっても素敵な方だと思います。彼女になった方は、きっととっても幸せなんでしょうね。少し……―――羨ましいです。」


「―――――それって『じゃ、帰ります!また明日学校で。おやすみなさい!』






詩織はぺこりとお辞儀をして中へと入っていってしまう。




おいおい ……今の反応なに!!!?????

それ超期待しちゃうやつなんだけど!!!!!!!!!!!!





やばい、顔が、熱い。



 ―――――心臓が、 煩い    。










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